メルマガテンプレート化のメリット、理解してますか?

メルマガテンプレート化のメリット、理解してますか?

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テンプレート化はメルマガ以外にも

みなさんは提案書や契約書などを作るとき、1から作りますか?おそらくですが、答えは「NO」の人が多いはずです。なぜなら、そこには会社が用意した「テンプレート」が存在しているからです。 そしてこの「テンプレート」はみなさんが運用されているメールマガジンにもあるはず。今回は、このメルマガのテンプレートがもたらすメリットについてじっくり解説していきたいと思います。

そもそも“テンプレート”とは?

テンプレートとはそもそもどんな意味なのでしょうか? 辞書を引くと「プラスチック板に文字・図形などの外形をくりぬいた製図用具」と出てきます。同じようなものをたくさん作るときに利用する金型のようなものでしょう。これが転じて、なにかを作る時に元となる書式やデータもテンプレートと呼ばれるようになりました。 メルマガでいうテンプレートは、会社情報などの基本情報や、注意事項、タイトル、各見出しの装飾、レイアウトなどがそれに当たります。これらの情報は変更されることがない、あるいはごく少ない変更で、いったん保存しておけば繰り返し使うことができます。

テンプレートの活用で得られるメリットとは?

テンプレートを用意しておけば、メルマガ制作者の作業内容は大幅に減らすことができますので、とても便利です。これはHTMLメールでもテキストメールでも同じことが言えます。作業の負担が減るだけでも大きな恩恵ですが、テンプレートには、その他にも運用をしていく上で大きなメリットがあるのです。そのメリットを利用すれば、自社のメールマガジンをもっと上手に活用できるようになるかもしれません。

メリット1:情報の見やすさ向上

テンプレートによって、レイアウトや情報の配置を固定しておくことで、ユーザがメルマガを受け取ったときに、情報を見つけやすくなります。毎回同じ構成でメールを作ることによって、『ここを見れば欲しい情報がある』という信頼関係をユーザと築くことができ、結果的にユーザの満足度向上につながるのです。 毎回構成が異なっていたら、ユーザが混乱してしまいます。例えば洋服ダンスの中身が毎回シャッフルされているとしたら、イヤですよね。決まった位置にあることは大切なことなのです。

メリット2:新規性がわかりやすい

メールマガジンをテンプレート化すると、変化にも気付いてもらいやすくなります。普段と同じデザインのメルマガの中で、1ヶ所だけ、たとえば色や形を変えてあげれば、その変化は際立ちます。メインコンテンツにするほどではないけど、注目してもらいたい情報があるときなどに有効です。 たとえば、色とりどりの花束があって、その中の2~3本差し替えられても、その変化には気が付きません。でも白いバラの花束の中に、赤いバラが差し込まれれば、自然にそこに目が行ってしまいますよね。「変化」は、変わらないものがあるからこそ際立つものなのです。

メリット3:効果検証がしやすい

先ほどの話と重なってきますが、テンプレートが決まっている場合、メルマガの効果検証が行いやすいというメリットがあります。毎回形が変わってしまうメルマガでは、ユーザの反応があったとしてもなにが良かったのかの基準がわかりません。 でも、テンプレートが決まっていれば、見出しのデザインを変えるというテストをしたときに、数値が変われば、それは見出しの変更に起因する変化だとわかります。 大規模なリニューアルが必要なときもありますが、運用しながらチューニングを行うのであれば、マイナーチェンジを段階的に繰り返していくほうが効果が測りやすいのです。
いかがでしたか? もともとの意味が“金型”だけあって、しばしば「融通が利かない」ことや「つまらない」ことなど、ネガティブなイメージで使われることもあるテンプレート。 ですが、今回紹介したように、しっかりとしたテンプレートには、「変わらない」ことのメリットがありますし、変化の土台にもなりえます。 テンプレートがすでにある方は、そのテンプレートを利用して、さらなるメルマガの成長を。まだ定まっていないという人は、まずは土台となるテンプレートを作ってみてはいかがでしょうか?
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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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