【調査結果】対応済み企業の割合は?Gmailガイドライン変更の影響を調査しました!
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よく聞くお悩みの一つに「効果的なメールを配信したいがやり方がわからない」というものがあります。
せっかくメール配信をするなら、やはり効果は出したいですよね。
そこで今回は、メールマーケティングで効果を出すためには欠かせない、 セグメント配信についてご紹介いたします。
セグメント配信とは、顧客を年齢や性別といった「属性」と商品購入履歴などの「行動」で分類し、個々の顧客の興味・関心・行動に合わせた情報をメールで配信することです。
当然、全員に送る一斉配信よりも配信対象は絞り込まれますが、読者には顧客のニーズに近い情報が届けられるため、開封率・クリック率の増加、メルマガ解約率の低下などが期待できます。
顧客が求める情報を最適なタイミングで届けることができるため、一斉配信よりもさらに適切なメールマーケティングが行えるようになります。ただし、セグメントの数だけメルマガコンテンツを用意する必要があります。つまり、セグメントの増加分だけ、運用工数がかかる点には注意しましょう。
いざやろうと思っても「どういう情報でセグメントをしようか」と迷われる方に向けて、ここでは、セグメントの一例をご紹介します。
顧客の居住エリアや性別といった顧客属性は、セグメントの宝庫と言っても過言ではないほど、様々に顧客を分類できる重要な情報です。
例えば、人材紹介業界や不動産業界がセグメント配信を行うなら、「居住地域」に応じたセグメント配信が有効ですし、ファッション業界ならば「性別」や「年代」に応じたセグメント配信などが有効です。
ただ一斉に配信するのではなく、商品やサービスのターゲットに合致する顧客に向けて配信することで、よりよい反応が狙えます。
購入意欲が異なる読者に同じメルマガ内容を送ったとしても、効果は得られにくいです。
例えば、購入意欲が低い「サービスや商材の導入は検討しているけれども、その仕様や時期、コストの検討はまだしていない」という顧客に対して、サービスや商材の詳しい仕様や価格のメールを送っても、良い反応は得られません。
こういった購入意欲が低い顧客には売り込み要素の少ない内容がおすすめです。
メール本文をブログのように使って身の回りに起きた出来事を伝える内容であったり、業界ニュースを共有する内容を送ったり、一見商品とは結び付かないような内容で、顧客の興味をつなぎとめておける内容を配信していきましょう。
しかし、購入意欲が高い「サービスや商材の導入を検討していて、ちょうど探そうと思っていた」という顧客に対して、上記のような内容で送るのは逆効果になりかねません。
せっかく検討に上がっているのですから、導入事例を紹介するなど、自社サービスへの関心を高められるような内容で配信していきましょう。
セグメントが決まったら、セグメント配信をより効果的にするコツを踏まえながら、早速コンテンツを作ってみましょう。
顧客がメールを読むかどうかは件名で決まります。そのため、件名が見切れない文字数に収まりつつ、伝えたいことがわかるよう、4Uを踏まえて考えてみましょう。
4Uとは、緊急性 (Urgent),有益性 (Useful),独自性(Unique),具体性(Ultra-Specific)を指し、メルマガの開封率をアップさせるテクニックとして頻出されるポイントです。一番実践しやすいのは「緊急性」ではないでしょうか。
緊急性とは、新鮮さや、驚きが伝わる情報のことです。
例えば、「○名限定!無料セミナー応募登録開始!」など、人は「たった今始まったこと」「もうすぐ始まりそうなこと」にはついつい反応してしまいます。件名でも、そういった要素をうまく使うと、「自分に関係のある話だ」と思ってもらいやすく、興味をひくことができます。 その他の要素もご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。
関連記事:読みたくなる件名とは?メルマガの開封率を上げる5つのポイント
Fromアドレスに人名を入れて配信すると、機械的に一斉配信されたものではなく、人から送られてきていると認識してもらいやすいようです。弊社で実験してみたところ、社名を先頭につけた形で送るとより高い効果が得られました。
代表アドレスからの一斉配信で行う際も、ぜひ差出人名はいれて配信してみてください。
ターゲットにしている顧客層がメールを確認しやすい時間に送付しましょう。
メールは多いと一日に十通以上受け取ります。顧客がメールを確認できない時間帯に送ってしまうと他のメールに埋もれてしまい、見られなくなってしまいます。そのため、よくメールが開封されている時間を分析して、その時間に合わせて配信してみてください。
例えば、法人顧客だと通勤や昼休みのタイミング、個人顧客だと余暇時間に配信してみるなど、ユーザの特性ごとに変更してみるとよいでしょう。そのほか、HPへの流入が多い時間などもよりよいタイミングを知るためのヒントになります。
CTAボタンとは、メールをみた顧客をメール本文のURLに誘導するなど、何らかのアクションを促すボタンを指します。
このボタンはHTMLメールの最大の強みでもあり、メールからWEBサイト移動などの転換のアクションつまり、クリック数を上げるためには必須な機能です。誘導したいURLがある際は、ぜひこのCTAボタンを設置しましょう。
クリック数は、CTAボタンを少し工夫するだけで大幅に改善される可能性を秘めています。ぜひ、文字だけでなく、色や形を変えて挑戦してみてください。
顧客がメール本文を見ている秒数は約2秒と言われています。
せっかく作った長いメール文面も、実は最後まで見られていないということも多いため、伝えたいことを簡潔に伝えた文面で送りましょう。
2秒という短い時間に顧客に情報を伝えるためには、テキスト形式よりもHTML形式のメールのほうが向いています。なぜかというと、テキストで説明するよりも、画像を置いた方が、伝えられる情報量が多いからです。ぜひ、メールを開いてすぐ目に入ってくる場所に画像をいれ、顧客の興味を引ける構成で作成してみてください。
今回は、セグメント配信の良いところを取り上げましたが、セグメント配信は良いことばかりではありません。
「属性」や「行動」など、分類するには時間と手間が必要となります。
そして、分類のための情報が増えれば増えるほど、精度が高まりますが、適切な分類を行うのが難しくなっていきます。
もちろん分類の方向性や手法に間違いがあれば、思い通りにセグメント配信の効果を高めることはできません。顧客に対して訴求したいアクションが何かを明確化していないと、メーリングリストを分類するための基準があいまいになってしまい、効果が発揮されないケースもあります。
セグメント配信は、分類基準に関して何度も試行錯誤し、効果測定と見直しを行うことで徐々にその効果が高まっていきます。最初から細かい分類を行うのではなく、まずは大きめの分類から、セグメント配信をしてみてください。 一斉配信時とは違った反応があるかもしれません。