商談率2.5倍!配配メールが推す「IS×メール」成功施策
- 【連載】まこりーぬが行く!メールマーケティングの現場に潜入取材!
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メールマーケティングは、SEOやコンテンツマーケティング、SNSなどのさまざまなマーケティング施策の中で、コストを抑えて効果を上げることができるチャネルとして認識されています。さらに、近年は在宅勤務が広がり、自宅でもできる販促活動としてメールマーケティングの需要が高まっています。
それに伴い、メールマーケティングを実施している企業様から「運用に手間がかかっている」というお困りごとを伺う機会が増えてまいりました。
そこで本日は、配配メールを利用したことにより運用の効率化ができた導入事例をご紹介いたします。
HTMLメールを利用することはメールマーケティングの効果を上げる点において重要な要素です。HTMLメールを利用することで、画像を本文内に取り入れたり、文字の色を変更したりと、テキストメールと比較して表現豊かなメールを作成することができます。また、効果測定の面においても、HTML形式のメールは開封率の測定ができるため、より読者の傾向を捉えることができます。
上記のようなメリットがあるHTMLメールですが、通常は作成の際に専門知識が必要になり、 かなりの工数を割かなければいけません。ですが、配配メールのHTMLエディタを使うことで、専門知識がなくても簡単に作成ができ、かつ作成時間を大幅に短縮することができます。
実際に配配メールの導入により、HTMLメールの作成時間が2分の1になった企業様の事例をご紹介します。
株式会社グローバル プロダクト プランニング様では、配配メールの導入前は、HTML言語を使ってHTMLメールを作成されていました。しかし、配信ツール上でのレイアウトや画像の挿入などの編集操作に苦戦し、1つのメール作成に1時間程度かかっていました。
そこで、配配メールを導入いただきHTMLエディタ機能をご利用いただいたところ、画像差し込みなどの操作をドラッグ&ドロップで行うことができ、パワーポイントを操作するような感覚で複雑な構造のHTMLメールを簡単に作成できたとのことです。
その結果、作成時間は30分程度に削減され、空いた時間をサイト特集の検討等の新しい仕事にあてているそうです。
配配メールのほとんどのお客様は、主たる業務と兼務でメール配信を行っています。株式会社グローバル プロダクト プランニング様の事例のように、メール作成などの作業時間を効率化し、他の業務へ時間を割けるよう、配配メールでは使いやすさを重視しています。
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二つ目の事例は、基幹システムと配信システムを連携して利用されていた株式会社阪急交通社様の事例です。基幹システムと配信システムを連携するメリットは、基幹システムからの顧客リストの登録が自動化されて手間が省けることや、配信結果を基幹システムに連携することで顧客情報を一元管理できることが挙げられます。ではなぜ、株式会社阪急交通社様は、配配メールの併用に至ったのでしょうか。
株式会社阪急交通社様が、新しいキャンペーンの告知を検討されている中で、既存のシステムを使って行う場合に非効率になってしまう点がありました。それは、キャンペーン情報を管理するためのデータ項目を、基幹システム上に追加するという点です。データを追加するとなると、同じシステムを利用する他部署への共有や、システム部門への申請など、社内調整が発生してしまいます。本来、スピーディーに施策を回すべきところで、施策以外の部分に時間や労力がかかってしまうことが想定されました。
そこで、既に導入済みのシステムはあえて使わず、配配メールを併用する決断をされました。結果として、前述の非効率になってしまう点が解消され、スピード感を持ってキャンペーンを回すことができました。
補足ですが、配配メールでは、ひとつのアカウントでグループ分けを行って配信リストと配信内容を管理することができます。キャンペーンやセミナーが複数に渡る場合、それぞれグループ分けをして管理いただくという運用も可能です。
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つづいては、メールマーケティングで重要な効果測定を、配配メールを活用して効率化し、さらにメールの効果をあげることに成功した企業様の導入事例です。
メールマーケティングで効果を出すための重要事項のひとつに、効果測定があります。メールマーケティングの効果測定で使用される指標は5つあり、それぞれ目安は以下の通りです。
・Bounces Rate(不達率):10%以下
・Open Rate(開封率):15%以上
・CTR(クリック率):1.5%以上
・CTOR(反応率):10%以上
・Unsubscribe Rate(購読解除率):0.25%以下
上記の数値と大きくかけ離れているようであれば、配信内容を見直すべきですが、そもそもこういった指標の計測ができないツールで配信を行っていたり、手動計算で手間がかかるということがあります。
株式会社セラヴィリゾート泉郷様では、効果測定機能の活用により、配信結果の確認と分析の頻度が上がったことで、安定的に成果を出すことができています。
配配メールの導入前は、メルマガ内に設置したリンク先にパラメータを付与して効果測定を行っていたため、メールを起因としたコンバージョン数は把握できていましたが、数値取得や分析に非常に手間がかかっていました。
しかし、配配メールを導入し、手間をかけず簡単に各種データを取得できるようになったことで、メルマガの改善活動に取り組めるようになりました。例えば、メルマガ内のどの画像からクリックが多く発生しているのか確認し、画像の検証を行えるようになっています。開封率やクリック率の平均値を認識することができ、コンバージョン数を安定的に獲得できる状態になりました。
配配メールでは、こうした効果測定に初めて取り組まれるお客様でも成果を出しやすいよう、ご導入後のスタートアップセミナーやフォロー、自社で検証したノウハウの提供を実施しております。
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ここまで、配配メールを活用したメール配信業務の効率化事例をご紹介してまいりましたが、 メール配信システムには、 配配メールのようなクラウド型サービスだけではなく、さまざまな種類があります。 すでに配信を行っている企業様にとっては、 自社で利用しているシステムとの違いが気になられるかと思います。 以下に違いをご紹介しますので、 ご利用中のシステムとぜひ比べてみていただければと思います。
OutlookやGmailなどが該当します。最も身近なメール配信の仕組みかと思います。特に費用をかけずに運用できるため、メール配信に着手しやすいでしょう。数件単位の配信数で、1通ずつお客様ごとにカスタマイズした内容を送りたいという場合に適しています。
一方で、1通ずつメールを作って送る必要があるため手間がかかることや、効果測定ができないことがデメリットとして挙げられます。
BCC配信を活用することでメールの一斉送信ができると思われる方もいらっしゃるかと思いますが、この方法には大きなセキュリティリスクが伴います。たしかにBCC配信は、受信者からは他に誰にメールが送られているかは見えない状態で配信されますが、間違えてToやCcで配信してしまい情報漏洩に繋がるといったケースが後を絶ちません。また、1つのIPアドレスから大量配信することによって、迷惑メールとして扱われてしまう可能性もあります。
上記を踏まえて手作業で1通ずつ配信するとなると、作成できる数に比例して作業時間は増えていきます。
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顧客管理システムや、営業支援システム、カートシステムなどに付属した配信機能が該当します。こちらも、メーラーと同じく、すでに導入されている場合は追加費用なしで運用ができます。また、顧客情報と配信結果を紐づけることができたりと、データの一元管理ができる点もメリットに挙げられます。
しかし、もともとは配信を専門にしたシステムではありませんので、一度の配信数に上限があり大量に送ろうとすると多くの配信時間がかかることや、ステップメールなどより効率的に配信ができる機能がついていないといったデメリットがあります。
こちらはソフトを購入し、PCにインストールするというものです。後にご紹介するインターネットを経由してメール配信を行うクラウドサービスの場合、月額で費用がかかることがほとんどですが、ソフト購入の場合は買い切りとなり、一回きりの費用で済みます。
しかし、一斉配信の際は自社のサーバーを利用することになり、自社のサーバーの性能によっては、処理速度が落ちてしまい、最悪の場合メール配信中は他のソフトを使った作業ができないということもあります。また、継続型のサービスではないため、アフターフォローを受けられず活用しきれなかったり、バージョンアップの際は買い替えが必要となることもあります。
URLにアクセスして利用するサービスです。配配メールもクラウドサービスに該当します。メリットとしては、配信サービスを提供している会社が用意している大量配信に備えたサーバーを利用して配信ができるため、大量の配信も時間をかけず行えます。また、バージョンアップは提供会社が行うため、作業は不要です。
デメリットとしては、継続的に費用がかかることが挙げられます。課金体系は登録するメールアドレスの件数や、配信通数によって課金されるケースが多いです。また、継続的に費用をかけても成果が出るとは限らず、運用の継続や前述の効果測定が重要な鍵となります。
関連記事:今さら聞けないメール一斉送信ツール。失敗しないポイントを徹底解説!
配配メールでの業務効率化事例と、配信システムによる違いをご紹介しました。メール配信の手間をできるだけなくし、効果を高められるよう、配配メールは今後もバージョンアップとノウハウの蓄積を継続してまいります。今回の記事が、メール配信をされている、もしくはご検討されている皆さまのご参考になりますと幸いです。