【動画セミナー】MAが機能する会社 機能しない会社~MA導入に必要なこと~
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前回はブランドとはなにか、また自社サービスをブランドとするためのメルマガにおける基礎ロジックについて紹介しました。ではそのロジックをどのように表現していけばよいでしょうか?今回はより具体的に、メルマガでブランディングを成し遂げる方法についてご紹介いたします。
ブランディングの手段とはいえ、メールマガジンであることには変わりません。メールである以上はまず「開かせること」、そして「読ませること」が大切です。ここでは件名とコンテンツの考え方についてご紹介します。
ブランディングのためのメールマガジンには大きく分けて3つの型があります。
ひとつがインプレッション型、もうひとつがリレーション型、最後がアクション型です。
ではひとつひとつどのような手法なのか、解説します。
ファーストインプレッション重視、つまりメールを開いたときにインパクトのあるビジュアルで印象づける手法です。
とにかく目を引くビジュアルを用意したり、認知度の高い商品名などを大きく載せたりすることで、紹介しているサービスを印象づけ、記憶してもらうことを目的としています。
そのため、サイトへ誘導するなどに関しては、あまり意識していないものになります。
この手法については、広く認知されている商品を持つ企業や、絵の力が強い旅行系や飲食系のサービスなどで有効です。また、WEB以外に販売ルートを持っている企業にも有効でしょう。
この型の場合は、とにかく見てもらうことが重要。件名についても認知度の高い商品名や、期待を引くような問いかけるような言葉が向いています。
ユーザとの関係性を構築することを目指すメルマガ。メールは通過点に過ぎず、WEBを見てもらうことが目的です。メールを入り口としてサイトに来てもらい、いかに接触時間を増やすかを第一に考えています。こうしたメールを送る企業は、商品ページだけでなく、なにかしらのサブコンテンツ(読み物ページなど)を持っている場合が多く、WEBの集客を重視している企業で多く見られる型です。
メールを開くだけではなく、クリックしてもらうことが前提になるため、件名についてもはじめからそれを意識づけるようなものが望ましいです。具体的にはメリット訴求です。クリックをするといいことがある、ということをユーザにシンプルに伝え、メールを開いてもらいます。コンテンツについても同様にメリットを訴求し、詳しい内容についてはあえて隠すことで、サイトへと誘導します。
リレーション型の一種にはなりますが、アクション型についてはその名の通り、ユーザに対してなにかしらのアクションを求めるメールマガジンです。
特に、モニター募集やキャンペーン告知などの際に用いられることが多く、訴求したいコンテンツはそれ1本!に絞って展開します。
件名も、ユーザに対して率直にどういうアクションを取ってもらいたいかを伝える内容が多くなります。
反対にインプレッション型やリレーション型については複数のコンテンツを用意する傾向にあります。これは様々な角度からアプローチすることで、ユーザの興味を引くためです。
いかがでしたでしょうか?ひと口にブランディングとは言っても、その方法は様々です。
自社のサービスを見極め、最適なブランディングを行っていくようにしましょう。
その名を知られる有名なブランドがそうであるように、多くのブランドは長い時間を掛けてその地位を確立してきました。みなさんのサービスも、まずは目の前のユーザとの信頼関係をじっくりと築きあげていきましょう。企業側から直接ユーザに対して情報を提供できるメルマガは、ブランディングに最適な手法だと考えています。
ユーザとのコミュニケーションを大切にして、ブランドを育てていきましょう。