営業の新規開拓リストの作り方は?ポイントも解説
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「送られてくるはずのメールがGmailに届かない」「配信したメルマガがGmailユーザーに届かない」とお困りの方へ、メールが届かないときの原因と対処法を解説いたします。
Gmailにメールが届かない原因はさまざまなものが考えられます。この記事では、受信者側・送信者側に分けて、チェックするべきポイントをご紹介します。
※2024年2月よりGmailのガイドラインが変更されており、新しいガイドラインに沿った方法で送信されていない場合はメールが届きにくくなります。送信側の方は以下の記事もあわせてご確認ください。
関連記事:【重要】2024年2月Gmailの送信者ガイドラインが変更!必要な対応をわかりやすく解説
まずは、Gmailに届くはずのメールが届かないときに受信者側が確認すべきポイントをご紹介します。
Googleアカウントの容量が上限に達している場合、Gmailでのメールの受信ができなくなることがあります。
Googleアカウントには15GBの容量が無料で提供されており、それを、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトにて共有しています。つまり、Gmailだけでなく他のサービスで使用している容量にも気を配る必要があるということです。
■ 空き容量の確認方法
対象のGoogleアカウントにログインした状態で下記URLにアクセスすると、空き容量を確認することができます。
google.com/settings/storage
■ 空き容量が不足している場合の対処法
・ファイルを削除して空き容量を増やす
・追加のストレージを購入する
GmailやGoogleドライブ、Googleフォトにて、サイズの大きい不要なファイルがある場合は、それを削除して空き容量を確保しましょう。保存容量を使用するアイテムや、空き容量を増やす方法は、下記ページにて詳しく掲載されています。
参考:Google ドライブ ストレージ内のファイルを管理する – Google ドライブ ヘルプ
ブロック(受信拒否)の設定をしている場合、そのアドレスから送信されたメールは受信トレイに届きません。
ブロック中のメールアドレスは、Gmailの「設定」→「すべての設定を表示」→「フィルタとブロック中のアドレス」から確認することができます。必要なメールの送信者アドレスがブロック対象に入っていた場合は、ブロックを解除しましょう。
必要なメールが迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられてしまっており、届いていることに気付かなかった、というケースも考えられます。
迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは一定期間が過ぎると自動的に削除されるため、必要なメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまっていないか、月に1~2回程度は確認するよう習慣づけるのがおすすめです。
また、「プロモーション」などのタブに自動振り分けされているケースもありますので、メインのタブ以外も確認してみてください。
関連記事:Gmailでメールがプロモーションに振り分けられないようにする方法は?
誤ってメールを削除していたり、アーカイブしていたりするケースも考えられます。
Gmailのアーカイブは、メールを削除せずに受信トレイを整理することができる機能で、アーカイブされたメールは「すべてのメール」に振り分けられます。スマホの場合はメールをスワイプするとアーカイブされるため、「操作ミスで意図せずアーカイブ扱いになっていた」ということが起こりやすいです。
届いているはずのメールが受信トレイに無いときは、念のため「ゴミ箱」や「すべてのメール」も確認してみましょう。
使用している端末の通信環境が悪いせいでメールが届かない、というケースも考えられます。
インターネットに接続されているか、電波状況が不安定だったり機内モードになっていたりしないか、確認してみましょう。
続いて、送信者側が確認すべきポイントをご紹介します。「配信したメールがGmailアドレスのお客様に届かない」などお悩みの方は、ぜひチェックしてください。
特に、SPFやDKIMなどの設定をしていないと、Gmailユーザーにメールが届かないことがあります。Gmailの送信者ガイドラインに沿った方法でメールを送信できているかどうか見直してみてください。
単純にメールアドレスが間違っておりメールが届かなかった、ということもあり得ます。抜けている記号がないか、全角が混じっていないかなどを確認しましょう。
なお、メルマガのように一度に大量のメールを配信する場合、存在しない宛先が配信リストに多く含まれていると、迷惑メール判定を受けやすくなってしまいます。配信エラーが出た宛先はリストから除外するなど、定期的なリストのクリーニングを推奨します。
関連記事: 配配メールの「配信エラー解析・自動停止」機能で手間なくリストクリーニング
設定されている容量を超えるメールは送受信できません。Gmailの場合はメール受信サイズの上限が50MBで、たいていのメールは上限を気にする必要がありませんが、極端に大きなサイズのファイルを添付していたり、受信者のGoogleアカウントの空き容量が不足していたりすると、メールが届かないことがあります。
サイズの大きなファイルは添付せず、ファイル共有サービスや共有ストレージを利用して、URLをメールに記載する方式で送るのがおすすめです。
メルマガなどのメール配信をおこなう場合は、「なりすましメールではないこと」を証明するための設定をしていないと迷惑メール判定を受けやすくなり、メールが受信トレイに届かない原因になります。
なりすまし対策として欠かせないのが、「SPF」と「DKIM」の2つの送信ドメイン認証です。
Gmailでは2023年8月現在、個人用Gmailアカウントに送信されたメールが確実に配信されるようにするには、ドメインにSPFまたはDKIMを設定することが必要となっています。どちらも設定されていない場合は、エラーで拒否されるか、迷惑メールに分類されます。
また、2024年2月にはGmailの送信者ガイドラインが変更され、Gmailアカウントに1日あたり5,000件以上のメールを送信する送信者は、SPFとDKIMの両方の設定に加えて「DMARC」の設定も求められています。詳しくは以下の記事をご確認ください。
関連記事:【重要】2024年2月Gmailの送信者ガイドラインが変更!必要な対応をわかりやすく解説
関連記事:なりすましメールに注意!SPF認証・DKIM認証とは
Gmailに送信したメールが迷惑メールに分類されたりブロックされたりする原因として、メール内容が不適切であることも考えられます。
Gmailのヘルプページで紹介されている例としては、「同じメールに異なる内容を混在させないでください。たとえば、顧客に送る領収書のメールにプロモーションに関する内容を含めないでください。」とあります。
また、一般的に、公序良俗に反する内容のメールは迷惑メール判定を受けやすいと言われています。メールの中に、アダルト、残虐、差別的表現やキーワードが入っていないかどうかを確認しましょう。
Gmailにメールが届かないときの原因と対処法をご紹介しました。
近年はGmailのセキュリティレベルが高くなっており、その影響で、迷惑メールではないメールまで迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことがあります。送信側は、迷惑メールと間違われないようにする対策が必須です。ご紹介したポイントを一つ一つチェックしてみてください。
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