件名を決める【連載第4回】

件名を決める【連載第4回】

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件名に関する基本的な考え方については、「準備編 第10回」でご紹介しています。

本記事では、運用時の件名の書き方について、

 ➀件名を決めるタイミング
 ②複数案出すときの考え方
 ③相手による書き分け方

の3つのポイントをご紹介します。

 

関連記事:SNSでも話題に!セレブリックスのユニークな「メール件名」に迫る

 

ポイント① 件名を決めるタイミング

皆さんは、メールの件名をいつ決めていますか?「書き始める前」という方も多いと思います。

しかし、それはあまり得策ではありません。なぜなら、件名はメールの中でも最も重要なパーツだからです。

では、いつ決めるかというと「最後」です。

「えー?件名が決まってないと、書き始められないのでは?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。たしかにそのとおりです。

ですから、いったん仮決めをして、本文を書いて、最後に件名を見直します。どのようにして見直すかというと、本文全文の中から「最もエモーショナルな(感情的な/読者の知的好奇心をくすぐりそうな)」一文を持ってくるのです。

例えば、本記事と同じ「件名の決め方」というテーマのメールマガジンの場合は、以下のようになります。

 

件名を決める【連載第4回】

 

ポイント② 複数案出すときの考え方

基本的な考え方は、ポイント①のとおりですが、できれば件名は複数案(3案程度がよいでしょう)から決めたいものです。理由は、先述したとおり、件名はメールの中でも最も重要なパーツだからです。

ただし、複数案出すときに「なんとなく」出したのでは、選ぶ側も「なんとなく」しか選ぶことができません。必ず、各件名に仮説を立てて、「この仮説が一番正しそうだから、これにしよう」という根拠のある選び方をしましょう。

例えば、こんな感じです。

 

件名を決める【連載第4回】

 

もちろん、A/Bテストができるメール配信システムをお使いであれば、案1~案3のどれにするかは、実際にテストして決めるのが一番よいやり方です。A/Bテストについては、最終回で詳しくご紹介する予定です。

 

ポイント③ 相手による書き分け方

【連載第2回】メールの切り口を決めるで、メールの「切り口」、すなわち、「ある商品(製品・サービス)に関する情報の中で、特にスポットライトを当てる場所」は、

 ➀対象者は、マーケティングファネルのどのステージに属するのか?
 ②対象者は、組織構造のどのポジションに属するのか?

という2つの視点で考える・・・というお話をしました。

これは、件名についても同様です。いままでに何度か例に挙げた「働き方改革に関するソリューション」を紹介するメールだとどうなるか考えてみましょう。

 

件名を決める【連載第4回】

 

このように本文はもちろんですが、件名も書き分けることによって、開封率を向上させることができ、ひいては、クリック率・コンバージョン率を向上させることができます。

次回は、導入文についてお話しする予定です。お楽しみに!

 

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江島 民子

コンテンツマーケティングの専門会社 株式会社グリーゼ代表取締役。最近は、コンテンツの設計だけではなく、コミュニケーションの設計からお手伝いする案件が増えています。
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