BtoBメルマガのネタ選定・文面作成のコツは?4社のノウハウ大公開!【イベントレポート】
- 事例/インタビュー
こんにちは、メルラボ編集部の大塚です。
前回大好評だった『配配メール』のご利用ユーザー様が集う「配配メールユーザー会」。会場の関係もあり、応募上限から漏れてしまったご利用ユーザー様から「次は参加したい!」との声を多く聞きまして、この度「第2回 配配メールユーザー会」を開催しました!
弊社の配配メール カスタマーサクセスチームが実施した「第2回 配配メールユーザー会」に、またもやマーケティングチーム代表として潜入してまいりました。
前回のユーザー会も盛り上がりましたが、第2回は前回と違った盛り上がりを見せました。メールマーケティングの取り組みや成功/失敗事例の情報などユーザー様同士での交流がさかんに行われておりましたので、第2回ユーザー会の内容の一部をご紹介します。
ユーザー会のスタートは、前回と同じく『配配メール』を提供する株式会社ラクス/マーケティング・クラウド事業部長の安藤から、「~特別コンテンツ~メールマーケティングの真実」についてのショートセミナーから始めさせて頂きました。
安藤からは、メールマーケティングにおいて大切な配信の成否を分けるといっても過言ではない配信リストの質を定期的なメール配信により上昇させていく「リストエイジング」の考え方、2大KPIである「開封率」「クリック率」の代表的な改善方法についてご紹介させて頂きました。
そのほか、別の日に送付した2通のメルマガで2通とも開封した人はおよそ70%で残りの30%はそれぞれ別の読者だったという実際に弊社がメルマガで送付したデータと、メルマガの購読解除率は正しいリストに送付していた場合、平均で0.35%というデータから「メールを見ているのはいつも同じ人ではない」ので、配信解除を恐れずにどんどん配信していく必要があることを話させて頂きました。
続いて、サクセスケースとして、「有限会社AIC JAPAN」「株式会社医師のとも」の2社様に、メールマーケティング施策についてお話を頂きました。
トップバッターはオーストラリア専門のワーキングホリデー・留学エージェントとしてこれまでに10,000名以上の方を支援してきた「有限会社AIC JAPAN」Branch Managerの畠山様に登壇頂きました。
AIC JAPAN様が配信されるメールは、資料請求をしてくださったお客様に対して、フォローとしてのステップメールを配信されています。具体的には資料請求⇒会社紹介や担当者の自己紹介⇒他社エージェントとの違い⇒ビザの種類説明⇒オーストラリアの各都市の情報⇒学校の概要説明…といった流れでステップメール配信を行われております。
実は配配メールを導入する前から、上述したお客様の考えのステップに沿ったフォローメールを送付されておりました。当時は、一般的なメーラーを利用して2週間に1回のペースでメールを送付されていたのですが、個別に宛名付きのメールを毎回200通ほど作成する必要があり、この宛名を変更するだけでも2~3時間かかっていたそうです。ところが、配配メールのステップメールを導入すると、事前にメール本文を用意し、配信間隔を設定するだけですので、作成や送付にかかる手間がなくなったとのことでした!さらに一般的なメーラーを使っていた時の最大の課題であった「宛名の変更」は、差し込み機能を使ってデータベースから抽出可能ですので、メールの作成時間は2~3時間から0になったそうです!また、作成時間を0にできたのはもちろんのこと、開封、クリックしなかったお客様リストを抽出することができるようになったので、メールを見落とした方々も的確にフォローできるようになったとのことです。
さらに、AIC JAPAN様はHTMLエディタも導入いただいております。こちらも導入前はワードプレスにメールの文章を打ち込む⇒HTMLのソースコードを抽出する⇒メール作成画面で張り付けるといった面倒な作業が発生していたのですが、導入いただいたHTMLエディタではドラック&ドロップの直感的な操作でHTMLメールを作成できるので作業時間が短縮できたそうです!また、文体をキレイに調整でき、かつ画像も入れられるようになったので、より魅力的なメルマガになったとのことでした!
また、メール文にも工夫をされております。ポイントを一覧にてご紹介させていただきます。
その1.メール文は「先輩目線でアドバイス」するような堅苦しくない文面にする
その2.資料請求のお客様には料金割引などの次の行動を促進させる文言を入れる
その3.お客様の検討度合いを想定し、それに沿った内容を適切なタイミングでメール配信する
さらに配信用途別でも工夫されておりました!こちらも一覧にてご紹介させていただきます。
ステップメール…次回予告という形で次に送付する内容のタイトルなどを見せる
メルマガ…カウンセリングはHPの遷移だけでなく、メルマガ上で返信項目を設ける
前回のユーザー会ではなかったステップメールの活用事例ということで、実際にどのようなステップで配信しているのか、メール文はどのように工夫されているのか、というところは非常に勉強になりました。私は入社してまだ半年足らずですので、こういった活用事例を知ることで、毎週送付しているメルマガなどに役立てていきたいと思います!
AIC JAPAN様のステップメール活用法については配配メールの製品サイトの導入事例ページでもご紹介しています!
関連記事:ステップメールの活用で、2~3時間かかっていたフォローメールの作成時間が0に!
2番手は、医師の人材紹介事業や開業支援や結婚相談などのライフサポート事業といった登録されている医師や歯科医師の方に多様なサービスを提供している「医師のとも」の流石様に登壇頂きました。
医師のとも様は、上述の部署含むすべての部署でメルマガを配信されております。そのなかで配配メールの導入前からMAの導入⇒終了、そして、メール配信を強化している現在までの歴史をお話いただきました!
まずは導入前ですが、別の一斉配信ツールでメルマガを配信されておりました。当時はなんとなく送りたい情報をテキスト形式で送付していたそうです。また、営業担当の方2名で別部署のメルマガ配信も担っていたことで効果検証もままならない状態だったとのことでした。
このままではダメだ!ということでメルマガに以下の2つの目的をもたせたそうです。
この2つの目的を達成するために、配配メールの導入を決定いただきました。導入後は視覚的に見やすい、かつ開封率などの効果測定ができるHTMLメールに切り替え、かつ人員を増加させて、メール配信業務に余裕を持たせ、開封率やクリック率などの効果検証にも時間を割かれていたそうです。曜日や時間帯などのメール配信タイミングや年代や性別、エリアなどでのセグメント分けを実施し、従来の一斉配信ではなく、会員様との1対1のコミュニケーションを心がけるようになったとのことでした。
さらに自社ブランディングを目的として定期メルマガ配信を開始し、潜在顧客層に対してもメールにてアプローチを行うようになったそうです。ただ、定期メルマガを配信するなかで、配信母数の増加と合わせて開封率が下降傾向となっていることが課題になっていたとのことでした。そこで何か打開策はないかということで、潜在顧客を育成でき、かつスコアリング機能を使ってユーザーの感情が見える化できる「MA」ツールの導入に踏み切ったそうです。
ただ、MAツールの運用は一筋縄ではいかなかったそうです。
各部署の営業担当者から「自身が担当している相手に勝手にメール配信しないで」という意向が強く、メールの自動配信自体が営業のサポートにはならなかった。
人員が増加したとはいえ、他業務と兼務の状態ではコンテンツ作成の優先度は必然的に低くなり、作成作業が少しも進まなかった。
MAツールでメルマガ配信を行ってみたもののとにかく配信までの工数が多いので、上述した通り、専任者がいない状態では負担が増加するだけ。
これらのことからなかなかMAツールを使いこなすことができず、8か月で終了となったそうです。そこで現在のリソースでメール経由のコンバージョン数を最大化する目的で配配メールの運用について見つめなおすことになったとのことでした。 現在では、ボタン・画像を活用したメールの見やすさの検証、コンテンツ構成の見直し、件名のABテスト、ユーザーの訪問経路の検証やメールの暗号化などの施策で目的である「コンバージョン数の最大化」に取り組まれております!
医師のとも様からは具体的な効果検証法や効果最大化のための施策など大変参考になりました。その中でも特に自社のメール配信における失敗事例は聞き入ってしまいました。失敗した経験をお話いただける機会がそもそも少ないなかで、赤裸々に語っていただきました。その内容に関しては上述した通りですので、現在MAツールを導入しようかどうか迷われている方は、医師のとも様が経験した運用面の課題を解決できるかどうか、イメージしながら再度読まれてみてはいかがでしょうか。
2社様のサクセスケース紹介後は、ご参加頂いた方々と弊社スタッフを交えて、お待ちかねの歓談タイムです!皆様、メールマーケティングへの想いや配信方法、効果検証方法について、熱い議論を交わし、情報交換を行われていました。中には、どのような構成でメールを作成しているかをホワイトボードで説明いただいたり、セミナーにも登壇した安藤を囲んで実際に送っているメールのプチ分析講座を行ったりと前回のユーザー会には見られなかった動きがありました!
楽しい歓談タイムもあっという間に終わりに近づき、最後に弊社から10月にリリース予定の配配メール新プラン「配配メールBridge」について安藤より発表をさせて頂きました。
新プランでは、配配メールからのメール配信を通じて、より検討意欲の高いお客様を見つけて頂くための機能を提供していきます。
具体的には、今まで配信単位での結果確認だった開封/クリックしたユーザーの確認を、複数の配信を横断してステータス管理が可能となる「ホットリード抽出」機能、メール配信をきっかけとして予め設定したWEBページに訪問したユーザーへ任意の自動配信を実施する「トリガーメール」機能、メール配信後の開封/クリック情報を基に指定のステップメールプランに自動移動する「シナリオメール」機能の見込み顧客をカンタンに可視化する3つの機能がついたプランになります。
これにより、マーケティングオートメーションツール(MA)に含まれるメールマーケティング要素が配配メールに備わるようになります。ただし、従来の配配メールの使いやすさ・シンプルさはそのままに、これらのMAの高度な機能を本質だけ抽出・簡素化する事で両立させています。「MAは高額な予算が必要で手が出ない」「MAは高機能だけど複雑で運用設計が難しい・使いこなせない」「人手が足りず大がかりなシステム導入は難しい」といったお悩みを抱える企業様にピッタリなプラン内容となっています。
詳細な情報は以下の「配配メールBridge」の専用ページをご覧ください。
https://www.hai2mail.jp/lp/bridge/
是非ご興味のある方はお問い合わせください!!
第2回「配配メール ユーザー会」も、大盛況となりました!
まずは企画・運営にあたったカスタマーサクセスチームの皆さん、準備等大変だったと思いますが、ご参加いただいた方々が満足した顔をされて帰路につかれていたので、非常に有益な会になったのではと思います。そして何より、お疲れ様でした!
今回のユーザー会に参加させて頂いたマーケティングチームの感想としては、「メールマーケティング」を学び、自社のメール配信をもっと効率化させていきたいと感じている企業様が増えている事をひしひしと感じました。
メールマーケティングショートセミナーやサクセスケース時にメモを取られることはもちろんのこと、歓談タイムの際も有益な情報だなと思うことがあれば、すかさずメモされている姿が非常に印象的でした。おかげでケータリングとして用意したピザやお酒があまり減ることなく、かなり余ってしまいました。(笑)
それだけ、メールマーケティングに関連した議論や情報交換ができる有益な会だったのかなと思います。セミナーで安藤からもお話させていただきましたが、メールマーケティングにおいて重要な2大KPI(開封率、クリック率)の改善、これが最終的な「売上向上」につながります。私も配信時に仮説を立てる⇒配信する⇒開封、クリックの数値を分析する⇒改善して次回配信につなげる、といった基本的なPDCAサイクルを回してメール配信を行っております。
私が送っているメールの結果に関しては、メルラボのtwitterアカウントで確認できます。フォローいただければ、開封率やクリック率、効果検証の考察、次回施策などをツイートしておりますので、メールマーケティングのご参考までに眺めていただければ幸いです。
今後も「配配メール」は、ユーザー会だけでなく、さまざまな方法によりお客様のメールマーケティングを支援してまいります。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!