【調査結果】対応済み企業の割合は?Gmailガイドライン変更の影響を調査しました!
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メールマガジンはユーザと企業を結ぶ重要なコミュニケーションツール。いま現在もこの大前提については変化はありません。
しかし、インターネットの進化に伴って、メルマガとユーザの関係性には大きな変化が発生しています。ユーザとの関係性はメルマガを作成する上で、大変重要な要素です。ユーザとの関係性を誤らないよう、その変化について考えてみましょう。
インターネットが普及しはじめる、いわゆるインターネット黎明期において、メルマガはユーザとコミュニケーションを行うための唯一無二のツールでした。まだまだWEBでの情報公開は進んでおらず、ユーザにとってはメルマガから取得できる情報こそが、最もフレッシュな情報となっていました。それゆえに、ユーザは企業のメルマガにこぞって登録していました。
………いい時代でしたね。
しかし、いまやWEB上にはさまざまな情報があふれ、ユーザは気軽に調べたい情報を調べることができるようになっています。このような状況を見れば、メルマガとユーザの関係性が変わるのも致し方ないことだと言えるでしょう。
では、メルマガとユーザの関係性は、なにがどのように変わったのでしょうか?
その変化で最も著しい変化が、情報に触れる「環境」。インターネット黎明期からしばらくは情報を調べるのはパソコンが主流であり、メールの確認もまたパソコンで行われていました。
しかし、現在ではスマートフォンが主流。また通信速度もどんどん早くなり、ポケットに入るツールで、いつでも気軽にインターネットにアクセスすることが可能になったのです。
インターネット黎明期におけるコミュニケーション手段として、唯一無二の存在だったメールですが、インターネットの進化に伴い、すでに唯一無二のものではなくなっています。
近年のコミュニケーションツールとして、最も普及しているのがLINEなどを始めとしたメッセンジャーツールやSNSなどです。リアルタイムで気軽に話が出来るメッセンジャーツールはメールに変わってメインのコミュニケーションツールとなっています。そのため、日常のコミュニケーションはメッセンジャーで済ませ、メールの確認は後回しになっているのが現状です。
これまでの変化によって、ユーザは自分で情報を探し、自分で情報を発信することができるようになりました。メールチェックが後回しという現状になっていますが、それでもメルマガの登録者はまだまだいらっしゃいます。いまのユーザは、ただただ情報を求めて登録していたあの頃とは違って、なにかしらのメリットを求めるようになっています。つまりは能動的に情報を受け取りにいくようになっているのです。
まとめると、ユーザはスマホを主体に情報に触れており、普段のコミュニケーションはメッセンジャーツールが担っている。メルマガには特別なメリットを求めて能動的に選択している、ということになります。
これらの変化から、今後のメルマガの方向性を考えていくと、ひとつの答えに行き着きます。それは、「ユーザファースト」という考え方です。
もちろん、これまでもユーザのことを考えて作っていたと思います。しかし今後は、スマートフォンを意識したレイアウトになっているか、送り手が見せたい情報ではなく、ユーザに適した情報になっているか、ユーザが受け取りたくなるメリットがあるかなどをさらに考えなくてはなりません。
具体的にはメルマガの内容をユーザの属性に応じて変えるセグメント配信や、メルマガ限定のキャンペーンなどがあります。
いかがでしたでしょうか?いまやメルマガは、ユーザから求められるものではなく、ユーザから選ばれるものになっています。自ら選んでいるので、熱量は高いですがその分、目も厳しくなっています。ユーザファーストな思考で、ユーザがどう感じるかを常に考えてメルマガを制作していきましょう!