クリック率アップの奥義!メルマガのファーストビューの作り方<後編>

クリック率アップの奥義!メルマガのファーストビューの作り方<後編>

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読めばスッキリ!リピーターを作り出すメール・マーケティング

メルマガ読者のクリックを促すもの、それは「出会い」!

前回は、もっともクリックが集まる場所である「ファーストビュー」の作り方についてレクチャーしました。 どちらかというと中身より考え方に寄ったお話でしたので、今回は具体的な例を交えながら、クリック率が高いファーストビューの真髄(大げさ)に迫ってみましょう。 大前提として念頭におきたいことがひとつあります。 読者がメルマガに期待しているのは、「詳しい情報」ではないということ。 メルマガに求めているのは「思いがけない出会い」です。
  • 知らなかった商品との出会い
  • お得な情報との出会い
  • 知らなかった情報との出会い
前回お話ししたような構造のファーストビューのなかに、「お?」と思うような出会いがあれば、かなりの確率で、即クリックにつながる!…と思います。たぶん。 つまり、アナタがメルマガのファーストビューで試みるべきことは、“出会い”の演出、うれしいサプライズの演出なのです! たとえ売れていない商品の紹介でも、そこは演出家の腕しだい。 出会い方によっては、メルマガのヒット商品に昇格することもありえますよ。 そのことさえわかっていれば、複雑な雛形に当てはめて、毎号いくつもコンテンツネタを考える必要もなくなりますし、ファーストビューのワン・イシューのみで勝負することも可能です。 どんな演出で、どんな出会い、サプライズを作り出せばいいか、一緒に考えてみましょう。

ファーストビューで訴える読者メリットの見せ方

前回、クリック率の高いファーストビューの特徴として「すっきりシンプル」「配信者がイチバン伝えたいことがわかる」「読者のメリットが明確」という3点をお伝えしました。 特に大事な要素は「読者のメリット」。 メリットが得られる情報は、メルマガ読者にとっては最大級にうれしい“出会い”です。 そのあたりのアピールは、いくつかのパターンに当てはめることができますので、それをご紹介しましょう。

(1)金額メリット

ズバリ「どれくらい安いか」がダイレクトに読者のメリットにつながります。その「安さ」をどのように見せるかが、クリック率を左右するポイント。

(2)プレゼント訴求メリット

「応募したら○○がもらえる」というパターンですね。「もれなく」なのか「抽選で」なのかによって、効果的なアピール方法を考えてみましょう。

(3)コンテンツメリット

「クイズに参加しよう!」形式の見せ方です。読者に対しては「もやもや→スッキリ」という単純な心理に訴えかけましょう。 (1)の金額メリットは、一般的にいちばんよく使われています。 ファーストビューでの見せ方としては、「○○%オフ!」なのか、「最安値○○円!」なのか、商品の特性によっても違いますね。 割引率は、価格感が一般化している商品ならアリなのですが、妥当な金額がいくらかわかりにくい商品には、あてはまりません。 「豚バラ肉20%オフ!」と言われてもあまり響きませんよね。でも、「豚バラ肉100g 78円!」と言われたら、「あら、安い」と大概の人が思うんじゃないでしょうか。 (2)のプレゼント訴求も、メール読者の属性にマッチしていなくては、あまり響きません。ユーザマインドにあわせることが、プレゼント訴求でクリック率を高めるポイントです。 豚肉専門店(なぜさっきから豚肉?)では、「抽選で1名様にノートPCがあたる!」という訴求をするよりも、「お肉が魔法のように美味しくなるスパイスをプレゼント!」としたほうが、より多くのクリックが集まるということです。 (3)のコンテンツメリットは、テキストメルマガのファーストビューでクリックを集めたいときには、非常に効果的です。私の実績のなかに、同じコンテンツの見せ方をクイズ形式にしただけで、クリック数が大幅に伸びたメルマガがあります。 ECサイトにはクイズがなじまない場合もありますが、「商品の理解を深めたい」「もっと自分たちのことを知ってほしい」というときには有効です。特別に回答ページを作らなくても、うまくクイズの回答になるようなサイト誘導ができれば大丈夫ですよ。

いかがでしたでしょうか。
最初に、「ファーストビュー、ワン・イシューのみで勝負できる」と申し上げましたが、ウリが明確なものに対してオススメの作り方です。 「みんなが知っているアレが安い!」となれば、それだけで読者はアクションを起こします。 そういった場合には、ごちゃごちゃ作りこむよりも、ファーストビューにバーンと1画像だけで勝負するほうがクリック率が高くなりますよ。 ぜひ参考にしてみてください。 読めばスッキリ!リピーターを作り出すメール・マーケティングのバックナンバーはこちら
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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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