営業の新規開拓リストの作り方は?ポイントも解説
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メルマガの開封率やクリック率を測定して、メルマガの改善に取り組んでいる方は多いと思います。しかし、メルマガの到達率は測定していますか?
メールの到達率を改善することは、件名や配信時間を変える以上に、メルマガの成果を改善できる可能性があります。例えば10,000名の読者にメルマガを送る場合、メールの到達率が10%改善されると、同じ開封率でも、開封した人の数は10%増えることになります。
実は、メルマガのように一度にたくさんの方にメールを送る場合、1対1のメールと違って「メールが届かない」ことが良く起きます。
今回は、そんなメルマガの到達率を改善する方法を4つご紹介します!
関連記事:【重要】2024年2月Gmailの送信者ガイドラインが変更!必要な対応をわかりやすく解説
メルマガ配信の対象になっているメールアドレスのまとまりのことを「リスト」と言います。
リストの中には、もう使われていないメールアドレスが含まれていることがあります。このようなメールアドレスは、メルマガ配信時に、メールの受け取り手側に「エラーアドレス」として認識されてしまいます。そして、このエラーアドレスへ送り続けてしまうと迷惑メールとみなされて、エラーアドレスではない、本当は届くはずのメールアドレスへのメルマガまでも、受信ブロックにかかってしまいます。
この「リストに含まれるエラーアドレスを削除する」すなわちクリーニングをすることで、メールがより届きやすくなり、メルマガの到達率をあげることができます。
これを防ぐためには、リストに含まれるメールアドレスのうち、もう使われていないアドレスを特定し、削除する必要があります。メール配信システムには、以下の図のように、メルマガが届かなかった理由やそのメールアドレスを特定できるものがあります。このような機能を利用して、リストをクリーニングすることで、メルマガの到達率を改善することができます。
>>配信リストをクリーンな状態に保つための「配配メール」の機能
図のように、他人のメールアドレスに偽装して送信されるメールを「なりすましメール」と言います。
GmailやYahoo!メール、携帯キャリアなどでは、このようなメールを迷惑メールだと判別できるようにセキュリティが強化されているため、メルマガをきちんと届けるには、なりすましメールではないことを証明する必要があります。
その対策のひとつが「SPF」と呼ばれる送信ドメイン認証技術です。
「SPF」を簡単に言うと、「メルマガのFromアドレスのドメイン(@マークの右側)に使用しているメールサーバはこれですよ」と宣言する仕組みのことです。
「SPF」により、メール送信者のメールアドレスのドメイン名と、DNSサーバ(※)上で公開されている送信メールサーバの情報の整合性を受信メールサーバが確認することで、正当なメールサーバから送信されたメールとなりすましメールとを判別することが可能になります。
※DNSサーバとは
インターネット上でのコンピュータの名前にあたる「ドメイン名」を、住所にあたる「IPアドレス」に変換するコンピュータのこと。
DKIMは、電子署名方式の送信ドメイン認証技術のひとつです。DKIMでは、送信側でメールに電子署名を付加し、受信側でその電子署名を照合する方法で、送信者がなりすましでないかどうかを確認することができます。
DKIMとSPFはどちらも送信ドメイン認証の技術ですが、SPFは送信メールサーバのIPアドレス情報を使用して、正しいメールサーバからメールが送信されているのか(なりすましメールでないか)をチェックするのに対し、DKIMはメールに添付された電子署名を使用して、メールの送信者情報が正しいものかどうか(なりすましメールでないか)をチェックします。
普段会社で利用しているインターネット回線からメルマガを配信すると、受信ブロックにかかってしまう確率が高くなります。これは、ひとつのIPアドレスから数十通を超えるメールを一斉に送ると、受信する側から、迷惑メールと判断をされ、ブロックされてしまうことがあるためです。
対策には、配信専用のサーバを立てて、通IPアドレスを複数用意する必要があります。1企業で実施するにはコストも手間もかかるものですが、一定水準以上のメール配信システムでは、この対策が実施されています。そのため、数百件を超えるリストにメルマガを送る場合、メール配信システムの利用がおすすめです。
関連記事:セキュリティや迷惑メール判定に関する「配配メール」の取り組み
いかがでしたか? 難易度別にご紹介させていただいたので、まずは簡単なものから手をつけて、到達率の変化を見てみるのがおすすめです。
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