いまさら聞けない、メールマーケティングのきほん Vol.01

いまさら聞けない、メールマーケティングのきほん Vol.01

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わたしがメルラボでコラムをスタートしてから、次回でなんと連載100回を迎えます。長年お付き合いいただき、誠にありがとうございます。そこで、今回は連載1回目になぞらえて、2017年版の「いまさら聞けない、メールマーケティングのきほん」についてご紹介したいと思います。

 

メールマーケティングのイロハとは?

記念すべき連載第1回の記事が公開されたのが2013年10月のこと。ここから2017年12月現在に至るまでに4年の歳月がたっています。当然、メールマーケティングを取り巻く環境も大きく変化しています。それが以下の4つです。

1:スマートフォンへのシフト
2:メルマガの賞味期限の延長
3:ショートカット化の促進
4:セグメント配信の重要性

今回はこのうち、スマートフォンへのシフトと賞味期限についてお話しします。

 

メールマーケティングのスマホシフト

連載第1回がスタートしたときのスマホ普及率はご存じでしょうか?2013年はいよいよiPhoneがDoCoMoからも登場し、スマートフォンの普及率が上がっていくという過渡期でした。とはいえ、当時の国内普及率はメディア環境研究所の調査によると45%。対して2017年は78%まで上昇しています。

また、別の調査では高齢者に限定しても半数近くが所持しており、小学生の間でもスマートフォンの利用率は上がってきています。もはや1人に1台スマートフォンの時代がやってきたと言っても過言ではないでしょう。
そんなスマートフォン全盛の時代では、メールマーケティングの考え方も、従来のPC主体から、スマートフォン主体の考え方へとシフトしていかなければなりません。
具体的には、スマートフォンを意識したレイアウトへの変更、とりわけHTMLに関しては、スマートフォンに対応したレスポンシブデザインへの変更が急務になっています。

その他、スマートフォンを意識したメルマガ対応については、以下をご参照ください。
https://mailmarketinglab.jp/4-points-to-create-successful-newsletter-for-smartphone/

 

メルマガの長寿化の原因はコミュニケーションの多様化!?

スマートフォンが普及したことにより、いつでもインターネットに接続できるようになりました。それに伴って、コミュニケーションも変化してきています。
これまでメルマガは唯一、企業側からユーザに対してアクションを起こすことができるプッシュ型の施策でしたが、近年では、SNSやチャットツールの発展により、唯一無二のものではなくなっています。むしろ即時性で言えば、よりプライベートな連絡手段であるSNSやチャットのほうが有利です。

とはいえ、メールボックスのチェックという習慣はそう簡単になくなるものではなく、メールマガジンの開封率への影響はそれほど出ていません。変化が出たのは、むしろ開封されるタイミング。従来は1週間もすれば開封されなくなってきたものが、現在は2週間近くたっても開封されることがあります。
これは、私的な連絡ツールが発展したことにより、メールチェックの頻度が落ちたことが原因。つまり、今後のメールマーケティングにおいては、2週間の開封期間を見越して、コンテンツを検討する必要があります。
例えば、キャンペーンの開始や、タイムセールなどといった即時性を求められるコンテンツの告知に関しては、SNSやチャットツールにシフトしていったほうがよいでしょう。
賞味期限の延長に関しては以下で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

 

メール配信の効果はいつまで?メルマガの賞味期限の変化
https://mailmarketinglab.jp/lifetime-of-mail/

 

いかがでしたでしょうか。2013年から2017年の間にメールマーケティングを取り巻く環境は大きく変わっています。変化をしっかり見極め、より効果の高いメールマーケティングを実践していきましょう!
後半は残り2つのポイントについてご紹介いたします。

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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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