BtoBマーケティングにおけるリードジェネレーション(見込み顧客の獲得)施策として非常に重要な展示会。私たちも、先日の「Japan IT Week 春 2014」に出展しました。見込み顧客獲得の効果を高める要素のひとつとして、ブースへの集客や名刺獲得に効果を発揮する「
ノベルティ 」があります。 私たちも、出展のたびにどんなノベルティを作ろうか悩んでいます。そこで今回は、Japan IT Week 春 2014で配布されていたノベルティのうち、人気だったノベルティを(独断と偏見で)ご紹介します。今回ご紹介するノベルティは、イベント全体のほんの一部ですが、
など、ノベルティ検討のヒントになるお話も取材してきました。展示会に出展する企業様のご参考になれば嬉しいです。
なんとなくでは目立てない?ノベルティ選定のポイント 無料で配布するんだからみんなもらってくれるだろう…というのは間違い。来場者がまわれるブースの数には限りがあるので、事前に訪問を決めていたブース以外は、よほど目についたところにしか来てくれません。ノベルティを集客に使うときも然りで、今やちょっとやそっとの品物では見向きもされないのです。
NEXWAY(ネクスウェイ) × ワンタンスープ 数あるノベルティの中でも一際目を引いていたのが、ネクスウェイの「ワンタンスープ」。展示会に出展していた「
DMソリューションサービス 」は、ダイレクトメールの企画から発送をトータルにサポートしてくれる便利なサービス。
どうしてワンタンスープにしたのか気になるところですが、
1番の理由はサービスとの親和性 。このサービスは、ウェブサイトから3分で発注できるのが特長で、3分でできるという共通項を持つワンタンスープをノベルティに選んだそうです。
「私たちのサービスは、何度も継続して使っていただくサービスなので、愛着を持ってもらえるような楽しいものを考えています。」とは担当の方のコメント。素晴らしいです。
あっさりなスープにつるんとしたワンタン。おかわりしたくなるおいしさ
Cybozu(サイボウズ) × ポップコーン 広い会場を歩いているとなんだかいい匂いが…。
サイボウズOffice や
Kintone を提供するサイボウズ株式会社は、なんと現地でポップコーンを調理、配布していました。ノベルティ選びで重視しているポイントは、
ブースのテーマに合っているか どうか。ブースを見渡してみると、テーマパークを彷彿とさせるかわいらしいデザイン。ポップコーンはなるほど納得のノベルティです。過去には和風カフェ風の「
サイボウズ茶屋 」でお茶を配布するなど、全体の統一感を大切にしているサイボウズ。ノベルティ単体ではなく、ブースのデザインからスタッフの衣装に至るまで統一感を持たせることで、来場者に強い印象を残せそうです。
フレーバーは基本の塩味。ポップコーンはやっぱり塩ですね
ノベルティの効果を測る指標が知りたい! 企業が展示会に出展する目的は様々ですが、その最終目標は「売上アップ」ではないでしょうか。展示会もまたマーケティング施策のひとつなので、費用対効果の検証は不可欠です。ではノベルティの効果はどんなもの?というのは、結構難しい質問です。いくつかの出展企業様から、費用対効果の計算方法を伺うことができました。
野村総合研究所 × 女性向けグッズ 野村総合研究所 では、お香や入浴剤など、女性向けのノベルティを配布していました。しかし、ターゲットは女性ではなく男性とのこと。その理由は、ノベルティ選定のポイントを「オフィスや家に帰った時に、部下や家族にプレゼントできるもの」にしているから。展示会は毎年来場される方も多いので、こういった配慮はありがたいですね。
気になるノベルティの費用対効果はというと、ノベルティ単体ではなく、
ブースの装飾など含めた出展費用全体 と受注数によって判断しているそうです。ブース装飾やノベルティの規定は展示会によってさまざまなので、この評価方法は多くの企業で採用されています。
費用対効果の計算方法 展示会費用(出展費用、ブース装飾、ノベルティ制作など) ÷ 受注数
左から、入浴剤、お香、ホチキス。オフィスで人気者になれます
横河レンタ・リース × ウェットティッシュ シンプルでかわいいデザインのウエットティッシュを配布していたのは
横河レンタ・リース 。ノベルティの評価指標には名刺の交換数を採用。ノベルティのコストと名刺の交換数によってCPAを計算し、効果の高いノベルティを選定しているそうです。
ちなみにノベルティ選定のポイントは、過去の実績から「
季節に合ったもの 」「
サービスイメージを印刷できる大きさのもの 」なんだそうです。ボールペンなどは単価が安いけれど、ありきたりすぎて来場者の引き込みには効果が薄く、CPAはそれほどよくないとのこと。とても具体的なお話を伺うことができ、非常に勉強になりました!
費用対効果の計算方法 ノベルティ制作費用 ÷ 名刺交換数
季節にちなんだノベルティは人気なんだそうです
ラクス × ドリップコーヒー さて、メルラボを運営している私たちラクスも、メール配信システム
「配配メール 」 と、メール共有・管理システム
「Maildealer 」(メールディーラー) の2システムを出展、ノベルティを配布しました。今回のノベルティはドリップコーヒーでした。おかげさまで最終日の午後には用意した全てを来場者の皆さまにお渡しすることができました。
ちなみに、ノベルティの費用対効果の計算方法は検討中…。今回、実は私たちが一番勉強させていただきました。ご協力いただいた企業の皆さま、どうもありがとうございました!
5月ということで鯉のぼりを描きました
今回ご紹介した企業のノベルティは、実際に現地で「欲しい!」と思ったものばかり。展示会のノベルティを考えるときには、ぜひ参考にしてみてくださいね!
展示会で獲得した見込み顧客のフォローメールを効率化したい方は、簡単な操作でのメール配信システム「配配メール」のページもぜひご覧ください。
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