メルマガ配信リストの断捨離してますか?メタボなリストの整理方法

メルマガ配信リストの断捨離してますか?メタボなリストの整理方法

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配信リスト、メタボ化してませんか?

突然ですが、あなたのスマホ・携帯電話の電話帳、確認したことありますか?いったい、その中のどれくらいの人とやり取りしているでしょうか。今回はそんな話をしようと思います。 そう、メルマガの配信リストについてです。不特定多数のユーザーに対して同じメールを送信する以上、どうしても反応がないユーザーが出てきてしまいます。果たしてその配信リストそのままにしておいてよいのでしょうか?

配信リストの無駄はお金の無駄につながる

冒頭の答えを言えば、みなさんの予想通りだと思いますが、『NO』です。 まず、配信リストにはメルマガを配信すると反応を返してくれる稼働ユーザーと、時々反応をしてくれるユーザー、そして長期間なにも反応がない休眠ユーザーとに分かれます。 この休眠ユーザーの復活はものすごく難しいです。長期間なにも反応をしない、ということは、メールマガジンに対するモチベーションが低く、その他のメールに紛れて気付いてもらえていない、ということ。もしかしたら会員登録したことさえ、忘れてしまっているかもしれません… この休眠ユーザーを抱えたまま配信すると、どうなるか。以下が主なデメリットです。
  • 反応のないユーザーを抱えていることで測定値が低くなる
  • 反応のないユーザーも考慮に入れているため、改善施策がぼやけてしまう
  • 反応のないユーザーにも配信しているため、コストがかかる
これがリストを整理することによって、①測定の精度が上る ②稼働しているユーザーとのコミュニケーションが密になる ③配信コストが下がる といいことばかりが起こります。 配信数・会員数が多いことはアピールにもなりますが、同時にコミュニケーションのロスも生み出してしまいます。捨てがたいとは思いますが、思い切って配信リストの「断捨離」をすることを、ここではおすすめしていきたいと思います。

休眠ユーザー『断捨離』の手法

では、休眠ユーザーの定義とはなんでしょうか?私は『1年以上メールマガジンに対してなにも反応がないユーザー』と考えています。 自ら諸条件に同意したうえでメルマガ会員となったユーザーですが、そのモチベーションは様々。あなたの会社の商品を愛用していて高いモチベーションで会員になった人。一回使ってみて、そこそこ気に入ってくれた人、キャンペーンのプレゼントにつられて会員になった人などが考えられます。もちろん、最初はモチベーションが低くても徐々にファンとなってくれる人もいますし、それを実現する手法がメールマガジンだとは思います。しかしながら、あまりにも期間が空いてしまっては、そのユーザーの心をつかむことは難しいのが現実です。入ってきたユーザーに対しては、なるべく間隔を空けずにステップメールや、個別メールを送ってモチベーションをキープしていかなければなりません。ユーザーのすくい上げの施策は、期間が空くほど成果を上げることが難しくなります。1年以上となると残念ながら離脱してしまったと見たほうがよいでしょう。 とはいえ、勝手にリストから削除してしまっては問題です。断捨離をするにあたってやるべきことは以下です。
  • データベースから「休眠ユーザ」に該当するアドレスをピックアップ
  • メインのデータベースと分けて、休眠ユーザー用データベースを作成
会員登録抹消の前にまずは本配信のリストから除外しましょう。配信システムは配信数に応じて金額が変わってくるので、配信のリストから除外することで、まずは配信のコストを削減することができます。 除外した休眠ユーザーに対しては、退会受付のリストにのみ残して、とりあえずは静観しましょう。もし利用規約で退会の期間が定められている場合はそれにしたがって削除してもよいです。あるいは個別で退会となる旨のメールを配信してもよいかもしれません。休眠ユーザーに対してもコンセンサスを残すことが大切です。 ユーザーを除外したら、次は稼働ユーザーに対するPDCAを回していきましょう。そうすることで、全体数は減ってしまっても、より効果の高いメルマガを配信することができますよ。 もちろん休眠ユーザーだって、大切なお客様。すぐに退会に結びつける必要もないとは思います。たとえばセールのメールだけはしっかり送り続けたり、セグメントを分けて定期的にすくい上げの施策を実行したりとやり方はあります。 でも、あくまでメルマガの本丸は定期配信であり、稼働しているユーザーです。現在動いてくれているユーザーに対して、より密接に寄り添い、フォローすること。そうすることで、結果的に自分たちにとってもプラスの効果が現れてきます。 メールマガジン配信リストの『断捨離』、ぜひ進めてみてください。
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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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