営業の新規開拓リストの作り方は?ポイントも解説
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メールマーケティングの重要指標である開封率。この開封率を上げるために最も重要なものはメールのタイトルです。どんなに良いタイミングで送っても、どんなに内容が素晴らしいメールだったとしても、まず開かれなくては意味がありません。届いたメールを開くかどうかをユーザが最終的に判断するのはメールのタイトルなのです。
そこで今回は、開封率を高めるためのタイトルに施せる工夫7選と称して、7つのテクニックをご紹介していきます。
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メールはまず開いてもらわなくてはならない事は先にお伝えしましたが、ユーザはメールを開くかどうかを判断するのは受信トレイに並んだタイトルからです。PC上で表示されるタイトルの文字数は25文字程が一般的です。この文字数を超えると見切れてしまっている可能性が高く、開封の判断には使われません。
また、人が一目で認識できる文字の最大数は13文字とも言われています。そのため、タイトルは25文字程度に抑える事がマストで、ユーザに伝えたい重要な情報を冒頭13文字以内に収めるのが最適と言えます。
ニュース性とは、情報の新鮮さや、驚きが伝わることを指します。人は「たった今はじまったこと」や「もうすぐはじまりそう・終わりそうなこと」、にはついつい反応してしまうものです。
デパートやECサイトでのタイムセールや、限定品販売などが始まるとついつい覗きたくなってしまいませんか?タイトルの冒頭13文字部分に、こういったニュースのような要素を含めると良い反応を得ることができます。
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関係性とは、ユーザに自分事と思ってもらえることを指します。受け取った情報が、自分との関係性が高ければ高いほど、その情報を重要なものとして受け取ります。例えば、ゴルフ経験も無く、会社の付き合いでゴルフに行く予定も無い中で、ゴルフ上達DVDなどのグッズをただ紹介されても、直ぐに「よし、買おう!」とはならないと思います。
例えば、「ゴルフ未経験者の方必見」や「運動不足にお悩みなら」などのターゲットとなるユーザが抱えていそうな願いや悩みなどを具体的にイメージした言葉をタイトルに含める事で、ユーザが自分事と認識して、行動を起こす確率が高まります。
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有益性とは、ユーザにとってメリットがある情報であることを指します。ユーザ自身がメールを読むという行動を起こす事で、自分が受け取るメリットが伝わる情報のことです。
例えば、直接的な割引情報や参考となる追加情報などをタイトルに盛り込めると良いです。読み手も決して暇ではないため、読むに値するかどうかが瞬時に判断できなければメールも開かれません。ユーザにとってのメリットを考え、タイトルに含めるようにしましょう。
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具体性とは、ユーザが実際にイメージできる「名詞」や「数字」のことを指します。
「名詞」は地名や施設名、人名などがこれにあたります。「数字」は○%オフ、○○円、第○位などです。どんな事を伝えようとしているかが、即時に理解できるので、開封判断に迷いません。
人気のあるモノや誰もが知っているモノの名詞、お得さや優秀さを表す数字データは、特に効果的と言われています。先にお伝えした有益性と組み合わせると効果バツグンです!
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季節性とは、春夏秋冬の時候の挨拶やイベントなどの幅広く普及しているタイミングに合わせて配信することを指します。
toBの現場では、新年の挨拶・寒中見舞い・暑中見舞い・残暑見舞いなどに、いまだに手紙を送られているところも多いです。”他社がやっていないから”、”ビジネスとはいえ人感が感じられるから”との理由で、こういったタイミングでの配信が好まれます。
toCの場合は、バレンタイン・ホワイトデー・夏休みや秋の行楽シーズン・ハロウィン・クリスマスといったタイミングは大きな商機です。これらのタイミングに合わせた商品やセールなどの開催を通知するメールは、開封率が高くなる傾向にあります。
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個別情報の差し込みとは、ユーザのお名前などの個別情報をメールのタイトル内に差し込むことを指します。マーケティングオートメーションツールやメール配信システムでは簡易的な顧客データベースの機能を持っているため、お客様の名称はもちろん、企業名や興味のある商品などのデータを保持できます。それらのデータベース上の個別情報をメールの件名に差し込む事で、「3」の項目であったように、受け手に「自分宛のメールである」と関係性を持たせる事ができます。
関連ページ:宛先ごとに個別の情報を差し込める、配配メールの「差し込み機能」
また、営業フォローやナーチャリングの場面でも、営業担当名を差し込む事で、あたかも営業メンバーから送られたメールであるようにすることで、親近感を持たせることもできます。
例) ※○○部分が個別差し込みとなります。
いかがでしたでしょうか?
メールのタイトルは、そのメールの第一印象を決める大事な要素です。ユーザとの継続的な関係を構築していくためにも、メールボックスの一覧画面の中でまずは目にとまり、興味を持って開いて貰わなければ何も始まりません。そのためには、ユーザのためになる情報の提供である事を短い文章で知らせなければなりません。読み手となるユーザの立場に立ち、どういった言葉や表現が魅力的に映るのかを常に考えてタイトルを練ってみましょう。
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