メルマガの頻度ってどれくらいがベスト?自社の配信頻度を見つけるための3つのポイントとは

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メールマーケティングを実践する担当者は、見込みのお客様を探しだすため、日々、試行錯誤してさまざまなメルマガ配信を行っています。
少しでもメルマガを開封してもらいたい、URLをクリックしてもらいたい、商品を買ってもらいたい…。そんな想いが先行し、読者が求める以上に過剰な頻度で送ってしまってはいないでしょうか?
確かにメルマガは送れば送るほど顧客接点は増えるので、その後のアクションにつながる機会は増えます。しかし、あまりにも高頻度の一方的な配信は、読者に嫌われてしまったり、無視されてしまう原因になります。

メルマガ配信にも伝えたいメッセージによって、最適な頻度というものがあります。本記事では、そんな最適な配信頻度の考え方について紹介していきます。

メールマガジン購読の実態

ある調査によると、メルマガ読者の50%以上の人が読まなくなった、読みたくないメルマガを手動で「ゴミ箱」フォルダに移動しているとの調査結果もあるようです。その理由の内訳をみると、1位は「配信頻度が多い」、2位は「内容が面白くない」、3位は「自分が欲しい情報が送られてこない」となっています。

多くのメルマガ読者が、配信頻度の多さにウンザリしていることがわかります。過剰な頻度でメールを送りつけてしまっている企業が多いと言い換えることもできるでしょう。「内容が面白くない」や「自分が欲しい情報が送られてこない」といった、本当に欲している情報が貰えないといった読者の悩みもあるようです。

読者にとって必要のない情報を、高頻度で配信し続けていると、最悪の場合、企業や商品のブランドイメージを損なう結果にもつながりかねません。また、登録解除ならまだ良い方で、送られてくるメルマガを一切見ずに「ゴミ箱」フォルダへ移動させてしまう読者もいます。つまり、本来オプトアウトされるべき読者が配信リストに残り続けてしまうのです。

そうなると厄介で、開封率やクリック率などのメルマガを改善するために必要な指標を見誤ってしまう可能性も出てきます。正しいメールマーケティングができない負のスパイラルに陥る可能性が高まっていくのです。

そんな事態にならないために、読者に必要な情報を最適な配信頻度で送り届ける努力が必要です。では、最適な配信頻度とはどのくらいなのか?について、ここから説明していきます。

最適な配信頻度とはどのくらい?

企業が配信するメルマガは、おおよそ以下のパターンの頻度で配信されているようです。

  • 毎日配信
  • 週1回配信
  • 月1回配信
  • 月2回配信
  • 不定期配信

このようにパターンは複数ありますが、実は、どのパターンで配信するのが良いのかについて明確な正解はありません。ちょっと興味がある程度のライトな読者なら毎週でも多く感じてしまいます。逆に、常に最新情報を欲しているコアな読者は、毎日配信でも問題なく受け入れられることもあるでしょう。

このように、単純に配信頻度が少なくすれば良いというものでもありません。つまり、配信頻度は「読者に嫌われないために決めるものではない」という事です。あくまでも狙うのは配信によって得られる「効果」であり、配信頻度を考える上でも重要なポイントとなります。

配信頻度を考えるにあたっては、

  • ターゲットとする読者がどういった層なのか?
  • ターゲット読者はどのような情報を欲しているのか?
  • (配信者が)配信後に得られる効果はなんなのか?

を意識する必要があります。その上で最適な配信頻度を探る事が大事です。

次の章では、視点を変えて、「配信頻度が少ないメルマガ」と「配信頻度が多いメルマガ」の2つの側面から、それぞれのメリット・デメリット、適したメルマガの内容を紹介していきます。

配信頻度が少ないメルマガで得られる効果とは?

まずは、月1~2回などの比較的配信頻度が少ない場合を見ていきましょう。

配信頻度が少ないメルマガのメリット

配信数を少なくすることの最大のメリットは、本当に伝えたい情報のみの質の高い配信ができるという点です。配信頻度が多いと、その分、企画や作成に割ける時間も少なくなり、ついにはネタが枯渇し、どうしても似たような内容を何度も配信するという状況になりがちです。その点、配信頻度が少なければ、メルマガの内容に困ることが少なく、読者にとって喜ばれる内容の濃いメルマガを作りやすくなります。

読者がしっかりと読んでくれるメルマガは1通あたりの価値が高まります。内容も興味を引くだけでなく、読者にとって有益なものであればさらなる効果も期待できるでしょう。なによりも他社との差別化にもつながり、最終的にはブランディングの効果にもつながります。

<配信頻度が少ないメルマガのメリットまとめ>

  • 内容の濃いメルマガを作りやすい
  • 1通あたりの価値が高まる
  • 他社との差別化ができブランディングにつながる

配信頻度が少ないメルマガのデメリット

配信間隔が空くことで、そもそもメルマガ登録をしていたことを読者に忘れられてしまう可能性がでてきます。また、他の多くのメルマガに埋もれ、読まれなくなることもあります。

配信頻度が少ないという事は、その分、顧客との接触機会も少ないため、その後のWEBサイトへの誘導や商品の購入といったアクションに繋がる機会が中長期で見ると少なくなります。読者の反応を得られやすい濃いメルマガを配信しやすくなる半面、接触機会の減少によってメルマガそのものの存在の忘れられたり、中長期で見たときにアクションにつながる機会が少なくなったりするリスクもあります。質と量はどうしてもトレード関係にありますね。

<配信頻度が少ないメルマガのデメリットまとめ>

  • 読者に忘れられるリスクがある
  • 母数が少ないため、その後のアクションに繋がる機会が少ない

配信頻度が少ないメルマガはどういった内容が適している?

メルマガの内容を濃く保てる点と、あまり多くなりすぎない頻度から、『高単価商材やtoB商材の販促目的のメルマガ』に適しています。高単価商材やtoB商材は、商品の価値説明が難しいゆえに、ブランドイメージが非常に重要です。メルマガで配信頻度を高めてしまうと、配信内容も次第に浅くなってしまいます。読者に飽きられ、開封率が悪くなり、その価値が下がりやすいのです。最悪、ブランドイメージに傷をつけるリスクもあります。

そのため、高単価商材やtoB商材の販促目的の場合は、自社サービスに興味がり、検討度が比較的高めの方に向けての配信が有効です。新しい商品のラインナップや製品のバージョンアップ、セールのタイミングに合わせ、伝えたい内容や見え方を工夫しつつ、更新が分かるような配信をするとよいでしょう。

<少ない配信頻度に適したメルマガまとめ>

  • 高単価商材の販促メルマガ
  • toB商材の販促メルマガ

配信頻度が高いメルマガで得られる効果

続いて、毎日~週数回といった比較的配信頻度が多い場合を見ていきましょう。

配信頻度が高いメルマガのメリット

配信頻度を多くすることでの最大のメリットは、読者との接点を多く持てるという点です。月1回の配信だと、その後のアクションに繋がるコンバージョンのチャンスは1回しかありませんが、週1回の配信なら毎週その可能性があります。配信数が増えればそれだけ、その後のアクションに繋がる機会が増えていきます。

頻度高く、興味を引く情報を発信し続けられる事ができれば、読者にとっての情報収集ツールとして機能できる可能性もでてきます。ただし、毎回、有益な情報を読者に伝えられればそれに越したことはありませんが、有益な情報を常に発信する事は至難の業です。それでも興味を引くレベルであれば、情報収集をおこなっているユーザーにとって、情報の集まりやすいメルマガとして利用される可能性も高まります。

情報やメッセージを発信する頻度が増えれば増えるほど、結果として読者からの問い合わせなどのアクションが増えます。情報収集ツールとしての価値はもちろんですが、しっかり対応することで読者との信頼を築きやすくなるでしょう。

<配信頻度が高いメルマガでのメリットまとめ>

  • 読者との接点を多く持てる
  • 情報収集ツールとしての価値が高まる
  • 読者との信頼関係が生まれる

配信頻度が高いメルマガのデメリット

イベントや新商品を毎日のように更新している企業はそう多くはありません。配信頻度が高まると掲載されるコンテンツの内容が薄くなってしまいがちです。あまり変化の無い情報を繰り返し配信し続ける事によって読者を失望させ、ゴミ箱行きや登録解除の原因にもなります。

とある調査では、配信頻度をあげるほど、マイナスイメージに繋がる可能性が高まるという結果が出ていました。月1回よりも週1回、週1回よりも毎日配信のほうが解除率は高いようです。

<配信頻度が高いメルマガのデメリットまとめ>

  • コンテンツが薄くなりがち
  • 解除率が高くなる

配信頻度が高いメルマガはどういった内容が適している?

読者との接点を多く持てるため、購買サイクルの速い『toC商材の販促目的のメルマガ』に適しています。特にセールやキャンペーンの情報は、読者にとって有益な情報です。タイムリーかつ高頻度の配信によって、多くの読者を引きつける事ができるでしょう。

また、読者との信頼関係を築きやすいため、まだ検討度が低い読者に向けた『高単価商材やtoB商材の顧客育成目的のメルマガ』にも適しています。営業色を強く出すのではなく、信頼度を高めるためのコミュニケーションをとるという意識でコンテンツを作っていくと良いでしょう。読者が商品・サービスを検討する際に参考となる周辺知識や業界動向など、自社の商品・サービスから一歩引いた目線での情報発信をおすすめします。

展示会やセミナーなどのリアルイベント後にスケジュールを立てて配信する方法も有益です。事後挨拶メールではじめ、1~2日の間隔で周辺情報や、お客様の声(お悩み・成功体験)などの情報を発信することが考えられます。
これはステップメールと呼ばれるもので、メール配信システムやマーケティングオートメーションツールであれば、こういった段階的なメール配信を行うこともできます。

<高い配信頻度に適したメルマガまとめ>

  • EC系などtoC商材の販促メルマガ(セールやキャンペーン通知など)
  • 高単価商材の顧客育成メルマガ
  • toB商材の顧客育成メルマガ

自社のメルマガのベストな配信頻度を見つけるための3つのポイント

最適なメルマガ配信頻度の見極めに役立つ3つのポイントを紹介します。

1. 同業他社のメルマガ頻度を探る

同業他社のメルマガに登録してみましょう。どれくらいの頻度で配信されているかも分かります。配信内容も参考になりますよね。メルマガ登録で「読者」になってみることで読者側の気持ちを理解することに役立つでしょう。

2. 読者にアンケートで聞く

実際のところ、頻度が多いか少ないかは読者の感覚で決まります。登録読者にストレートに聞くという方法もありでしょう。アンケート機能が利用できれば読者の対応もその後の集計も簡単です。たとえば、登録時やお礼やレポート情報を届けるタイミングで協力してもらうといいでしょう。

3. 配信テストを実施する

登録者をグループ分けし、異なる配信頻度で送ってみます。それぞれの開封率や退会者数、コンバージョン率などの効果数値を比較して、反応度の高い頻度を選択するのも一手です。

メルマガ配信の中身も重要であることを忘れずに

メルマガ配信にあたり頻度の見極めは重要です。
しかし、最優先は「中身」、つまり内容だということを、ぜひ心に留めて作成してください。中身のない(興味を引かない、役に立たない)メールは、どれだけ頻度やツールなど周辺の工夫を重ねても、効果数値を向上させることができません。

ですから、冒頭でもお伝えしていますが、頻度よりも先に、

・ターゲット層の特徴
・ターゲット層が求めている情報
・ターゲット層が得るメリットは何か

これらを明確にしてメールマーケティングを進めていくことが大事です。

まとめ

このように、配信頻度はターゲットとなる読者と、読者が欲する情報、配信した結果どんな効果を得たいかによって、変わってきます。そもそもすべての人に喜んでもらえるメルマガの配信はできませんので、ターゲット読者をしっかりとセグメントし、目的に合わせた内容と頻度でコミュニケーションを取っていく事が大切です。

顧客育成が目的なら、関係が途切れないように比較的に多めに配信し、販促が目的なら狙いを定めて配信、といった具合に、送る内容と宛先によって配信頻度を調整していきましょう。

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大塚陽生

広告代理店の営業&ウェブ広告の運用担当として6年間従事し、2019年4月ラクス入社。オンラインのマーケティング担当として広告運用、メルマガ作成、記事投稿などを担当。 月に1度の釣りでは常に大物を狙っている。
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