【調査結果】対応済み企業の割合は?Gmailガイドライン変更の影響を調査しました!
- メールマーケティング
- 調査データ
2022年11月に公開され、大きな話題となっているChatGPT。「日々の業務をChatGPTで効率化できないか?」とお考えの方は多いことと思います。
本記事では、メルマガ作成におけるChatGPT活用例をご紹介。ChatGPTを活用する際のコツや注意点、プロンプト例も掲載いたします。
>>メールマーケティングの最新情報をお届け! メルラボ / 配配メールのメルマガに登録する
ChatGPTは、OpenAIによって開発された自然言語処理モデル「GPT」※ を搭載した、AIチャットサービスです。人間のような応答を生成するように設計されており、まるで人と会話をするようにやり取りをすることができます。
※「GPT」は「Generative Pre-trained Transformer」の略で、深層学習モデル「Transformer」をベースにして事前学習をおこなった生成型AIを意味します。
ChatGPTの公式ページから登録・ログインして利用します。
ログイン後、画面下部にある入力ボックスに質問や指示を入力し送信すると回答が返ってきます。まるで人と会話をするように、回答のあとに続けて質問をすることも可能です。
どのような回答が返ってくるかは、質問や指示出しの仕方に左右されます。
画像:2023年3月15日に開催したセミナー「ChatGPTでマーケ担当の文章作成負担を軽減!」の資料より抜粋
注意点は、ChatGPTは正しい情報を検索するためのツールではない、ということです。“もっともらしい回答”が返ってきますが、誤情報が混ざっていることが多々あるため、人による確認は必須です。
また、入力した情報は学習に使われる可能性があるため、個人情報や社外秘の情報は入力しないよう気を付ける必要があります。
メルマガ作成業務にChatGPTを活用することで、以下のようなメリットがあります。
ChatGPTに指示を出すことで、文章作成や要約、案出しなどを効率的におこなうことができます。人による確認や修正は必要となるものの、手動で一から作成するよりも時間を短縮することができるでしょう。
ChatGPTは、まるで人と会話をするように使えることが強みです。質問・回答を繰り返しながら、考えを整理したり文章をブラッシュアップしたりすることができます。
特にメルマガ関連業務を一人で担当している場合、内容が偏ってしまうことやネタが思い浮かばないことがあるかもしれません。そんなときに、自分にはない視点で意見をくれる相棒としてChatGPTを活用することができます。
メルマガ作成において、具体的にどのような場面でChatGPTを活用することができるかをご紹介します。入力文(プロンプト)の例も掲載しますので、どのように指示を出せばよいか分からない方にとって少しでも参考になれば幸いです。
メルマガの配信目的やターゲットなどの情報を与え、それを考慮した文章をChatGPTに作成してもらうことができます。
▼入力例
▼ChatGPTの回答
間違った情報が含まれていないかの確認や違和感のある表現の修正は必要となりますが、たたき台としては十分ではないでしょうか。
ChatGPTは入力した情報によって回答が変わってきます。上の例のように配信目的やターゲットなどの前提情報も明示することで、より適切な回答が得られます。
ただし、「うまく指示を出さないと…」と考えるあまりChatGPTを使うのが億劫になってしまってはもったいないので、例えば「伝えたいことを箇条書きにし、それをChatGPTで文章化する」といった簡単な使い方から始めてみるのもおすすめです。
▼入力例
▼ChatGPTの回答
また、長い文章を貼り付けてChatGPTに要約してもらうといった使い方もできます。リンク先となる自社サイトの記事について、メールの本文内で概要を簡単に伝えたいときなどに便利です。
▼入力例
▼ChatGPTの回答
本文を簡潔にまとめることは、メールマーケティングにおいてクリック率を高めるための鉄則です。冗長になってしまいがちな場合は、ChatGPTで文字数を指定して文章を簡潔にまとめてみてはいかがでしょうか。
>>クリック率を上げるコツを知りたい方におすすめの資料はこちら!
「自分一人で考えていると同じような件名ばかりになってしまいがち」「件名がまったく思い浮かばない」とお悩みの方には、ChatGPTに案出しをしてもらうのがおすすめです。
▼入力例
▼ChatGPTの回答
件名の案をChatGPTに出してもらう際は、文字数の条件を付けることをおすすめします。件名は、読者がそのメールを読むかどうか判断するための要素の一つです。なるべくメールボックスの一覧画面で省略されずに表示される文字数で、読者の興味を惹くワードが含まれていると開封率が高くなる傾向にあります。
>>開封率を上げるコツを知りたい方におすすめの資料はこちら!
ChatGPTは、文章の校正や最終チェックにも活用できます。誤字脱字や文法の間違いがないか確認し、読みやすくプロフェッショナルな印象のメルマガにしましょう。
▼ChatGPTに聞いた、文章チェックに使えるプロンプト
ただし、すべてのミスを完璧に指摘してくれるわけではないので、人の目での確認も必要です。また、注意点として記載した通り、入力した情報は学習に使われる可能性があるため、機密性の高い文章は入力しないほうがよいでしょう。
最後に、ChatGPTを上手に活用するためのコツをお伝えします。
人に何かを依頼するときと同じように、ChatGPTにも、どんなアウトプットをすればよいのかが伝わる指示を出す必要があります。曖昧な言葉や分かりにくい文章は避け、質問や指示をできるだけ明確にすることで、より適切な回答が返ってくるでしょう。
条件を与えることで、求めているような回答により近づく場合があります。例えば、「おすすめの本を3冊教えて」といった指示では、ジャンルや読者層がバラバラな本がリストアップされますが、「新社会人におすすめのビジネス書を3冊教えて」といった具合に限定することで、テーマに沿ったラインナップになります。
また、「あなたはプロの●●です」「●●として振る舞ってください」といったように、立場を指定することも有効です。
ChatGPTは文脈にもとづいた応答が可能ですので、求めているような回答が返ってこなかった際には、補足情報や追加の指示を与えることでより良い回答を得ることができます。
また、理由や背景を深掘りをすることもできます。例えば、先ほどの「新社会人におすすめのビジネス書を3冊教えて」と指示を出した後、返ってきた回答に続けて「その理由は?」と質問をすると、各書籍の選ばれた理由を詳しく説明してくれます。
ChatGPTはもっともらしい回答をしてくれますが、中には誤情報が混ざっていることもあります。必ず人の目で確認し、専門的な知識が必要な場合は信頼性の高い情報源を参照することが重要です。
また、言葉遣いが自然かどうかといった視点でも確認し、違和感のないよう整えることをおすすめします。
メルマガ作成におけるChatGPTの活用例や、注意点、活用のコツをご紹介しました。業務の効率化やアイディアのブラッシュアップに、ぜひ活用してみてください!
▼メルマガでは、メールマーケティングの最新情報やセミナー情報をお届けします!