【調査結果】対応済み企業の割合は?Gmailガイドライン変更の影響を調査しました!
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複数の人に同じ内容の情報を届けたいときは、メールの一斉送信が便利です。今回は、「Outlook(アウトルック)」でメールを一斉送信する3つの方法をご紹介します。
なお、Outlookなどの通常のメールソフトで一斉送信する際は、リスクもあります。大量の宛先にメールを一斉送信するのであれば、「配配メール」のようなメール配信サービスを利用するのがおすすめです。
どのようなリスクがあるのかや、メール配信サービスを使ったほうが良い理由についても本記事にて解説いたします。
関連記事:BCCで一斉配信してはいけない7つの理由
Outlookで一斉送信する方法を、3つに分けてご紹介します。
①手動で宛先を選択する方法
②Excelを使用する方法
③グループ機能を使う方法
まず一つ目は、通常通り手動で宛先を追加していく方法です。
シンプルな方法ですが手間がかかるため、送信先が少ない場合にのみおすすめです。送信先が数人であればこの方法で十分でしょう。
連絡先を開き「Ctrlキー」(Macの場合は「commandキー」)を押しながらクリックすると、一度に複数人を選択できます。
なお、「TO」「CC」「BCC」の違いを理解し、状況に応じて正しく使い分ける必要があります。BCCに入力すべきメールアドレスを誤ってCCやTOに入力して送信してしまった、というトラブルは頻繁に発生していますので注意が必要です。
「TO」「CC」「BCC」の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:メールのCCとBCCの違いは?BCCで一斉配信してはいけない7つの理由
Excelでメールアドレスのリストを管理しており、そのリスト全員に対してメールを一斉送信したい場合は、個別に宛先を手入力せずとも一括登録することが可能です。
Excelを使って一斉送信するための手順は、以下の通りです。
1:Excelからメールアドレスをコピーする
2:新規ブックで「形式を選択して貼り付け」⇒「行列を入れ替える」にチェックを入れて「OK」
3:CSV(カンマ区切り)で名前を付けて保存
4:保存したCSVファイルを右クリックし、「プログラムで開く」⇒「メモ帳」を選択
5:メモ帳のメールアドレスをすべてコピーし、メールの宛先欄に貼り付け
以下の記事の「Excelを利用する」の段落では画像付きで解説していますので、さらに詳しく知りたい方はご覧ください。
関連記事:メールを一斉送信したい!方法と注意すべきマナーを解説
Outlookには「グループ機能」があり、頻繁にメールを送る宛先を登録しておくと、毎回宛先を入力する手間が省けます。また、宛先設定ミスによる個人情報漏洩リスクを減らすことにも繋がります。
設定手順は次の通りです。
1:「連絡先」⇒「個人用の連絡先」で、グループを保存するフォルダーを選択
2:「新しい連絡先グループ」を選択
3:連絡先グループの名前を設定する
4:「メンバーの追加」をクリック⇒登録したい連絡先を追加
5:保存して閉じる
ここまでご紹介したように、Outlookから簡単にメールを一斉送信することが可能です。
一方で、Outlookなどの通常のメールソフトでメールを一斉送信する際にはリスクもあります。
どのようなリスクがあるのかや、知っておくべき法律などをご紹介しますので、思わぬトラブルに繋がらないようしっかり把握しておきましょう。
「BCCに入力されたメールアドレスは他の受信者には見えない」という特性を利用し、何百件ものメールアドレスをBCCに入力してメルマガの配信をおこなっている、という企業様がときどきいらっしゃいます。
しかし、BCCでの一斉送信にはさまざまなリスクがあります。代表的なものが、人的ミスによる個人情報漏洩のリスクです。「BCCに入れるはずのメールアドレスを誤ってCCに入力して送信してしまった」というような宛先の設定ミスによる情報漏洩は、頻繁に発生しています。
BCCでメルマガ配信をおこなっている企業様は、信用問題に関わるリスクを伴っているということをしっかりと理解すべきです。
リスクを避けるためには、一斉送信に適したメール配信システムを導入するのが良いでしょう。メール配信システムであれば、宛先を手動で入力する必要がなく、ヒューマンエラーを防ぐことができます。
Outlookなどの通常のメールソフトを使って一斉送信をしていると、本来届くはずのメールアドレスにもメールが届かなくなる可能性があります。
たとえメールの内容が迷惑なものでなくても、1つのIPアドレスから大量配信することによって、迷惑メールとして扱われてしまうのです。その結果、一斉送信したメールだけでなく、普段の業務におけるお客様とのメールのやり取りにも支障が出てしまうことがあります。
関連記事:BCCで一斉配信してはいけない7つの理由
関連記事:高い到達率を実現!スパムメールに判定されないための「配配メール」の取り組み
メルマガなどの広告宣伝要素を含むメールを配信しようと考えている方は、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」(特定電子メール法)にも気を付ける必要があります。
具体的には、
・メルマガ受信者の同意を得なければならない(オプトイン)
・メルマガ配信停止の導線を設置しなければならない(オプトアウト)
・送信者の名前や問い合わせ先を表示しなければならない
といったことが法律で定められています。
メルマガ配信用のサービスを利用していれば、配信停止のためのリンクの設定や配信停止作業の自動化が簡単にできるのですが、Outlookで配信する場合はそのあたりが難しくなります。配信停止を受け付けた後のフローも考慮が必要です。
特定電子メール法が適用される範囲など、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:【メルマガの法律】特定電子メール法って何?適用範囲と4つのポイントとは
Outlookではスパム対策として、「1日に送信できるメールは5,000通まで」「メール1通あたりの最大送信数は500件まで」と決められています。500件を超える宛先に送りたい場合には小分けにする必要があり、その分手間がかかってしまいます。
そもそも、Outlookなどの通常のメールソフトは、大量のメールを一斉送信することを想定したサービスではありません。
業務のやり取りで数件のアドレスに同時に送りたい場合などは問題ありませんが、例えばメールマガジンの配信など、100件を超えるような宛先に一斉送信する場合は、Outlookではなくメールの一斉送信に特化したサービスを利用するほうが良いでしょう。
関連記事:今さら聞けないメール一斉送信ツール。失敗しないポイントを徹底解説!
Outlookでの一斉送信は、普段使っているメールソフトでおこなえるため追加で費用がかからないというメリットがありますが、本来は大量送信用のサービスではないため、本記事でご紹介したように多くの注意点があります。大量の宛先にメールを一斉送信する場合は、Outlookではなくメール配信システムを利用するのがおすすめです。
一斉送信に適したメール配信システムを使うと、以下のようなメリットがあります。
▼メール配信システムを使うメリット
・人的ミスによる個人情報漏洩のリスクを防止できる
・BCCで配信するよりも到達率が高い
・通常業務のメールのやり取りに悪影響が出ない
・分割して送る必要がなく、作業時間を減らせる
・開封率やクリック率の取得など、メールの効果測定ができる
・リストの管理や絞り込みが簡単にできる
他にも、HTMLメールを簡単に作成できるエディタやステップメールなどさまざまな機能を利用することができ、高いマーケティング効果を発揮できます。
「配配メール」の場合は手厚いサポート体制もお客様から高く評価されており、これから初めてメール配信システムを導入する企業様にもおすすめです。ご興味のある方はぜひ、以下のリンクよりお問い合わせください。