フォローメールとは?効果的な書き方・例文も徹底解説!
- ビジネスメール
リクルートの創業者として有名な江副浩正さんの言葉に、
“わからないことはすべて、お客様に聞けばいい”
という格言があります。
ビジネスパーソンであれば、一度は「お客様に意見を聞いてみたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか。しかし実際は、1人1人に電話や訪問でヒアリングするのは手間がかりますし、外部の調査会社に委託するのでは費用がかかってしまいますよね。そこで今回は、簡単にお客様の意見を収集する方法として、”セルフ型Webアンケートツール”の活用についてご紹介したいと思います。
Web上でアンケートを作成し、自社のステークホルダー(顧客・株主・従業員・その他)にメールなどで告知を行い、回答してもらう調査手法です。一般的なネットリサーチとは異なり、”不特定多数の人”ではなく、”自社と関係性の深い人”に対して調査を行う点が特徴です。
セルフアンケートには大きく3つのメリットがあります。
アンケートの回答率は、設問数や内容によって変わりますので、一概には断定できません。しかし、電話や訪問と比べて回答率が下がるのは想像に難くありませんよね。しかし少し見方を変えると、”能動的にアンケートに回答してくれている人”つまり”自社に対する愛着心が深い人”の回答を得やすいという特性もあり、否定的にばかり捉える必要はないと思います。
セキュリティについては各ツールの提供者が自身の責任において管理してていますので、これも一概には断定できません。ただ、最近では国内大手企業の参入などもあり、暗号化通信に対応したツールも増えているため、きちんとしたツールを選ぶことでリスクを低減できます。
様々なツールがありますが、今回は無料でありながらビジネスユーズに耐えうるツールを4種類ご紹介します。
下記は、2013年11月15日時点の各社無料プランにおける内容です。(ツール名をクリックすると各サービスサイトに遷移します)
ツール | SurveyMonkey | Questant | CreativeSurvey | GoogleDrive |
---|---|---|---|---|
運営会社 | SurveyMonkey (米国) | マクロミル (日本) | フォーデジット (日本) | Google (米国) |
設問数 | 10件まで | 10件まで | 無制限 | 無制限 |
回答数 | 100件まで | 100件まで | 30件まで | 無制限 |
集計 | ○ | ○ | ○ | ○ |
データエクスポート | × | × | × | ○ |
画像の利用 | ○ | ○ | ○ | × |
テンプレート | ○ | ○ | ○ | × |
重複回答の禁止 | ○ | × | × | × |
ソーシャルログイン | ○ | ○ | × | × |
ヘルプデスク | メール対応 | メール対応 | Twtter対応 | 無し |
セキュリティ | SSL対応 | SSL対応 | SSL対応 | SSL対応 |
米国に本社を構えるセルフ型Webアンケートツールの老舗です。2011年より日本でサービスを展開しており、日本語にもバッチリ対応しています。設問作成を省力化するテンプレートや、集計データのグラフ化、重複回答の禁止など、アンケートツールとして必要充分な機能が盛り込まれており、完成度の高さが伺えます。最近では無料プランがSSL対応となり、さらに普及が進みそうです。
日本国内のネットリサーチ市場を牽引してきたマクロミル社が、満を持して2013年10月31日にリリースしたセルフ型Webアンケートツールです。機能的には前述のSurveyMonkeyに引けを取りません。またアンケートテンプレートが業界ごとに最適化されていますので、非常に便利です。現時点では無料プランのみの提供となっていますが、今後有料プランもリリースされるそうです。
2013年11月1日に一般公開されたばかりの、デザイン性を追求したセルフ型Webアンケートツールです。もともとデザインリサーチのツールとして様々な調査・学術論文に使用されてきた実績を持ち、特にデザインに関しては他の追随を許しません。無料プランでは、回答数が30までとやや少ないものの、アンケートのデザインまで追及したいというコダワリ派であればぜひ試したいツールです。
近年、ビジネスにおいても利用が進んでいるGoogle Driveですが、実はWeb アンケートフォームも作れてしまうのです。しかも、上述した3つのツールにはないデータエクスポート機能が無料で利用できますので、クロス集計などより高度な分析が可能です。ただし、アンケートテンプレートや専属のサポート窓口はありませんので、利用者にある程度の根気とITリテラシが求められるかもしれません。
アンケートツールとしての完成度という点では、やはりSurveyMonkeyに一日の長がありそうです(2013年11月15日現在)。ただし、メイドインジャパンの安心感を求めるのであればQuestant、デザインはCREATIVE SURVEY、データ分析はGoogle Drive、といったようにそれぞれ強みがありますので、そのときどきの要件に合わせて賢く選びましょう。
いかがでしたか。社内で大きく意見が分かれたとき、進むべき方向がわからなくなったときは、ぜひセルフ型アンケートツールを上手に活用してお客様に意見を聞いてみてくださいね。(執筆/編集:陶山 大介)