フォローメールとは?効果的な書き方・例文も徹底解説!
- ビジネスメール
「外国人観光客が増加している」というニュースを、よく目にするようになりました。
弊社(株式会社ラクス)は、新宿駅から徒歩5分ぐらいのエリアにオフィスを構えているのですが、外国人観光客を見ない日はない!といったぐらい、海外旅行者を見る機会が増えました。
メルラボをご覧のみなさまの中には
「海外の観光客も増えて来たし、そろそろ、英語での対応を検討した方がいいかも」
「一度商品を購入して頂いた海外のお客様に、メルマガを打ったら、リピートしてくれるかもしれないな?」
とお考えの方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
(とはいえ、英語に不慣れな場合、何から手を付けていいのか分からないのが実情。)
そこで今回は、メールマーケティングという切り口で、英語メルマガの基本的なノウハウや、海外のメルマガ事例、すぐに使える英語メールのテンプレートをご紹介をします!
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まずは、どれほど外国人観光客が増えたのか、実際の数字を確認してみましょう。
(図)訪日外国人観光客数の推移
(引用)日本政府観光局(JNTO)http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/
日本への海外観光客数は、まさに右肩あがり。直近の2016年1月~5月の合計訪日外国人数は970万人を超えていて、前年比約30%の伸び率となっているようです。
また、日本政府が、成長戦略の柱のひとつとして、訪日外国人観光客数の目標を2020年4,000万人、2030年には6,000万人に拡大させるという、大きな目標を掲げたこともニュースになりました。
日本への観光客が着実に増え、そして今後も増えていくのは容易に想像がつきますね。
次に「越境EC」というワードが話題の昨今ですが、海外消費者による、日本のECの購入額の変化はどうでしょう。
(図)中国・米国消費者による、日本ECからの購入額の推移
(引用)経済産業省 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160614001/20160614001.html
経済産業省の報告によると、米国・中国からの購入額合計は、
2014年1兆931億円(前年比132.9%)、2015年度1兆3337億円(前年比122.0%)、と大きな伸び率を見せており、
2019年には、2015年度の2倍以上の市場規模になると予測されています。
これらのことから、オフライン、オンライン双方で、海外からの購入者が増加していくのは明らかで、英語での顧客対応やプロモーションは、今後ますます無視できないものとなりそうです。
それでは、本題の英語メルマガに関してご紹介していきます。
まず、最初にお伝えすべき点としては、
「メールマガジン」という言葉は海外では通じない
ということです。
意外に思われますが、メールマガジンは和製英語です。なので英語で「Mail Magazine」という言葉を使うと、海外の読者は首をかしげてしまいます。海外ではメールマガジンの事を「E-Zine」あるいは「E-mail Magazine」「Email News Letter」などと呼びます。頭の片隅に入れておくとよいと思います。
それでは、英語でメルマガを書く際の、基本的なポイントをお伝えします。
※通常のビジネスメールの所作や例文に関しては、最後の項目でまとめてみましたのでご覧下さい。
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ついやってしまいがちな、件名への「!」ですが、メルマガ執筆者向けの、海外のノウハウサイトでは、上記のワードを件名に使うと、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性が高くなると、多くのサイトが伝えています。海外への英語メール、英語メルマガには、使わない方が吉でしょう。
通常のビジネス英語メールであれば、フルネームから書き始めますが、メルマガであれば、会社名からの書き始めで良いでしょう。
海外向けのメルマガであっても、日本同様、オプトアウトは必須です。
さらに、配信停止の方法は、配信停止用URLのクリックによる解除が基本です。
日本でよく見かける「今後メール配信が不要なかたは、返信不要と記載しこのメールに返信云々・・・」という方法は、海外ではナンセンスです。ここは注意が必要ですね。
海外のメルマガは、ほとんどがHTML形式です。日本のようにテキストメールでのメルマガは、ごくごく少数といえます。私もいくつか海外のメルマガを購読していますが、テキストベースのメルマガは見たことがありません。
ですので、普段、グラフィカルなHTMLメールに目が慣れている、海外の方へのメルマガは、極力HTMLメールでの配信をおすすめします。
とはいっても、HTMLの作成まで手が回らない、HTMLの書き方がわからないという場合もあると思います。そんな場合は、無料のHTMLメール作成ツールや、メール配信システムのHTMLエディタ機能などを使うとよいでしょう。メルラボでも、HTMLの無料テンプレートをいくつかご用意していますので、ダウンロードしてご利用いただければと思います。
→メルラボ編集部HTMLメールテンプレート集
海外はHTMLメールが基本、と、前項で説明しましたが、実際にどのようなデザインのHTMLメールが送られているのでしょうか。
海外のメルマガを受信してみないと分からない・・・と思いきや、世の中には便利なサイトがたくさんあります。
海外で実際に飛び交っているメルマガを収集している海外サイトがありますので、2サイトご紹介します。
Email Galley
Beautiful Email Newsletters
有名企業のメルマガもたくさん掲載されていて、これは大変参考になりますね!
こちらのサイトから、特徴的なHTMLメールコンテンツを3点抜粋して紹介します。
ZARA
Herschel
Nest
お気づきの通り、テキスト部分はそれほど多くなく、画像が中心のメールコンテンツであることが分かります。
テキストの情報量は少なくとも、何を伝えたいのかがひと目でわかるコンテンツとなっています。
海外メルマガは、メルマガコンテンツそのものを読ませるより、画像やCTA(ボタン)をうまく使い、サイトへの誘導を促すことを重きに作られていることがうかがえます。
英語のライティングが苦手な方でも、大きめの画像を用いて、テキスト部分はワンポイントで入れることで、ストレスを少なく、そしてスピーディーにコンテンツ作成ができるかもしれません。
最後に、英語メールの例文を多く掲載しているサイトをご紹介します。
コピペで使えるものや、かなりつっこんだ例文も多くありますので、これらの例文を参考に、メルマガコンテンツに応用頂ければと思います。
販売促進にフォーカスした英語例文の記事です。少し編集するだけで、そのまま使えそうな例文もありますね。
『センスがグッとアップする。そのまま使える英語メール書き出し80選』
英会話教室大手のベルリッツのブログ記事です。ネイティブ講師による執筆なので、言い回しなど、安心して活用できるでしょう。
とにかく豊富な例文が掲載されています。
通常のビジネス英語メールにも活用ができそうです。
いかがだったでしょうか。海外のメルマガコンテンツを見ると「あっ、こんなにシンプルでも良いんだ」という気付きがあるはずです。必ずしも英語のテキストを、多く盛り込む必要はありません。
まずは、簡単なコンテンツでも構いませんので、英語メルマガの配信にチャレンジし、その反応や効果をうかがってみるのはいかがでしょうか?