メルマガに入れる画像の最適な数は?注意点も解説
- メールマーケティング
メールマーケティングを実践されているお客様からよく伺う悩みとして「メールで送るコンテンツを作る時間がない」があります。読者に対して有益な情報を届けたいと思うあまりこのような悩みを持つことが多いのでしょう。ただ、「コンテンツ」はコツさえ掴めば、カンタンに作り出すことが可能です。そこで、メールのコンテンツの選定方法から作成の手順までを解説します。
冒頭でお伝えした通り、「メールで送るコンテンツを作る時間がない」という悩みはよく伺います。そこから悩みの詳細を聞いてみるとコンテンツ=記事と考えている人が多く、一から記事を制作しないといけないが時間がない、ということでした。たしかに一から記事を作るとなると、記事の構成から実際の執筆に非常に時間がかかってしまいます。また外注するとなると別途費用も発生します。
ただ、メールで送るコンテンツを考える場合、一から記事を作る必要はありません。つまり「メールのコンテンツにおけるコツ」とは、すでに自社が保有している情報資産を活用することにあります。ここではそのコツとして、どのようなコンテンツを選定すべきかを紹介いたします。
ここでいう今ある情報とは、自社のウェブサイトにある各ページや営業資料のことを指します。一般的なウェブサイトの構成としては、トップページがあり、その配下に会社案内ページ、事業紹介ページ、サービス紹介ページ、料金ページ、ニュースページ、問い合わせページなどがあります。営業資料に関しても、一般的には会社案内やサービス紹介などウェブサイトと同様のコンテンツが列挙されています。これらの今ある情報をコンテンツとして活用することができます。
「記事形式でないと、顧客の興味関心度合いを高められないのでは?」と思われるかもしれません。実践しているメールマーケティングの目的が顧客との関係性構築であれば、お役立ち情報として記事を送ることも必要ですが、アポ獲得やリピーター獲得を目的としているのなら、まずは自社のサービス内容や商品を知っていただく必要があります。実際に全ての顧客がどんな会社なのか、どのようなサービスを展開しているのか、そのサービスはいくらなのか、といった自社の情報を知っているわけではありません。自社のウェブサイトや営業資料の情報をメールにて紹介することで、自社を知ってもらい、興味関心を高めることが可能になります。
社内での教育資料や日々の活動の助けになる情報共有の資料に関してもメールで送るコンテンツになり得ます。教育資料のなかには、営業資料と同じく会社情報、サービス概要などを覚えるための資料、どのように電話や商談を進めていくかのトークスクリプトなどがあります。これらの教育資料は新人メンバーを対象に作られているものですが、会社やサービスのことを深く知らない新人メンバーが対象ということは、同じ状態である顧客に対しても興味関心度合いを高められるコンテンツであるといえます。
トークスクリプトに関しては、基本的にお客様の課題に沿って話を進められるように作られています。つまり、同じような課題をもつ顧客にとっては自分事として捉えやすい内容ですので、メールのコンテンツとして活用できます。ただ、トークスクリプトに関してはテキストベースのみで作られていることが多いのでそのままでは活用することが難しいです。活用方法としては、メールの本文で活用し、課題を解決する機能の資料やページを紹介したり、分かりやすくした1~2ページ程度の資料を作成し、その資料をコンテンツとして活用したりするといいでしょう。
「ローテーション配信」とは、いくつかのコンテンツを用意し、順序を入れ替えた形で配信することです。この「ローテーション配信」の説明時によくある質問として「同じコンテンツを何度も配信してもいいの?」があります。ただ、1回のメール配信における開封率は平均で15~25%といわれております。つまり、顧客の75%~85%はメールを「開封していない=見ていない」ことになります。また、コンテンツ位置が入れ替わることで、同じメールがきたと感じにくくなる効果もあります。件名や本文の切り口を変えるだけでも、印象は変わります。これらの観点から顧客側に「以前と同じコンテンツだな」と思われることは少ないでしょう。
また、ローテーション配信は特定のコンテンツを複数回紹介できるため、閲覧数の最大化にもつながります。閲覧してもらいたいコンテンツがある場合にも有効ですので、積極的に取り入れていきましょう。
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上述した方法で届けるコンテンツを選定した後は届けるためのメールの作成です。メールの作成に関しては、コンテンツをより多くの顧客に届けるためにもしっかり取り入れていただきたい3つの方法をご紹介します。今回紹介する方法以外にも、メールを読んでもらうための作成方法はたくさんありますので、興味のある方は以下の記事も読んでみてください。
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HTML形式のメールは文字の装飾や画像が使えるため、表現力が高いです。本文中に伝えたいことがある場合は、文字自体を大きくしたり、文字色を変更したりすることで目立たせることが可能です。また、リンク先となるコンテンツの内容をより本文内で伝えたい場合は、そのコンテンツに関する画像を入れることで、メール本文でどのようなコンテンツなのかが分かりやすくなります。これらの視覚的な要素を加えられるHTML形式のメールは、一般にテキストメールよりもクリック率が向上すると言われております。
さらに、HTML形式で作成すべきもうひとつの理由としては。メールマーケティングのKPIのひとつである開封率を確認できるという点です。開封率の測定できていないとPDCAサイクルを回すことができません。メールマーケティングを効果的に実践するためにもHTML形式でメールを作成しましょう。
関連記事:HTMLメールとは?テキストメールとの違いや特徴をご紹介
メールマーケティングの基本としては、1つのメールに対してコンテンツは1つだけです。メールは平均閲覧時間が7秒以下と言われています。このデータをもとにすると複数のコンテンツが1つのメールに入っていたとしても、読まれたりクリックされたりするのは冒頭のコンテンツだけです。それならば1つのメールにはコンテンツを1つだけにして複数回メールを送るほうが、顧客へのアプローチ回数も増えますし、コンテンツが枯渇することの防止にもなります。
ただ、上述した通り、コンテンツをローテーション配信で使いまわすという手法もあります。この場合は1つのメールに複数コンテンツを入れることになりますので、1メール1コンテンツではありません。ただ、ローテーション配信による1メールに複数コンテンツと1メール1コンテンツとでは目的が違います。それぞれの目的は以下をご確認ください。
1メール1コンテンツ ⇒ アプローチ回数の最大化
ローテーション配信 ⇒ 1コンテンツの閲覧数の最大化
「HTML形式で作成」にて文字の装飾や画像といった視覚的な要素を加えることでクリック率の向上が期待できるとお伝えしましたが、CTA(Call To Action)をボタン形式にすることもクリック率の向上が期待できます。ボタン形式とそれ以外の形式でクリック率を比較した我々の調査では以下のような差がでました。
ただ、ボタン形式にする場合はHTML形式でメールを作成する必要がありますので、ご注意ください。
関連記事:HTMLメールでボタンの作り方とクリック率が大幅アップする活用術とは
今回はよくお悩みとしていただく「メールのコンテンツの生み出し方」について解説いたしました。時間をかけずにコンテンツを作成することができれば、メールマーケティングで最も重要な分析、改善作業に時間を投下することも可能になります。紹介した方法はすぐに実践できるものばかりですので、メールマーケティングの効果を最大化するためにもまずは本記事の内容に沿ってコンテンツを作っていきましょう。
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