営業の新規開拓リストの作り方は?ポイントも解説
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メールマーケティングに限らず、全てのマーケティング施策において効果測定は非常に重要です。
効果を定量的に把握することで、「その施策に継続的に取り組むべきかどうか」や「どの程度の人員を割り当てるべきか」といった判断を“正確に”下すことができるようになります。
また、同一の施策であっても、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)を繰り返すことで、効果を飛躍的に高められる可能性があります。
このCheck(評価)にも効果測定が役立つのです。
メールマーケティングの代表的な効果指標としては下記の5点が挙げられます。
メールマーケティングの主要KPI 1. CV(コンバージョン)数 2. クリック数 3. 開封数 4. 到達数 5. 送信数 |
それぞれの測定方法を詳しくみていきましょう。
実際のメール送信の手順とは逆の流れになりますが、メール送信の最終的な目標から一つずつ遡って確認していきたいと思います。
効果の数値がよくないときにどのような対策が取れるのか具体的な改善例もご紹介していますので参考にしてください。
CV数とは、「メールを送る目的が達成された回数」を指します。
ECサイトであれば「販促メールを送ったことで何点商品が売れた」か、あるいはBtoBであれば「セミナー案内メールを送ったことで何件申し込みがあったか」などがメールの成果指標になるでしょう。
CVは最終的な達成事項ですから、この率を上げるには、以下の4つの項目で躓いているポイントの改善を図る必要があります。その躓いているポイントを知るために、効果測定が必要になるのです。
このCV数はGoogle Analyticsという無料のアクセス解析ツールで測定することができます。詳しい測定方法を知りたいという方は下記の記事も合わせてご参照ください。
※参考:【EC担当者必見!】Google Analyticsを活用し、メールマガジンのクリックとコンバージョンを測定する方法
クリック数とは、「送信したメールの本文に含まれているURLのクリック数」のことです。
ECサイトであれば、メールを受け取ってから商品を購入するまでに、必ず「ECサイトを訪れる」というステップを踏むことになります。
ですから、URLのクリック数も重要な測定指標となります。こちらも前述したGoogle Analyticsで測定することが可能です。
クリック数が少ないときは、メールの内容に問題があると考えられます。
簡潔で読みやすい文章になっているかが重要です。メールが長いという「見た目」だけで、内容を読まずに(=クリックされることなく)閉じられてしまう可能性が高くなります。
クリックしやすい構成になっているかどうかもポイントです。そもそもクリックする場所がわかりやすいかを確認してください。HTMLメールであれば、クリック用のボタンや画像の設置も可能ですので、色や大きさを工夫しながら取り入れるといいでしょう。
メルマガを配信する時間帯が、読者に合っていないことも考えられます。メールにゆっくり目を通せるタイミングに調整するために、複数の時間帯で配信してみて効果測定してみるのも一手です。
開封数とは、「送信したメールが開封された回数」を指します。
HTMLメールのみ測定できる指標ですが有用性は非常に高いです。
メールの開封率が低いメールは“件名”に問題がある場合があるので、工夫してみるといいかもしれません。詳細は下記の記事をご参考ください。
※参考:読者に響く言葉を捜せ!開封されるメルマガ件名サンプル
とくにBtoBの場合は、ウイルス感染などを警戒して不明瞭なメールは開かれない場合も多いです。明確にするために差出人の欄を「企業名」+「担当者」にしておくといいでしょう。なお、開封数の測定にはメール送信専用のツールが必要となります。
到達数とは、「送信したメールが相手の受信ボックスに届いた数」を指します。
意外に思われるかもしれませんが、メールはすべて届くわけではありません。ある調査によると、実に4通に1通ものメールが不達という驚くべき結果もあります。
ただメールの到達率は改善することができますので、やはり効果測定が重要です。こちらも測定には専用のツールが必要となります。
到達率を上げるには、送信リストのクリーニングをしましょう。
エラーで返ってきたメールアドレスは速やかに、送信リストから外す作業を行ってください。エラー数が増えてしまうと、有効なメールアドレスにも届かなくなることもあり得るため、意識して実行されることをおすすめします。
※参考:送ったはずのメールが届かない?!困ったときに役立つ5つの対処法
送信数は、…とこれは説明不要ですね。送信数を増やすためには継続的なリストの獲得が必要です。ただ、「なんでもかんでも増やせばよい」というものではなく、あくまでも自社の顧客となり得るターゲットのリストが重要になりますので、この点は注意が必要です。
これまでにご説明した効果測定指標には無料ツールで測定できるものもあれば、有料ツールでなければ測定できないものもあります。では有料のツールをかける必要はあるのでしょうか。
これは一概に断定することはできません。ただ、適切に効果を測定しPDCAを加速できれば、メールマーケティングの効果は必ず改善します。改善によって期待できる利益がツールの費用を上回るのであればお金をかけてでも導入する価値がある…ですよね?
この“見極め”は難しいところですが、有料ツールといっても月額5千円~1万円程度のものもあります。投資リスクとしてもそれほど高いものではないと思いますし、「やってみなはれ」の精神でチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
今回ご説明したメールの「開封数」「到達数」を測定してみたい、という方は株式会社ラクスが提供するメール配信ソフト『配配メール』が対応しています。以下のリンクも合わせてご覧ください。