【調査結果】対応済み企業の割合は?Gmailガイドライン変更の影響を調査しました!
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2020年が幕を開けましたが、ここで少し2019年を思い起こしてみましょう。どれだけ長くメールマガジンを運営していてもちょっとしたミスで失敗は起きてしまうもの。それはプロスポーツ選手がありえないようなミスをしてしまうことに似ているかもしれません。つまりこれはいわば、毎年恒例のプロ野球珍プレー好プレー大賞的な話と思ってください(笑)。失敗した過去を振り返り、新たな一年につなげる。そんなお話をご紹介できればと思います。
仕事柄、わたしは様々なメールマガジンに毎年携わっています。携わるメールマガジンの数が増えれば、それだけ失敗を見かける機会も多くなるもの。残念ながらまったく失敗しない仕事のいうのはこの世にはめったに無いものなのです。そこで今回はわたしが関わっているメールマガジンの中で、ミスが起こる率の高かったものを3つご紹介し、その原因と対策について解説していきたいと思います。
ぜひじっくりとご覧になって、これからのミス予防にお役立てください。
まずご紹介するのが、配信時間の設定ミスによるトラブルです。
スマートフォンが普及したことで、ユーザの多くはメールをスマートフォンで見ることが多くなってきました。そのため、配信されたメールはすぐにユーザのスマートフォンへと届けられ、通知が出ることになります。もし、その通知が真夜中に来たとしたら……とっても迷惑ですよね?こうした失敗は大量の退会を招いてしまう恐れがあります。
もちろん、PCであったとしてもあまりいい気分ではありませんが、スマートフォンが主流となった現在は特に気をつけたほうがよいでしょう。
対策としては、ひとりで運用をしないことが挙げられます。配信前に必ずダブルチェックを行うことで、自分では気が付きにくいミスを見つけることができます。また、システム的に配信時間にあらかじめ制限を掛けておくことも有効です。
次に紹介するのは、セグメントのミス。パーソナライズが求められる現代のメールマーケティングらしい失敗です。例えば、若者向けの内容を高齢者に送ってしまう。女性向けの内容を男性に送ってしまう。などの失敗が挙げられます。
こうしたミスはシステム上で、セグメントの切り分けをわかりにくくしてしまっていたり、セグメント分けの目的や意義を担当者がよく理解していない場合に起こりえます。ひと目で対象がわかりやすいように管理することや、担当者間でのしっかりとした情報共有を行うことで、防ぐことができるでしょう。
3つ目はテスト配信にまつわる配信ミス。まだしっかりと調整できていないテスト用のメールをユーザに送ってしまった場合です。テスト配信用ということで、表示崩れやURLが働かない、誤字脱字がある、宛名がtestになってしまっている、など、様々な見栄えの問題をはらんでいる場合が多くあります。また、たとえ見栄えが整っていたとしても、解禁前の情報を配信してしまっていたり、キャンペーンの応募開始時期をフライングされてしまったりなど、別の問題が発生することがあります。
見栄えの崩れはもちろん、情報漏えいにもつながるミスであり、ユーザからの信頼を著しく下げてしまうでしょう。こちらもやはり大量の退会につながってしまいます。
この失敗の原因としては、そもそもテスト用の環境がなく、本番用の環境でテスト配信を送ってしまったことや、テスト配信のフローをしっかり共有出来ておらず、担当者のケアレスミスが原因となる場合が多いでしょう。
テスト環境の準備と、徹底したフローの共有、手順書の作成などを行うことでミスを防ぐことができます。
いかがでしたでしょうか?これらのミスはよくあるミスですが、どれも起こってしまうと大きな損失をもたらしてしまうものばかり。また、どれも昔からよくあるミスなのですが、それでも無くならない根っこの深い問題ばかりです。これらのミスを無くすためには地道な対策が必要不可欠。面倒でもフローや手順書、人員体制をきっちりと整え、ひとつひとつ失敗の芽をつぶしていくしかありません。成功に近道はありません。地道な努力をこれからも継続していきましょう。