【イベントレポート】 御社のメール見せてください!! BtoB企業編第5弾 文面作成のコツ/開封率・クリック率/コンテンツ選定の考え方を大公開
- 事例/インタビュー
「メールマーケティングで成果が出ている企業の事例を知りたい」「他社の配信内容を見てみたい」と思ったことはありませんか?
当メディアを運営する「配配メール」では先日、他社のメール配信施策事例を見ることができるイベントとして「御社のメール見せてください!!~BtoB企業編 第6弾~」を開催しました。
今回も多くの方にご好評をいただきましたので、イベント内容を一部抜粋してご紹介します!
なお、本イベントは2025年3月3日~5日にアーカイブ配信を予定しております。視聴をご希望の方は以下のページよりお申し込みください。
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多くの企業のメール施策ご担当者様は、知見のある先輩社員や知り合いが身近にいない中で、試行錯誤しながら業務をおこなっておられます。
そのため、「自社のメールのよしあしが分からない」「改善の余地があるのか、改善方法はなんなのか分からない」といったお悩みや、「他社のメールを見てみたい」といったご要望の声を日頃たくさんいただきます。
そこで、メールマーケティングに取り組む企業様にお声がけし、自社のメール施策についてご紹介いただくイベントを企画しました! 大変好評なイベントとなっており、今回は6度目の開催となります。
<登壇者>
・株式会社営業ハック 笹田 裕嗣 様
・SALES ROBOTICS株式会社 増田 那々海 様
・株式会社LANY 黒木 鈴華 様
・株式会社ラクス (配配メール) 宮坂夏生
最初に、テレアポ代行を始めとした営業支援事業をおこなう株式会社営業ハック様より、営業シーンでのメールにおいて心がけていることをご紹介いただきました。
問い合わせや商談後のメールなど、営業シーンでのメールにおいては「受け取った相手がイラッとするような文を送らない」ということを大切にしているそうです。
例えば、件名によく使用される【要確認】や【要返信】という言葉は、開封率こそ高くなるかもしれませんが、内容によっては相手からの印象が悪くなる可能性もあります。メールを送る側が求めていることであるにもかかわらず、受け取り手が無理に対応しなければならない雰囲気を作ってしまうため、使用しないようにしている言葉の一つだそうです。
画像:株式会社営業ハック様の講演資料より
また、【社名】も件名によく使用されますが、差出人名に同じ文言が入っている場合は情報が重複してしまうため、使用しないように心がけているそうです。
多くの人は忙しい中でメールをチェックしているため、一目ですぐ内容が分かるように、余計な情報はできる限り無くして簡潔にすることが大切です。これは件名だけでなく、本文においても同じことが言えます。
画像:株式会社営業ハック様の講演資料より
コンテンツ過多の時代であるがゆえに、かけた時間に値する内容でなければ「時間をかけて無駄だった」という印象を抱かれてしまいます。基本的に相手は忙しいという前提で、メール作成時には「短縮化」「単純化」「明確化」を意識したいですね。
イベント内では、実際に配信しているメールも見せていただきながら、文面作成のポイントを解説していただきました。期間限定のアーカイブ配信にてご覧ください!
続いて、インサイドセールス領域の支援事業をおこなうSALES ROBOTICS株式会社様よりお話しいただきました。
「第一想起の獲得」を目的とし、ターゲットの役に立つ情報をもって定期的に接触すべく、主にインサイドセールスや営業領域の課題解決につながるような情報をメルマガで発信しています。
画像:SALES ROBOTICS株式会社様の講演資料より
SALES ROBOTICS社のメール施策では、「ターゲットにとって役に立つ情報とは何か?」「どんなことを求められているのか?」を大切にされていることが印象的でした。
例えば、メールマーケティングにおいて成果を出すためには文章を短くしてファーストビューにCTAを配置するのが一般的ですが、配信リストの属性に合わせて、じっくり読む傾向のある人にはあえて長文のメルマガを配信することもあるそうです。
画像:SALES ROBOTICS株式会社様の講演資料より
また、「実際にターゲット層がどんなことに困っているのか」の情報収集のために、SFAに記載された情報も見るなどしているそうです。
イベント内では、配信後の振り返りのために配信結果を蓄積しているシートも見せていただきました! どのように振り返りをおこなえばよいか分からない方にとって参考になったのではないでしょうか。
続いては、SEOや広告運用、BtoBマーケティングの支援をおこなう株式会社LANY様よりお話しいただきました。
BtoBのサービスは検討が長期化することが多いため、継続的にユーザーと接点を持ち続けることが重要です。高頻度での接触により「信頼がある」「実績がある」と認識されやすくなり、比較検討時の選択肢に入るだけでなく選ばれやすくなります。
以下は、メールから受注につながった実例の、受注までの流れとタッチポイントがまとめられたものです。
画像:株式会社LANY様の講演資料より
メールを含むさまざまなタッチポイントが用意されており、ユーザーと接点を持ち続けられていることが分かります。
上記のケースではリード獲得から受注まで4か月ほどですが、1年以上かかるケースも少なくないとのこと。短期で目に見える成果がなくても、継続的に発信を続けてユーザーと接点を持ち続けることを大切にされています。
そんなLANY社のBtoBマーケティングの考え方を体現した施策が、メールマガジン「Weekly SEO」です。
画像:株式会社LANY様の講演資料より
現場の共感を得られるトピックを高頻度で継続的に発信することで、“LANYファン”の創出および想起獲得につながっています。直接お問い合わせへ誘導する内容ではないものの、「依頼する機会があればLANYが良い」と考えて実際にお問い合わせをくださる購読者が多いそうです。
質の高い発信を高頻度で続ける秘訣については、当メディア「メルラボ」でも以前取材させていただきました。こちらの記事もぜひあわせてご覧ください。
関連記事:社員数名で毎週5つ以上のコンテンツを配信!量も質も担保するLANYの優れた仕組み(メルラボ)
イベント内では、「セールスメール」や「アタック告知メール」についてもご紹介いただきました。基本的な考え方から運用工数を抑えるコツまで参考になるポイントが満載でしたので、見逃してしまったという方は期間限定のアーカイブ配信にてご覧ください!
最後に、弊社ラクスの配配メールより、インサイドセールスにて実施しているメール施策をご紹介させていただきました。
配配メールのインサイドセールスチームでは、効率的にアポイントを獲得すべく複数のメール施策を実施しています。そのうちの一つが、配配メールBridgeの「フォローメール機能」を使った施策です。
画像:ラクス 配配メールの講演資料より
毎週配信しているお役立ち系メルマガのリンクを久しぶりにクリックした方に対して、日程調整リンクを記載したフォローメールを自動送信し、アポイントの獲得につなげています。
久しぶりにクリックした方に限定している理由は、クリック者全員にフォローメールを送信してしまうと、毎週メルマガのコンテンツを見てくださる方にとって不要なご案内になってしまうためです。また、久しぶりにクリックした方は「再検討を始めたタイミング」である可能性が高いと考えられます。(関連記事:第1回開催時のイベントレポート)
興味がありそうなお客様への一歩踏み込んだご案内を、架電せずともメールの自動送信で実現できるので、営業の効率化に役立ちます。
ちなみに配配メールのインサイドセールスチームでは、「メール本文に商談の候補日程を記載したフォローメール」と、「日程調整リンクを掲載したフォローメール」の両方を配信したことがありますが、日程調整リンクを掲載したほうがアポイント率がおよそ2倍になりました。
メール本文に候補日程を記載して配信する場合は、商談を希望する顧客側にもメール作成の手間がかかってしまいます。日程調整リンクを活用して顧客側の手間も削減することで、アポイント率向上につながると考えられます。
配配メールBridgeにも「アポ調整機能」が新たに追加されますので、ご興味のある方はぜひ以下リンクより詳細をご覧ください。
参考:ラクスの「配配メールBridge」に、商談獲得に特化したアポ調整機能が追加!
「御社のメール見せてください!! ~BtoB企業編第6弾~」の内容を一部ご紹介しました!
本イベントは、2025年3月3日~5日限定でアーカイブ配信を実施します。もっと各社のメール施策が知りたい!という方は、ぜひご覧ください。
また、メルラボ / 配配メールのメルマガでは引き続き、メールマーケティングのノウハウやお役立ち資料、無料セミナー情報などをお届けします! 以下のリンクよりぜひご登録ください。
関連記事:社員数名で毎週5つ以上のコンテンツを配信!量も質も担保するLANYの優れた仕組み
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