メールマーケティングの歩みを振り返る。メルマガ20年史

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メルラボに歴史あり。いわんやメルマガにも。

私がこのメルラボという場所でコラムを連載するようになってからずいぶんな時間が経っています。思えば長い間、メールマーケティングについて語らせていただいてきました。とはいえ、メールマーケがネタである以上、その主軸となるメールマガジンはさらに長い歴史があるのです。

3月は新生活を迎えるための変化の季節。そんなわけで今回はメールマガジンの歴史について一度振り返ってみたいと思います。

そのときメルマガはどう動いた?メルマガ年表

インターネットのはじまりからその存在が確認され、いまなお、活用されているツール、それがメールです。そしてその最初期の頃からメールマガジンというマーケティングツールは活用されてきました。メールマガジンとはいわばインターネットにおける最古のマーケティングツールと言うことができるのではないかと考えています。

しかし、それだけの長い歴史があれば、当然変化も多くあるもの。その時代時代に応じてメールマガジンはその目的や姿を変えてきました。今回はそんなメールマガジンの変遷の歴史について改めて振り返ってみたいと思います。

2000~:【創生期】ユーザーコミュニケーションが容易にできる気軽なメディア

メールマガジンがその姿を表し、注目されはじめたのは主に2000年あたりのことだと思います。正確に言えば、かの有名なメルマガプラットフォームが誕生した1997年頃と言えるかもしれませんが、一般的になったのは2000年頃なのではないでしょうか。
今も昔もメールは重要なコミュニケーションツールですが、この創生期に関しては特にコミュニケーションとしての側面が強いでしょう。まだメールアドレスを取得している人も少なく、ユーザがコミュニケーションに飢えていたころで、メールマガジンも広告というよりは、ユーザとのやり取りを重視したものが多かったと思います。

2005~:【黎明期】情報発信を素早く行えるプッシュ型ツール

2005年からはメールアドレスを持っているユーザも増え、メールマガジンは別の側面が注目されはじめます。それは、情報発信ツールとしての優位性です。このコラムでも何度もお伝えしている通り、メルマガは企業側から情報発信を行える唯一のプッシュ型ツールです。メールアドレスを取得している人口が増えたことにより、その優位性に注目が集まりました。
特に昔ながらのDMなどに比べ、準備に要する時間や費用などのコストパフォーマンスが高いことから企業側がこぞって販促ツールとして使用するようになってきます。

2010~:【発展期】WEB施策との連携ツール

この頃には企業の広告ツールとしてWEBサイトはもはや当たり前のものとなり、日本のSNSのパイオニアであるmixiが全盛期を迎えはじめています。
こうした時代の変化を受けて、メールマガジンはそれら様々なメディアとユーザをつなぐ連携ツールとしての側面が高まってきます。ECサイトにせよ、WEBメディアにせよ、更新した情報をメールマガジンで確実にユーザに届け、WEBサイトへの流入を増大させるためのツールとして重宝されることになります。

2015~:【円熟期】ユーザ状態やアクションに合わせて使う戦略的メディア

2008年に登場したiPhoneからスマホが普及しはじめ、スマホ保有台数がついにガラケーを抜くのがこの時代。加えてFacebookやTwitterなどSNSが活発になり始めるのもこの時期です。ユーザ自身が情報を選ぶことができ、コミュニケーションツールも多様化していったこの時代は、ある意味ではメルマガの冬の時代とも言えるかもしれません。
しかし、情報が飛び交い、大勢のユーザと一斉にコミュニケーションが取れてしまう時代に、One To Oneでコミュニケーションが取れるメルマガの重要性はむしろ際立つことになります。情報もコミュニケーションも多様化する時代に、メールマガジンはあえて、情報や相手を絞ることに優位性を見出し、よりパーソナライズされて現代へといたります。


いかがでしたでしょうか。このようにメールマガジンは時代やツールの変化に合わせ、徐々にその形態を変えながら、現在まで連綿とその歴史を積み重ねてきています。これから先もメールマガジンはその姿を変えながら、生き残っていくのではないでしょうか?
次回はそんなメールマガジンのこれからの姿について、考えてみたいと思います。

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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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