HTMLメルマガを配信したい!HTMLメルマガをはじめるなら知っておきたい、気を付けるべき3つのポイント!
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メルマガ担当者様ならどなたも実感していることだと思いますが、スマホでメルマガを購読する人がどんどん増えてきていますよね。
極端な話ですが、私が担当した案件では9割以上がスマホというメルマガもありました(小学生の子どもを持つ母親層がターゲット)。女性向けファッションのメルマガなどでは、遠からずな数字がはじき出されるんじゃないかと思います。
そんなわけで、最近はスマホ読者を想定したメルマガのテコ入れを相談されることも増えました。
…そう、賢いメルマガ担当者様はすでに気付いています。
開封率やクリック率を高めるためには、「スマホ閲覧を想定したコンテンツ」の準備が不可欠だということを。
そこで今回は、スマホでメルマガを購読する方が、思わずクリックしたくなるコンテンツのつくり方を、事例を交えながらご紹介しましょう!
ディスプレイが小さいスマホで、「混みいったメルマガなんて読む気になれない」というのが読者のホンネ。
ですから、スマホで見るメルマガは、
1にシンプル、2にカンタン、3・4がなくて、5に短さ
…ってな具合で、とにかく短くて単純明快なことが肝要です。
ただし、それだけでは読者の目には止まりません。
スマホで見るメルマガは、移動中、仕事や家事、勉強の合間など、「短い時間に気まぐれに目を通されるもの」と想定しましょう。実際はじっくりと目を通すシチュエーションもあると思いますが、まずはネガティブな状況から発想したほうが、高い効果が期待できますから。
これまで私が、複数のスマホ向けメルマガで実際に試して、特に効果が高かったもの。
「短時間で気まぐれに目を通す」スマホ読者を陥れるトラップ(そんな悪そうな…)をご用意しました!
<スマホ読者のクリック率が高いコンテンツ ベスト3>
(1)クイズ
(2)心理診断・占い
(3)アンケート
賢明な方ならすでにお気づきだと思いますが、どれもユーザ参加要素のあるコンテンツ。
気まぐれで移り気なスマホ読者に対して、クリックする意義を有機的に発生させ、メルマガを読み飛ばせないようするのが狙い。
「見るだけではなく、参加できる」というのは、SNSを使い慣れた読者にとっては、なんとなく素通りしにくいものなんですよね。だからついついクリックしてしまうという…。
いやいや、純粋な好奇心が刺激される、先が気になるというネタをご用意しているからこその効果なんですけれどね。
いずれも、「答えはこちら」「続きはこちら」などを効果的に使って、サイト(あるいはランディングページ)に誘導します。
ひとつひとつご説明しましょう。
私が最も多用しているのがクイズ。エンタメ色が強いですが、ビジネス系メルマガでもマッチするので、ジャンル・業界を問わず使える手法です。
実際にあった事例として、メルマガ内の連載コラムをクイズ形式にし、飛び先に回答とコラムをご用意したところ、クリック率が3倍以上になり、担当者様に大変喜んでもらったことがあります。
ポイントはクイズの「Q」のつくり方。難しい必要はなく、「アレ?なんだっけ?」とか「ン?それってどうなの?」と気になって、ついつい確かめずにはいられなくなる…そんなサジ加減が必要ですね。
たとえば、最近よくニュースで耳にする経済用語や、漢字の読み方など。自社の業界になにかしら関連性のあるテーマでクイズを考えるといいですよ。
女性向けのメルマガでは、とくによい反応があるのがこちら。心理診断というのは、一問一答形式で「あなたのナルシスト度は?」とか「あなたの理想の男性は?」なんていうことを、一見関係のなさそうな状況からの質問で導き出すものです。ホンモノの心理診断をひとつご紹介しましょう。
友達とランチをしていたら、別の友達の話になりました。自然とその場は悪口大会のように!
さて、どうする?
このシチュエーションから、あなたの「八方美人度」をチェックします!
…こんな具合です。
結果に応じて、オススメ商品などもアピールしやすいのがメリット。
一方の占いコンテンツ。
星座占いや血液型占いの結果を、途中までメルマガに展開し、続きはサイトに誘導する手法ですね。
心理診断や占いの制作は専門知識が必要ですが、最近では安価で占い・診断コンテンツだけをパッケージ販売しているようなところもありますから(弊社でも扱っています!宣伝…笑)、そういったものを利用すると手軽ですよ。
アンケートにもいろいろな種類がありますが、スマホでクリックを狙うのは、重たいアンケートではなく、ライトでエンタメ性の高いもの。三択アンケートなどで、投票感覚で参加させるのがイチバン簡単です。
たとえば…
質問:わが家のおでんダネ、欠かせないのは?
こんな感じで、気軽に投票できるものには、スマホ読者の敷居は低いです。
おでんダネには地域性もありますし、ご家庭によってオリジナルな具材もありそうですよね。
自由回答欄を設けても、きっと盛り上がると思います。
第26回のコラムでもご紹介しましたが、アンケートを実施する場合、クリックの飛び先として、サンキューページに誘導してください。
自由回答のみのアンケートなら、誰かに言いたくなるエピソードを求めるお題だと、クリックがたくさん集まります。「あなたのおじいちゃんのおもしろエピソードがあったら教えて!」とか「みんなで彼氏のグチを言っちゃお~!」とか…どうでしょう?
ちょっと時間があったら書きたくなりませんか?暇つぶしに。
集まったアンケート結果は、次号のメルマガで紹介し、そこでまた読者と交流を図る。双方向メルマガは、SNS慣れした若者層からとくに支持が集めやすいです。
読者にとってはアンケートに参加した意義が生まれますし、次号を読む「必読性」が生まれます。
読むこと、参加することそのものがレジャーになるような、そんなメルマガを目指してコンテンツを考えてみましょう。
いかがだったでしょうか。
前回もおつたえしましたが、通信環境が飛躍的に良くなり、「表示」までのタイムラグがほぼなくなった今、クリックして別ページに飛ぶことは、読み手にとってのストレスではなくなってきています。
スマホでも同じこと。パッと見て面白くないメルマガが瞬時にゴミ箱ゆきにされてしまいますが、その代わり、パッと見て「なんか面白そう」という雰囲気をかもしだすことができれば、クリック率を飛躍的に高めることができるのです。
「スマホ読者の反応が悪いなぁ」というメルマガ担当者様は、ぜひ試してみてください!