BtoBメルマガのネタ選定・文面作成のコツは?4社のノウハウ大公開!【イベントレポート】
- 事例/インタビュー
「メールマーケティングで成果が出ている企業の事例を知りたい」「他社の配信内容を見てみたい」と思ったことはありませんか?
当メディアを運営する「配配メール」では先日、他社のメール配信施策事例を見ることができるイベントとして「御社のメール見せてください!! ~BtoB企業編第5弾~」を開催しました。
今回も多くの方にご好評をいただきましたので、イベント内容を一部抜粋してご紹介します!
なお、本イベントは2024年11月18日~20日にアーカイブ配信を予定しております。視聴をご希望の方は以下のページよりお申し込みください。
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多くの企業のメール施策ご担当者様は、知見のある先輩社員や知り合いが身近にいない中で、試行錯誤しながら業務をおこなっておられます。
そのため、「自社のメールのよしあしが分からない」「改善の余地があるのか、改善方法はなんなのか分からない」といったお悩みや、「他社のメールを見てみたい」といったご要望の声を日頃たくさんいただきます。
そこで、メールマーケティングに取り組む企業様にお声がけし、自社のメール施策についてご紹介いただくイベントを企画しました! 大変好評なイベントとなっており、今回は5度目の開催です!
<登壇者>
・スマートキャンプ株式会社 倉光 悠斗 様
・株式会社シャコウ 太田 翔葵 様
・株式会社Bizibl Technologies 堅田 遼 様
・株式会社ラクス (配配メール) 宮坂夏生
最初に、インサイドセールス代行サービス「BALES」を運営するスマートキャンプ株式会社様のメール施策についてお話しいただきました。
スマートキャンプ様では、集客・ナーチャリング・セールスと3つの目的に分けてメールの配信をおこなっているとのこと。本イベントではまず、集客メールで工夫しているポイントをご紹介いただきました。
特にファーストビューを重要視されているようで、目を引くように画像を入れること、ファーストビューにCTAを設置することは必須にしているそうです。
画像:スマートキャンプ株式会社様の講演資料より
ファーストビュー・要件・詳細という3つの構成で型化し、別のセミナー集客メールでもコンテンツさえ変えれば簡単にメルマガ作成できるよう効率化されています。
ナーチャリングメールに関しては、提供しているサービスの領域(インサイドセールス)に関するお役立ち情報をインサイドセールスのメンバーが書いて配信しており、配信するたびに好意的な返信が来るといいます。メルマガを作成する前には以下の画像のように、「誰に、どういった内容を届けて、どう思ってもらいたいか」を言語化しているそうです。
画像:スマートキャンプ株式会社様の講演資料より
しっかりと顧客理解ができていれば、お客様に何を送るべきかが自然と見えてきます。
どれも配信ツールの性能などに頼ったものではなく、担当者ベースで明日から実践できるポイントなので、明日からのメール配信に活かしてみることをおすすめします。
続いて、BtoB企業のマーケティング支援事業を展開する株式会社シャコウ様にご登壇いただきました。
シャコウ様は、「瞬間的に判断されるため、文面作成には時間をかけずFVに注力すべき」「単純接触回数を上げることが重要」というスタンスで、いかに工数をかけずに運用していけるかを心がけているそうです。
画像:株式会社シャコウ様の講演資料より
用途別にテンプレートを用意し、中身を入れ替える形で簡単に作成できるように工夫されています。
シャコウ様の実施している取り組みの1つで、「フッター上にCTAを設置する」というものがあり、本セミナーの集客メールを例に挙げ、成果をご紹介いただきました。
シャコウ様では、セミナーやホワイトペーパーに関するメールを配信する際に、フッター上にサービス紹介のCTAを設置することを意識されているそうです。
画像:株式会社シャコウ様の講演資料より
あまり読まれず、反応もいまいちと認識されているメール下部に位置するフッターですが、今回の配信では100以上のクリックがフッターに設置しているCTAから出たとのことです。
テンプレでもいいので毎メール、フッター上にCTAを設置しておくことでクリック数が増え、ちり積もで成果が見込めます。
続いて、ウェビナーマーケティングツール「Bizibl」を提供するBizibl Technologies様より、ウェビナー告知(集客)メールを中心にお話いただきました。
Bizibl Technologies様では、同じメールが何通も送られてくると鬱陶しく感じてしまい申し込む気にならないだろうというユーザー目線に着目して、同じウェビナーでも、告知メールを3回に分けて異なる切り口で配信しているそうです。
画像:Bizibl Technologies様の登壇資料より
開催日〇日前といった配信タイミングで、配信内容を変更していることが特徴的でした。
上記の3種類の中でも、実際のウェビナーで使用するスライドの一部を掲載してウェビナーに誘導する「資料チラ見せ」型のメールが特におすすめだとご紹介いただきました。
工数を抑えながら作成できるわりにクリック率が高いとのことで、ウェビナー集客メールの成果が伸び悩んでいる企業の担当者の方は一度取り入れてみてはいかがでしょうか!
画像:Bizibl Technologies様の登壇資料より
実際に、ラクスでも登壇資料の一部を抜粋し、GIF画像としてまとめてメール冒頭に差し込んで配信しましたが、反応率が平常時に比べ大きく上昇したので、メールの反応に伸び悩んでいる企業の方はぜひ実践してみましょう!
最後に、弊社ラクスの配配メールから、インサイドセールスで実際に行っているメール施策をご紹介いたしました。
配配メールのインサイドセールスチームの配信するメールには、「アポ獲得」・「ニーズ・課題把握」の2つの目的があります。基本的に、現在商談が進行していない、いわゆる休眠顧客に向けて配信しています。
「メールの配信目的が商談のアポイント」という企業様も多くご覧いただいているかと思いますので、配配メールのインサイドセールスがメールでアポを獲得している施策について抜粋してご紹介します。
画像:ラクス 配配メールの講演資料より
弊社では、毎週配信しているメールのリンクを「久しぶりにクリック」した方に対して、日程調整リンクを組み込んだフォローメールを自動配信するシステムを活用してアポ獲得に繋げています。
続いて、フォローメールの工夫について簡単にご紹介します。
画像:ラクス 配配メールの講演資料より
ここで意識するポイントは、クリックのあったメールの内容と関連したフォローメールになっていることです。
顧客目線を忘れずに、効率的かつ生産性の高い、メール配信と営業活動を目指しましょう!
イベント最後の質問タイムでは、参加者の皆さまから多くのご質問をいただきました! いくつか抜粋して回答を掲載いたします。
A.
セールスの力を借りてみるのはいかがでしょうか?顧客の課題を身近に感じているセールスにメール配信を一部任せることによって、より深い顧客課題にアプローチしつつ、工数を抱えずに十分な配信ができる可能性があるかもしれません。(スマートキャンプ倉光様)
手段と目的が逆になっているケースかもしれません。本当は商談を獲得するためのメルマガで、メールの配信をするためにウェビナーを設計してもただ工数が膨れ上がるといったことに陥りかねません。商談獲得のためにメルマガを配信するのであれば、顧客の属性毎に、類似の企業の成果事例などを配信し、反応からアポを取っていくといった手法がおすすめかなと思います。(シャコウ太田様)
まずは目的をしっかり定めることをおすすめします。例えば、認知を獲得したいのであればお役立ち情報を配信することもいいですし、商談を獲得したいのであればセリングコンテンツを配信するといった形で、目的に沿って配信するコンテンツを定めていくというワンクッションを挟む必要があります。コンテンツも、これまであった記事の切り抜きを送るであったり、商談資料を一部切り抜くであったり、今あるものを有効活用することで工数を抑えつつ配信をすることは実現できると思います。(Bizibl堅田様)
A.
メルマガの最終目標はアポとして、まずは目標から逆算して、やることに優先順位をつけていくべきだと思います。ウェビナーはかなり工数がかかってしまうものになるので、ホワイトペーパーを作成してメルマガで配信していくというのが最初はおすすめです。ホワイトペーパーは一度作ってしまえば、様々なシチュエーションで使いまわせたりもするので、ホワイトペーパー×メルマガの配信ができるようになるのをまずは目指してみてもいいと思います。(シャコウ太田様)
「御社のメール見せてください!! ~BtoB企業編第5弾~」の内容を一部ご紹介しました!
2024年11月18日~20日限定で、アーカイブ配信を実施します。もっと各社のメール施策が知りたい!という方は、ぜひご覧ください。
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