いまさら聞けない、メールマーケティングのきほん Vol.02

いまさら聞けない、メールマーケティングのきほん Vol.02

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祝・連載100回 Vol.02

連載100回を記念して、第1回のコンテンツテーマを再度検証!2017年現在の「メールマーケティングのきほん」についてご紹介しています。Vol.01ではメールマーケティングの「スマホシフト」と、「メルマガの賞味期限の変化」についてご紹介しました。今回は、残る2つ。「ショートカット化の促進」と「セグメント配信」についてご紹介します。

 

WEBが高速化された現在のメルマガのトレンドとは?

連載第1回が公開された2013年時点についても言えることですが、近年、我々を取り巻くインターネット環境はすごい勢いで進化しています。インターネット初期のダイヤルアップ接続を体験してきた世代としては、驚くほどの速さでWEBに接続することが可能です。
加えて、スマートフォンが普及したこと、無料のWi-Fiスポットの整備が進んだことにより、いつでもどこでもインターネットに接続することが可能になりました。まさにユビキタス社会がやってきたということになります。

こうしたネット環境に身を置いていると、ユーザもメールマガジンに求めるものが変わってきます。では、情報にいつでもアクセスできる現代のユーザは、メールマガジンに何を求めているのでしょうか?

 

現在のメルマガは「短く・簡潔に」

まだ、インターネットへの接続が遅く、ユーザが容易に情報にアクセスできない時代のメールマガジンは、いわばWEBサイトの代替としての機能を有していました。
おも~いWEBサイトを安定して開いていることが難しいため、メールマガジンには情報を求めているユーザが満足できるように、コンテンツのボリューム満点で制作されていました。

対して現在のメールマガジンのトレンドは「短く簡潔に」!特にBtoC向け、ECサイトなどでは顕著ですが、インパクトのある画像と引きのあるコピー、必要最低限のコンテンツボリュームで、興味のあるユーザは即座にWEBサイトにアクセスすることが可能な作りになっています。
インターネットが発達した現在は、ユーザは自由に情報にアクセスすることができます。そんなユーザに対して、必要以上の情報をメールマガジンで与えてしまっては、WEBサイトに訪問せず、結果的に最終目的である「購買行動」につながりません。
興味を喚起して、その情報にダイレクトにつながる、WEBサイトへのショートカットとしての役割。これこそが現在のメールマガジンに求められているものです。

 

「個」に寄り添うメルマガ

現在のメールマガジンのもう一つのトレンドが「セグメント配信」です。セグメント配信とは、ターゲットとなるユーザ層を絞って、その層が特に求めているであろう情報を仕分けして配信するメールマガジンのこと。自分により適した情報が送られてくるために、従来のメールマガジンに比べて、ユーザの反応がよい傾向にあります。

これまでもセグメント配信はありましたが、今後はさらに注目されていくことになるでしょう。なぜなら技術が発達するにつれて、インターネットの利用はオフィシャルなものからどんどんプライベートなものへとシフトしてきているからです。
ECサイトでは、自分の購入履歴が見られ、それを元に商品をレコメンドする機能がありますし、SNSなどに至ってはプライベートなつながりそのものです。
今後、インターネットは情報の大量投入ではなく、より一人ひとりにマッチした対応がますます求められていくことは間違いないでしょう。

いかがだったでしょうか。スマートフォンが普及し、インターネット環境が発展した現在では、世の中にさまざまな情報があふれかえっています。そうした中でユーザの気持ちをつかむためには、情報を提供する側も変化していかなければなりません。

メールマーケティングのきほんを抑えて、これからもユーザにとって有益なメールマガジンを作っていきましょう!

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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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