もうネタ切れなんて起こさない! —社内情報を活用して、コンテンツを充実させよう—
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前回はコンテンツマーケティングの話題を提供しましたが、毎回、タイムリーなコンテンツを提供することで読者の心をつかみたい!というのは当然でしょう。しかし、回数を重ねていくうちに、だんだんとネタがなくなってしまうのが悩みの種。今回は、読者を飽きさせないネタや情報をどうやって確保していけばいいのか。それについて考えてみます。
ヒントは身近なところにある!
貴社では、どのくらいの頻度でメルマガを配信していますか? その時々によって異なるかもしれませんが、コンスタントに送っている場合、週に1~2回ほどの頻度になるのではないでしょうか。毎回、タイムリーでバラエティに富んだメルマガを作成したくても、この頻度での配信となると、“
ネタ切れ”に直面してしまうのではないでしょうか。 「前回と内容がダブってしまわないように」と気にしてばかりいると、書くべきことは限られてしまう。逆に、そればかり気にしていると肝心な内容が薄くなってしまう。だからといって、配信頻度を減らすと効果は薄くなるし…。 社 内のメルマガ作成メンバーが複数名でお互いにアイデアを持ち寄って話し合いをすれば、いくらか使えるネタのストックはできるでしょう。しかし、メンバーが 持ち寄ったアイデアの中に、いつも必ずいいネタがあるとは限りません。そもそも、メルマガの担当は1人か2人だけでしたらそういうわけにもいきません。こ れでは、いずれはネタ切れになってしまいます。 それでは、どうやって新たなネタを発掘していけばいいのでしょうか。ここでヒントになるのが、社内で眠っている“情報”たち。この“情報”が立派なメルマガの“ネタ”に変身するのです。ただし、情報をメルマガのネタに変身させるためには、ちょっとした工夫が必要です。
ネタはどこだ!
“当たり前”がネタになる!
メルマガのネタになり得る社内情報とはどんなものでしょうか。それを考えるときには、主に次の4つの視点から見ていくといいでしょう。
(1)統計情報
新製品の開発や新しいサービスをスタートさせるとき、顧客の動向を知りたいときなどには、自社の強みを見つけるために何等かのリサーチを行っているはず。こうした市場調査などの統計情報をコンテンツやメルマガに活用する方法です。客観的かつ自社オリジナルの情報提供が期待できます。
(2)アンケート
統計情報のような定量情報とともに、アンケートなどの定性情報もネタになります。読者目線に近い、よりリアルな情報の提供は多くの人が知りたいところでしょう。展示会やWEB、サポートセンター等で収集したアンケート情報をもとに、“ユーザーボイス”として提供するのも一案です。
(3)業界ならではの最新事情
自社や業界内では「当たり前」の情報でも、一般読者にとっては耳より情報になることもあります。例えば、製造業ならば技術動向や素材の情報、IT系であれば、知っておきたい最新の用語・話題や、おすすめのデバイスやコンテンツについての情報など。一度、外部=客観的な視点から、自社が持っている情報でどんなことが面白そうだろう…と、見直してみるのがおすすめです。
(4)事例
自社製品の導入事例や活用事例の紹介です。その時に注意するのが「自社製品がいかに優れているか」等、製品寄りの話題となりすぎないこと。製品を紹介するより、導入した企業が「いかに課題を解決できたか」を自然に語ってもらう形で紹介するといいでしょう。あくまで、製品・サービス情報は添え物…というのが重要ポイントです。 いかがでしょうか。社内にある情報をメルマガのネタに変身させるコツはつかめましたか?
メルマガのネタは意外に社内にたくさん眠っています。 「普段、当たり前と思っている情報も、読者目線で見たら“お得な情報”にならないか?」
「多少古いアンケートや統計情報だけど、現在の情報と比較すると面白いコンテンツにならないか?」 …など、社内で集めた情報をどう料理するかはあなたの腕しだいです。ネタ切れを起こさず、頑張ってコンテンツを充実させていきましょう。
いつもとは違う視点で社内を見渡して、メルマガのネタをどんどん発見していきましょう。次回もお楽しみに。
The following two tabs change content below.ターゲットメディア株式会社執行役員。創業時よりBtoB企業のマーケティング支援業務に携わり、現在は主にBtoB企業のリード獲得、リードナーチャリング案件を担当しています。
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