人材系企業で働いていた経験のある私が、人材業界のメールマーケティングをご紹介します。

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メールマーケティングのコツを検索エンジンで調べると、様々なノウハウが掲載された記事が検索結果に表示されます。
しかし、それらのコツが全ての業界に当てはまるとは限りません。私が日々営業活動をしているなかでも、お客様の業種業態によって案内する内容も変わってきます。
そこで今回は、メールマーケティング活用例の多い、かつ筆者の前職の業界でもある「人材系」におけるメールマーケティングのコツと活用方法についてご紹介いたします!

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配信目的

まず、一言で「人材系」といっても大きく2パターンの配信が考えられると思います。

① 新規求人サイト掲載の獲得を目的とした企業に対しての配信

② 求人応募の促進を目的とした求職者に対しての配信

では、それぞれのパターンで考えられる運用についてご紹介いたします。

企業←新規求人サイト掲載の獲得の運用方法

メール例

件名  :即日就業可能!今お勧めの人材です
差出人名:川崎渚/△△株式会社

件名

検討している顧客が興味を持つ件名を設定しましょう。例えば、すぐに人員補強ができるというメリットを伝えるため、「即日就業可能」という文言を件名の冒頭にいれております。

本文

メールを開封して目を通す時間は平均で7秒といわれています。7秒間で伝えたいことがきちんと伝わるよう、1スクロール程度の短いシンプルな文面を心がけましょう。さらに、クリックさせたいURLはボタン形式をおすすめします。URLを本文にそのまま貼るよりも、ボタン形式にする方がクリック率は8倍になったデータがあります。URLは必ず、ボタン形式のようなクリッカブルな見た目にしましょう。

また、お勧めの人材がいるのであれば、イラスト等を用いて基本情報を添えることで、人材の具体的なイメージを持ちやすく、見込み客も態度変容を起こしやすくなります。

関連記事:CTAって何!?CTAの設置場所とCVR上昇のための5つの改善ポイントとは

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運用例

人材業界の営業を行っていた際に身をもって感じていたことですが、人材の案件はいつニーズが発生するか分からないため、営業のタイミングが非常に重要です。お客様は当然、一度挨拶をしたことのある数多くの人材会社の中から、人員を増強したいタイミングで声をかけてくれた会社に発注します。その為、まずはいかに他社よりも早くお客様の検討タイミングを検知し、アプローチできるかが肝になってくるかと思います。
そこで使えるのが、配配メールの「来訪通知」機能です。「来訪通知」機能は、見込み客が指定したページに来訪した際、設定していたメールアドレス宛に通知が送付される機能です。

人材会社のHPに来訪するということは「直近で退社する人材がいる」「組織拡大による人員増強」など、何かしらの理由で人材募集をしなければいけない状況にある可能性が高いと考えられます。そのタイミングを逃さないために活用するのが、「来訪通知」です。事例ページや料金表ページに来訪したタイミングで、通知メールを送り、営業担当から架電を行うことで、「人材募集を検討している」という最適なタイミングでアプローチが可能になるため、他社よりも早く案件獲得が出来るチャンスは増えていくはずです。

求職者←求人応募の促進

メール例

件名  :未経験大歓迎!ゼロから始めるITエンジニア
差出人名:川崎渚/△△株式会社

件名

人気のあるオファー条件を件名の冒頭にいれましょう。例えば人材派遣でいうと「冷暖房完備、日勤、高時給(時給2,700円~)」等の条件が人気でした。実際に私が転職する際に人材会社から求人情報を受け取り、気になってついメールを開いたのも、人気のあるオファー条件が件名に記載されたメールでした。

本文

求職者にとって、企業選定の際に重視するのは何といっても「特長」だと考えられますので、その企業の推しポイントである「特長」を目立たせるようにしましょう。
また、余計な画像は不要です。理由としては、求職者がメールを確認するデバイスはスマホが多く、画像を載せてしまうと容量の問題で、メールが閲覧できない可能性があるからです。せっかく態度変容の可能性があっても、メールが閲覧できないと開封以降の行動につながらないので、画像は極力いれないようにしましょう。

運用例

運用例①:トリガーメールやシナリオメール等を活用した自動フォロー

人材会社からくる仕事紹介のメールに対し、開封やクリックなど少しでも反応を示すということは、その方が現職に何かしらの不満を抱えていることや、転職を考えているということが考えられます。そういった方に対し、あと一歩応募へ背中を押すような自動フォローが出来れば、応募数増加も見込めるのではないでしょうか。そこで使えるのが「トリガーメール」と「シナリオメール」です。

トリガーメール

トリガーメールは指定したページに見込み客が来訪した際、予め作成しておいたフォローメールを自動で送付する機能です。活用方法の例としては、職種ごとの求人ページにタグを埋め込み、その職種のページに来た求職者に対し、似た職種の求人情報を配信するという方法です。メールは自動で配信されるため、配信作業の稼働は削減されます。さらに、求職者の興味関心が高いメールを配信することによって、求人応募への後押しが可能となります。

関連記事:見込み客のページ来訪に即して自動アプローチができる「トリガーメール」機能

シナリオメール

シナリオメールは見込み客へのメール配信後の反応をもとに、その後の追客メールを出し分けることができる機能です。例えばメールを開封したけれど、クリックはしなかった、という求職者がいるとします。その求職者がクリックしなかった理由として、メールの件名にある条件でなにかしら興味は示したものの、クリックして詳細を確認するほどまではその求人情報に惹かれなかったということが考えられます。そういった「開封はしたものの、クリックには至らなかった」求職者に対して、「同職種だが、異なる条件」の求人情報を自動で配信することによって、人手をかけることなく、応募促進が可能になります。

関連記事:見込み客の行動に即してフォロー方法を切り替えられる「シナリオメール」機能

運用例②:ホットリード抽出によるマッチング架電の効率化

新しい求人情報が発生した際、求職者に向けて電話で応募を促す企業も多いのではないでしょうか。おそらく自社の顧客リストから求人情報の条件に合った条件で絞り込み、上から順番に架電を行っているかと思います。ただ、筆者の前職の人材派遣での営業経験からしても30件架電して1件マッチングできるかどうか、という結果が平均的でした。そう簡単にマッチングが成功するものではないはずです。

そこで、配配メールの「ホットリード抽出」機能を活用しましょう。例えば、新しい求人情報を週に2回程度、1ヶ月配信するとします(計8回)。配配メールでは、この「8回配信したメールのなかで、3回以上クリックしてくれた人」という検索条件を設定することができ、メールに多く反応してくれた見込み客をカンタンに抽出することが可能になります。3回クリックした人 = たまたまクリックした人ではなく、定期的にその求人情報を見に来ている、検討度合いの高い人だということが考えられます。よってそのようなホットリードに対し、優先的に架電を行うことでマッチングが成立しやすくなります。

関連記事:見込み客を瞬時に可視化できる「ホットリード抽出」機能

更に人材業界の営業の方は、新規案件獲得から新規登録者の対応、マッチング、始業開始者のフォロー等まで幅広い業務を行われているケースが多いかと思います。その中で配配メールのようなメール配信サービスを活用すれば、少しでも効率化できるのは大きなメリットとなること、間違いないでしょう。

関連記事:メルマガだけじゃない配配メールのメールマーケティングとは?

人材業界の事例

今回は、人材企業の「株式会社ネオキャリア」様での導入事例をご紹介いたします!ネオキャリア様は、数ある事業のなかでも介護業界の人材派遣サービスにて配配メールをご活用いただいております。

【目的】

「登録者の掘り起こし」の強化

【運用方法】

キャンペーンの案内と求人特集の2点を主に配信。
キャンペーンは大きなバナーを用意して目に留まるものを、特集は注力すべき無資格未経験OKの特集を中心に展開。

ポイント①:1メール1コンテンツで配信回数を3倍に!

3つの特集を3つのメールに分けて、1日1回だった配信回数を1日3回に増加。
その結果、開封率は下がることなく、安定した応募数を獲得できるようになりました。接触数を高めたおかげで、メールからの応募総数を増やすことが出来たそうです。

ポイント②:差し込みコードの活用で一斉配信でもOne to Oneメールに!

都道府県、および資格、経験有無等、登録者のセグメントに合わせた求人情報のページURLをリンク先として設定する「差し込みコード」機能を活用されています。
この運用方法によって、一斉配信にも関わらず、受信側にはOne to Oneで送っているようなメールを作成することが可能になりました。実際に反応率(クリック数 / 開封数 × 100)は12%超えと大きな効果を得られたそうです。

ポイント③:ABテスト機能の活用

例えば配信先リスト1,000件にメールを送りたい場合、1,000件のうち200件に、Aパターン、Bパターンの配信を100件ずつ行います。その結果、開封またはクリックの結果が良かった勝ちパターンを、残りの800件に送ってくれる機能です。
開封率/クリック率に伸び悩んだ際に活用していると、ご好評頂いております。

詳しい導入事例については下記にて掲載しておりますので、是非チェックしてみてください。

参考記事:配配メール 株式会社ネオキャリア様の導入事例


いかがでしたでしょうか。

どちらのパターンにしても、自社のサービス周知をするだけでなく、検討度合いの可視化をすることで、アプローチすべき顧客/求職者の優先順位をつけることが大切です!優先順位をつけてテレアポやメール配信を行うことでより効率的な新規掲載の獲得や求人応募の獲得を目指していきましょう!

人材業界で働く皆さまにとって今一番なし得たいことを、どのように最短距離でかなえていくか、少しでもヒントになりましたら幸いです。

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川﨑渚

人材派遣会社での1年半の営業を経て、より働きやすい環境を支援していきたいとの思いで2019年8月にラクスに入社。メールマーケティングの運用提案に従事している。父は脚本家であり、アニメ「ふたりはプリキュア」の主人公名は自身の名前が由来。現在の渚は大のビール好きである。
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