メール配信だけでウェビナー集客100名超!明日からマネできるメール作成のコツ6選

メール配信だけでウェビナー集客100名超!明日からマネできるメール作成のコツ6選

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ウェビナーの集客、思うように伸びていますか?「魅力的なテーマなのに申し込みが集まらない」といった課題を抱えている担当者様も多いのではないでしょうか。

ウェビナー集客において多くの企業で活用されている「メール配信」。今回は、メール配信だけでウェビナーの申し込みを最大化するための、明日からすぐに実践できる6つの具体的なコツを、実際のメール文面も交えながら徹底解説します。
また、ウェビナー当日の参加率を大きく左右する「リマインドメール」についてもご紹介します。

ウェビナー集客メールの鉄板の型を公開

当メディア「メルラボ」を運営する「配配メール」では、メール配信を主に活用してウェビナーの集客を行っています。実際、メールだけで100名以上集客できる回もあります。

ここでは、実際に送っているウェビナー集客メールの鉄板ともいえる型を、実例をもとに見てみましょう。

ウェビナー集客メールの実例1

 

ウェビナー集客メールでは、読者が一目見た瞬間に「何のイベントか」「どんなメリットがあるか」「どこから申し込むか」を理解できるよう、緻密に設計しています。

なぜこのメールが集客に成功したのか、その秘訣は「開封」と「クリック」という2つの大きなハードルを越えるための工夫に隠されています。

本記事では、このメールに盛り込まれたテクニックを分解し、誰でも再現できるように6つのコツとしてご紹介していきます。

 

集客力はメールの開封とクリックで決まる

ウェビナー集客の成否は、読者がメールを受け取ってから申し込みに至るまでの導線設計にかかっています。このプロセスは、大きく分けて以下の3つのステップで構成されます。

メール起点で集客成果を最大化できるかどうかは、1つ目の「開封」と2つ目の「クリック」で決まります。

1.メールを開封してもらう
2.本文を読み、リンクをクリックしてもらう
3.遷移先のページで申し込んでもらう

メールからウェビナー申し込みまでの流れ

 

読者は受信ボックスに届いた大量のメールの中から、自分に関係のあるものだけを瞬時に選び取っています。まずはその他大勢のメールに埋もれることなく、開封してもらうための工夫が必要です。そして、開封された後も、読者の興味を惹きつけ、クリックという行動に移してもらわなければなりません。

 

「開封率」と「クリック率」を高める具体的なコツを、次から詳しく見ていきましょう。

開封率を上げる3つのコツ

受信ボックスの中で自社のメールに気づいてもらい、開封してもらうためには、「配信日時」「差出人名」「件名」の3つの要素が極めて重要です。

コツ1:読者の行動時間を狙う「配信日時」

BtoBビジネスにおいて、メールが最も読まれやすい時間帯はいつなのでしょうか。配配メールの調査では、平日の「9~10時台」が、多くのビジネスパーソンがメールをチェックするゴールデンタイムであることがわかっています。

ただし、これはあくまで一般的な傾向です。

例えば、弊社(ラクス)のメルマガでは、開封データを分析した結果、木曜日・金曜日の昼休み前後(11〜14時頃)の反応が特に良いことが判明しました。自社の顧客リストが最もアクティブになる時間帯を見つけ出すために、配信ツールのアナリティクス機能などを活用し、曜日や時間帯を変えてテストを繰り返すことが成功への近道です。

関連記事:メルマガが読まれる時間帯は?ベストな配信時間を知りたい!

コツ2:信頼を得るための「差出人名」

差出人名は、読者が「このメールは信頼できるか」を判断する最初の関門です。見慣れない名称では、迷惑メールと誤認されたり、開封されずに削除されたりする可能性が高まります。

「株式会社〇〇」や「〇〇(サービス名)セミナー事務局」のように、誰からのメールなのかが一目でわかる、信頼性の高い差出人名を設定しましょう。

コツ3:25文字で惹きつける「件名」

件名は、開封率を左右する最も重要な要素と言っても過言ではありません。特にスマートフォンでの閲覧が増えている現代では、表示される文字数が限られています。


件名を作成する際は、以下の2点を意識しましょう。

・文字数は25文字以内を心がける
・読者が得られるメリットや、数字を用いた具体的な情報を盛り込む

例えば、「セミナー開催のお知らせ」だけでは、何のセミナーなのか、参加するとどんな良いことがあるのかが伝わりません。「4社のメール施策を60分でご紹介!」のように、何が聞けるのかを明確に伝えたり、「商談獲得300%増を実現する方法とは?」のように、具体的なメリットを提示して興味を惹きつけたりすることが有効です。

関連記事:メルマガのタイトル(件名)の文字数は何文字が最適?【検証結果付き】

クリック率を上げる3つのコツ

無事にメールが開封されたら、次はいかにして本文中のリンク(CTAボタン)をクリックしてもらうかが勝負です。ここでも重要な3つのコツがあります。

コツ4:情報を詰め込みすぎない「本文構成」

「せっかく配信するのだから、あれもこれも伝えたい」という気持ちは分かりますが、それは逆効果です。配配メールが実施した調査では、人がメルマガ1通の閲覧にかける時間は平均でわずか7秒程度ということがわかりました。

この短い時間で読者の心をつかむには、情報を絞り込むことが不可欠です。

・原則は「1メール=1コンテンツ」

最も伝えたいウェビナー情報だけに絞りましょう。もし複数の情報を載せる場合は、ボタンの大きさや色で優先順位をつけ、一番見てほしいコンテンツが目立つように工夫が必要です。

・件名と本文の内容を一致させる

件名を見て「企画術が学べる」と思ったのに、本文の冒頭が全く関係のない内容で始まっていたら、読者は「間違えた」と感じてすぐに離脱してしまいます。

・テキスト量は500文字以下を目指す

株式会社WACULと弊社ラクスの共同調査によると、メール本文のテキスト量が500文字以下のメールは、それ以上のものに比べて反応率が約2倍高いという結果が出ています。伝えたいことを簡潔にまとめましょう。

参考:株式会社WACULと株式会社ラクスのメールマーケティング共同研究レポート第2弾 “「メール送りすぎ?」という遠慮は不要。メールマーケティングの実態調査”

コツ5:一瞬で伝える「ファーストビュー」

ファーストビューとは、メールを開いて最初に表示される画面領域のことです。読者はここで続きを読むか、離脱するかを判断します。この領域で「自分に関係がある」「読む価値がある」と思わせることが重要です。

ウェビナー集客メールにおける効果的なファーストビューは、以下の3つの要素で構成されています。

・アイキャッチ画像: 何のイベントかが一瞬でわかる画像を最上部に配置します。
・簡易リード文:
そのウェビナーで何が学べるのか、どんな課題が解決できるのかを端的に伝えます。
・CTA(行動喚起)ボタン:
クリックできることが一目でわかるデザインのボタンを設置します。

ウェビナー集客メール実例2

やってしまいがちなのが、冒頭に挨拶文や季節の話題を長々と書いてしまうことです。次のアクションへつなげることを目的としたメルマガでは、こうした本題と関係のない要素は極力削り、最も伝えたい結論(ウェビナーの案内)をファーストビューに配置しましょう。

コツ6:読者を迷わせない「CTAボタン」

CTA(Call To Action)は、読者に行動を促すための最も重要なパーツです。テキストリンクよりも、クリックできると一目でわかるボタン形式が効果的です。

「とりあえず予約する」「無料で参加する」など、ボタンの文言も、読者が次のアクションをイメージしやすく、クリックへのハードルが下がるような言葉を選びましょう。

また、CTAボタンはファーストビューだけでなく、メールの最後にも設置するのがおすすめです。最後まで読んで興味が高まった読者をスムーズに申し込みページへ誘導できます。

申し込み後のリマインドメールも重要

申し込みがあったからといって、安心はできません。ウェビナー当日の参加率を大きく左右するのが「リマインドメール」です。

弊社で定期開催している人気セミナーの参加率を比較したところ、リマインドメールを配信しなかった回の参加率が59.1%だったのに対し、配信した回の平均参加率は70.5%と、10%以上も高い結果となりました。忙しいビジネスパーソンは、申し込んだこと自体を忘れてしまうケースも少なくありません。リマインドメールは必ず送りましょう。

 

効果的なリマインドメールのポイントは以下の通りです。

・配信タイミング: 複数回送るのが効果的です。例えば、「開催前日」「当日の朝」「開始1時間前」など、タイミングを分けて配信しましょう。

・記載すべき内容: 参加者が当日迷わないよう、必要な情報を簡潔にまとめます。
 ┗ セミナータイトル
 ┗ 開催日時
 ┗ 参加用URL
 ┗ よくある質問(FAQ)

事前にFAQを記載しておくことで、当日の問い合わせを減らし、運営側の負担軽減にも繋がります。

 

 

まとめ

本記事では、ウェビナー集客を成功させるためのメール配信のコツを6つご紹介しました。

・読者の行動時間を狙う「配信日時」
・信頼を得るための「差出人名」
・25文字で惹きつける「件名」
・情報を詰め込みすぎない「本文構成」
・一瞬で伝える「ファーストビュー」
・読者を迷わせない「CTAボタン」

そして、申し込み後のリマインドメールで、当日の参加率を確実に高めることが重要です。

これらのコツは、どれも明日からすぐに試せるものばかりです。一つひとつは小さな改善かもしれませんが、組み合わせることで、開封率やクリック率は着実に向上し、ウェビナーの申し込み数最大化に繋がります。ぜひ、次のメール配信から実践してみてください。

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屋根下大智

新卒でWeb広告代理店に入社し、メルマガやWebメディアの運用に約3年間従事。2024年7月に株式会社ラクスに入社し、現在は配配メールにて記事の執筆やサイト改善をメインに担当。
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