【調査結果】対応済み企業の割合は?Gmailガイドライン変更の影響を調査しました!
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メールマーケティングにおいては「相手にメールを届けること」が何より重要です。どんなに有益な情報を配信しても、迷惑メールと判断されてしまい相手の受信ボックスに届かなければ意味がありません。
本記事では、「配信したメルマガが迷惑メールボックスに振り分けられてしまう」「重要なメールが迷惑メール扱いされてしまい相手に届かない」とお悩みの方に向けて、迷惑メール判定されないようにするための回避方法をご紹介します。
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一昔前、メルマガが世間に広く普及するとともに、迷惑メールの増加が問題となりました。増加する迷惑メールへの対策として、メール受信者側のセキュリティが強化されていきました。その結果、迷惑メールではない普通のメールまで迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうという弊害が出てきてしまったため、迷惑メールと誤認されないための送信側の努力が欠かせないものとなってきたのです。
迷惑メールの判定基準は、プロバイダやキャリアによって異なり正確な情報は公表されていません。しかしながら、迷惑メール判定を受けやすいメールの傾向はあります。大きく3つに分けてご紹介します。
迷惑メール業者がよく使う手口と似たメールは、迷惑メールとして判定されやすい傾向にあります。例えば、公序良俗に反する内容のメールです。ギャンブル・アダルト・犯罪などに関連する単語や、過度な煽り表現が含まれていたりすると、迷惑メール判定の原因となる可能性があります。
迷惑メール業者は、不正に入手したメンテナンスされていないリストを使って配信をおこなっており、その中には無効なメールアドレスが多く含まれています。これと同じように無効なメールアドレスを多く含むリストにメールを配信し続けていると、迷惑メール業者と間違われてしまう可能性が高まります。配信エラーが大量に発生している場合は注意が必要です。
単一のIPアドレスからの大量配信など、メール配信に適した環境ではない場合は迷惑メールと見なされる可能性があります。
一斉配信を得意とするメール配信システム「配配メール」では、複数のIPアドレスに分散して配信をおこなう仕組みが整っています。メルマガの配信をおこなう際は、そういった対策をとっているメール配信システムを利用するのがおすすめです。
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それでは、具体的に何をすれば迷惑メール判定を避けられるでしょうか。
前述の通り、迷惑メールの判定基準は公表されていないため「これをすれば絶対に迷惑メールボックスに振り分けられない」と言い切れる対策はありませんが、基本を押さえることでリスクを減らすことはできます。
以下、迷惑メール判定のリスクを回避するためのポイントをご紹介します。
たとえ怪しい内容のメールでなくても、アダルト・ギャンブル・お金儲け系の単語や過度な煽り表現がメール本文や件名に含まれていると、迷惑メールとして判定されやすくなります。配信前に、そういった言葉がメール内に無いか確認しましょう。
メールに直接ファイルを添付すると、迷惑メール判定を受けやすくなってしまいます。これは、添付ファイルを開かせてウイルスを拡散させるのが昔からある常套手段だからです。
添付ファイルを送りたい場合は、メール内に記載されたリンクからダウンロードできる形式で送るようにするのがおすすめです。
長いURLを見栄えよくするために、無料の短縮URL発行サービスを活用している方もいらっしゃるかと思いますが、実は迷惑メール判定を受けやすくなるといったデメリットがあります。これは、迷惑メール業者が悪質なサイトへ誘導する際に、URLを隠す目的で短縮URLを使うケースが多いためです。
長いURLを見せたくないのであれば、HTMLでテキストや画像にリンクを張るのがおすすめです。
メルマガの配信停止(購読解除)を簡単にできるようにしておくことも、迷惑メール判定リスク回避のポイントです。
Gmailなどのメールサービスでは、受信したメールを「迷惑メール」として報告できる機能が用意されています。メール内に配信停止の導線が無い場合や配信停止方法が分かりづらい場合、受信者がこの機能を使って迷惑メール報告することが考えられます。
ちなみに、弊社で実施した「メールマガジンに関する意識調査」では、「受信しているメルマガの配信停止を行うために迷惑メール報告をしたことがあるか」という質問に37.6%もの人が「したことがある」と回答しました。
配信停止の手続きがあまりにも煩雑だと、上記のように迷惑メール報告をされてしまうだけでなく、企業イメージが悪くなる可能性もあります。なるべく少ないステップで簡単に配信停止できる導線を用意しましょう。
なお、そもそもメルマガ内に配信停止手段の記載が無い場合は、特定電子メール法違反にあたります。
「特定電子メール法」については、下記の記事やセミナー動画にて詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
関連記事:【メルマガの法律】特定電子メール法って何?適用範囲と4つのポイントとは
セミナーアーカイブ動画:メール配信をする前に知っておくべき 特定電子メール法とBCC配信の危険性
たとえ不正に入手したリストでなくても、退職などによってメールアドレスが無効になってしまったり、登録ミスにより誤ったメールアドレスが含まれてしまうことがあります。これらの無効なメールアドレスに配信し続けていると、迷惑メール判定を受ける可能性が高まりますので、配信リストは定期的にクリーニングする必要があります。
メール配信サービス「配配メール」では、配信結果の解析を行い、配信エラーになった理由をメールアドレスごとに解析する機能が付いています。また、”エラー〇回で強制的に配信リストから除外”といった機能を活用することで、手間をかけずに配信リストのクリーニングをすることができます。
関連記事:配信リストを常にクリーンな状態に保つための「配配メール」の機能
利用中の配信サービスに配信エラー解析の機能が付いていない場合、「MAILER-DAEMON」「Mail Delivery Subsystem」などの英語で返ってくるエラーメッセージを見て、エラー原因を特定する必要があります。原因によっては、リストから除外しなくても送信方法を変えたりメールアドレスを修正したりすることで解決する場合があるからです。
「MAILER-DAEMON」「Mail Delivery Subsystem」などのエラーメッセージの内容は、以下を参考にしてみてください。
■メールアドレスの @よりも前の部分が間違っている
・User unknown
・Invalid recipient
・Invalid user specified
■メールアドレスの @よりも後ろの部分が間違っている
・Host unknown
・host not found
■送信先のメールボックスの容量に空きがない
・Message size exceeds remaining quota
・over quota
■メッセージや添付ファイルの容量オーバーにより、相手がメールを受信することができない
・Message size exceeds maximum value
・Message is too large
外部のシステムを利用してメール配信をおこなう際は、「なりすましメールではないこと」を証明するための設定をしていないと、迷惑メール判定を受けやすくなります。なりすまし対策として欠かせないのが、「SPF」と「DKIM」の2つの送信ドメイン認証です。
SPFは、電子メールの送信時に「送信者のなりすましメール」と誤判定されることを防ぐための、セキュリティ技術(送信ドメイン認証)の一つです。
関連記事:SPFとは?その役割とSPFレコードの設定方法を知ろう
DKIMは、電子署名方式の送信ドメイン認証技術のひとつです。DKIMでは、送信側でメールに電子署名を付加し、受信側でその電子署名を照合する方法で、送信者がなりすましでないかどうかを確認することができます。
関連記事:なりすましメールに注意!SPF認証とDKIM認証の違いとは
迷惑メール判定のリスクを回避するためのポイントをご紹介しました。
届けるべきメールがきちんと相手に届くよう、自社でこれらの対策を実施できているかどうか振り返ってみてください。
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