もっとユーザーに動いてもらうには?クリック率上昇の秘訣!

もっとユーザーに動いてもらうには?クリック率上昇の秘訣!

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クリック率を上昇させたい!

前回はメルマガのクリック率を保つためのポイントについて紹介しましたが、今回はその発展形。ずばり、クリック率をもっと上げるための方法について紹介します。テーマや情報量、構成など、メルマガという手紙に込めた気持ちを伝えるための基本の文法だとしたら、今回は応用編。ユーザーを動かすためのさまざまなオプションを紹介していきます。

手紙は思いを伝えるためだけでなく、その願いを成就させなければいけません。愛しい相手=ユーザーを動かす手法を学んで、ぜひ目的を達成させてください。

関連記事:配配メールは「どこから」「いつ」「誰が」といったメールのクリック情報を取得できる

クリック率を上げるための4つのポイント!

基本的に、クリック率を上げるための手段は、前回お伝えした基本に沿って考えていきます。すなわち、以下の4つです。

1:ユーザーに伝えたいことが明確であるか

2:情報量は適切か

3:ユーザーフレンドリーなデザイン

4:配信リストの質

これら4つのポイントをさらに発展させていくことがメルマガのクリック率上昇へとつながっていきます。では、具体的にどのように発展させていけばよいのでしょうか?

1:読者にとってメリットのあるメールだと認識してもらう

前回は伝えたいことを絞るようにお伝えしましたが、今回はその「伝えたいこと」が、そのままユーザーにとっての「メリット」となるように、ユーザーとの約束事を強化していきます。

例えばメルマガを受信すれば、必ず一番早く情報がチェックできる、必ず安くなるなど、メルマガを受け取り、ユーザーが行動することにメリットを見いだせるようにしてあげるとよいでしょう。メルマガ限定割引や、メルマガ限定クーポンなどがそれに当たります。

こういった訴求内容に希少性を持たせることはキャンペーンでよく使われる方法です。

期間限定、人数限定といった訴求によって、読者にアクションさせる動機をあえてクリック率を高めることができます。企業からメールを受け取ることを選択したユーザーは、その多くがなにかしらのメリットを求めているもの。ユーザーのモチベーションにつながる内容を送るように心がけましょう。

ちなみに、この施策が定着すれば、ユーザはメールを見るとメリットがあると刷り込まれ、開封率の上昇にもつながっていきます。

2:情報量は適切であるか

前回は極力情報量を抑えるようにお伝えしましたが、今回はさらに先鋭化して、1メルマガにつき1テーマまで絞り込むことをオススメします。

一見、情報量が増えればそれだけユーザーの選択肢が増えるので、有利と考えがちですが、この情報化社会ではユーザーは自ら自分にとってオトクな情報を見つけることが出来てしまいます。ですので、メルマガであれこれ伝えても効果は薄くなっていきます。

それよりも、パッと見て「読んでみようかな」と思わせるためにも面白そうと思える内容で、最終的にサイトに誘導するほうが、購入などの目的達成に近づくことができます。

また、これまでメールを3スクロール以上するようなメールを配信されていませんか?

メルマガ内のコンテンツをクリックしてWEBサイトへ移動したユーザーは二度とメルマガには戻ってきません。テーマを一つに絞り1スクロールで済む記事を作り、配信頻度を高めて配信していくのも良いと思います。

メルマガはあくまで、WEBサイトへの誘導の場。限られたスペースでさまざまなテーマを語るよりも、ひとつのテーマをさまざまな切り口で展開したほうが有利ですよ。

3:デザイン改善

前回と同じく、ユーザーを行動へと導けるようにデザインを改善することになるのですが、今回はそれを「検証」することをオススメします。

たとえばバナーひとつとっても、コピーとなる文言やボタンの位置、色などさまざまな検証項目があります。また、ボタンも最適な色や大きさ、コピーなどの要素があります。それらを検証した上で、最適なデザインを見つけていくことが、クリック率の上昇には必要になっていきます。

例えば、次のアクションへ繋げるため、自社ブランドデザインとメルマガのデザインが統一されていると、読者からすると、このメールはどこから届いたのかを認識することができクリックされやすくなります。

また、テキストの場合は、よりURLが目立つようなレイアウトや、URLでコンテンツを挟み込むなどの方法が考えられます。会社ドメインに届ける場合、その企業の規定によってHTMLメールを受け取らない設定になっているケースも見受けられます。そのような場合、代替のテキストメールが届く、マルチパート配信を行うことでHTMLメールを見ることができない環境の読者にもしっかりと訴求することができます。

関連記事はこちら:配配メールの「マルチパート配信」

スマホが浸透して以降、読者は常に注意散漫な状況にいます。そういった読者のためにも何が最も重要かを明確にし、クリックが簡単に実行できるよう心がけましょう。

4:配信リストの質に影響を受ける

メルマガを配信しているお客様のリストは、どのようにして集めたリストですか? 展示会でいただいた名刺をリスト化したものなのか。それとも、過去お取引があったお客様のリストなのか、プレゼント進呈を条件に集めたリストなのか。関係性が強いほど、質の高いリストと言えます。そのため、過去にお取引があるユーザーをターゲットにするとクリックされる割合が高い可能性があります。

まとめ

今回は2回に渡って、クリック率の改善・上昇のポイントをお伝えしました。特にクリック率を上昇させるためのポイントは、今後もメルマガを続けていく上で、必要不可欠な試みです。その中でもユーザのメリットを作り出すことは非常に重要です。もう一度、メルマガに登録してくれているユーザが、企業になにを求めているのかを考え直し、ユーザの喜ぶメリットを探し出してみましょう。

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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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