営業の新規開拓リストの作り方は?ポイントも解説
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前回はメルマガの開封率が下がったときの対応として、まずは原因究明法をご紹介しました。
緩やかに落ちていくのであれば、単なるというと語弊がありますが、ユーザ離れと解釈することができますが、急落の場合は受け取る側、または送信側で設定上でなにかしらの異変が起きていることが考えられます。その原因を究明することで、落ち着いて対応策を取ることができます。
では、実際に原因が判明したとして、その次にどのような対応をとればよいのでしょうか?今回は、その、具体的な対応策についてご紹介したいと思います。
関連記事:どうして急に………?メルマガの開封率が落ちたときにやるべきこと!Vol.1
関連記事:メルマガの開封率の平均は?業界別レポート
※2024年2月よりGoogleの送信者ガイドラインが変更されており、新しいガイドラインに沿った方法で送信されていない場合はメールが届かなくなったり迷惑メールに振り分けられたりする可能性があります。まずは、送信者ガイドラインの要件が満たせているかご確認ください。
関連記事:【重要】2024年2月Gmailの送信者ガイドラインが変更!必要な対応をわかりやすく解説
他に出来ることは、大きく分けて以下が考えられます。
1:コーディングの見直し
2:配信速度の見直し
3:アドレスの見直し
4:プロバイダへの働きかけ
まずは、一般的に対処できる1~3についてご紹介していきたいと思います。
開封率が取れているということは、現在配信しているメールはHTMLメールか、もしくはリッチテキストメールということになります。この場合は、そのメルマガのコーディングを見直すのがまずは最初の一手です。
プロバイダなどで迷惑メールに振り分けられてしまうメールの中には、コード内に外国語や禁則文字などが含まれてしまっている場合や、コードが整理されていない乱雑な状態のものであることが多々あります。コードが整理されていないと間違いも見つけにくく、問題発覚遅延の原因になりますので、問題がない場合でも対処したほうがよいでしょう。
「これまで届いていたのに…」と思うかもしれませんが、これまでセキュリティが緩かったものが強化された、などさまざまな原因が考えられます。まずは正しいコードで組まれているかチェックしてみてください。
その他にスパム扱いされてしまう理由として、配信速度の問題があります。短時間で大量のメールを同一アドレス、同一配信元から受け取っている場合、スパム扱いされる場合があります。同一のプロバイダに対する配信が多い場合は、配信リストを小分けにして時間差で配信するなどの対処をしてみることで、状況が改善される場合があります。
こちらも1と同様にプロバイダの設定変更に寄るところがあるので、たとえ今まで届いていたとしてもまずは試してみることをオススメします。
プロバイダでスパム判定を受けた場合、それらの情報はアドレス単位で記録されていることが多いです。上記を行ってもダメな場合は、配信元のアドレスを変更してみることで、スパム認定から除外されることがあります。
最後に(4)ですが、1~3の対応で問題が解決しなかった場合の最後の手段になります。前回の原因究明法を元に、問題が起きているプロバイダのサーバを特定したら、その管理を行っている企業に対し、働きかけを行うことが可能です。企業に直接働きかけるので、効果は絶対です。
ただ、問題の起きているサーバを特定するのは、かなり高い技術力が必要となってきます。外部の業者に依頼するなど、ある程度の費用がかかることは覚悟したほうがよいでしょう。
また、スパムメール判定される場合としてエラー率の高さも関係してきます。定期的に配信リストのクリーニングをすることも大切です。
関連記事:メール配信リストのクリーニングと管理は何から始めるべき?
いかがでしたでしょうか?今回は開封率が急落した場合の、具体的な対応策についてご紹介いたしました。原因究明から対応策までを覚えておけば、もしものときにも焦らず対応ができるので、ぜひご参考ください。
とはいえ、一番はスパム認定に引っかからないこと。配信速度の問題などに引っかからないようなシステムを採用しているメール配信システムなども数多くあります。また、コードなどもテンプレート化して長年使っていると、新しい設定変更に対応できないことも。定期的にリニューアルをすることも大切です。よい配信システムと、正しいコーディングによるテンプレートのリニューアルを、問題が起きる前に行うのもひとつの手段だと思います。
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