フォローメールとは?効果的な書き方・例文も徹底解説!
- ビジネスメール
前回は、HTMLメールで簡単に実施できる「ワンクリックアンケート」の作り方をご紹介しました。
いつものメルマガを制作する流れの中で、ちょっとひと手間かけるだけ。しかも、メルマガ内のワンクリックアンケートは、クリック率がモノスゴク良いのもポイントです。
「Webアンケートを実施したいけど、いったいなにから手を付けたらいいのやら…」というマーケティング担当者の方も、まずは普段のメルマガでワンクリックアンケートを実施してみませんか?あんがい「Webアンケート、もういいや」となるかもしれませんよ。
作り方の簡単さは前回さんざんお話したのですが、肝心なのは中身のこと。
シングルアンサーしか得られないワンクリックアンケートで、やれることは限られています。
しかし、やり方しだいでは使い方∞(無限大)。
読者の声を収集するだけではなく、メルマガという一方通行なツールを発展的なコミュニケーションの場に変えることもでき、そこからファンやリピーターを増やすことも可能です。
今回は、ワンクリックアンケートの基本を含む4つの活用術と、クリックしたくなる設問の作り方をご紹介しましょう!
メルマガ内で「どこがクリックされたか」を知ることは、アンケートを実施しなくても可能です。
しかし「クリック率が高いアイテム=人気」とは限りませんよね。
メルマガ読者が内心ではイラッとしていることも(?)ナイとは言えないのです。
さてそこでワンクリックアンケートの登場。
たとえばこんな質問で、ズバリ読者のホンネを聞いちゃいましょう。
●メルマガはおもしろいですか?
①おもしろい
②まあまあ
③面白くない
新商品について、どう思っている人が多いかを知ることもできますよ。
●今回ご紹介した「○○」についてどう思いますか?
①欲しい/もしくは購入した
②ある点が改良されたら欲しい
②ぶっちゃけダサイ
…こんな具合です。
ワンクリックアンケートで得られる情報はここまでですが、クリックした相手はメルマガ読者。②③を選んだ読者にだけWebアンケートを実施すれば、商品開発に反映できる貴重なデータが得られますよね。
「どこの・だれが・いつ」クリックしたかわかるメルマガ配信システムの強みを生かせば、ワンクリックアンケートからより精度の高いWebアンケートに持ち込むこともできるワケです。
かつてはメルマガ登録時に、さまざまな情報を入力させたものですが(いまも業態によってはそうですね)、最近は「拾えるだけ読者を拾おう!」という意向から、メルマガ登録のハードルはどんどん下がっています。「メールアドレスだけ」ということも多いですね。
「いったいウチの読者はどんな人なのか?」「なにを求めてメルマガに登録してくれたのか?」
こんなことを知りたい時に実施するワンクリックアンケートの設問をご紹介しましょう。
たとえば、不動産関連なら、こんなことをメルマガ内で聞くのはいかがでしょう?
●次のお住まいについてどうお考えですか?
①賃貸に住んでいて次も賃貸がいいと思う
②賃貸に住んでいていずれは分譲を購入したい思う
③購入しているので、住み替えの予定はない
④先のことはわからない
これで、少し読者像が見えてきますし、回答別に抽出して、異なるメルマガを配信するという方向性も見えますね。
以前、私が携わった某通信講座の案内メルマガでは、
●いつから講座をはじめたいですか?
①いますぐにでも
②半年以内
③未定
といった感じのワンクリックアンケートを実施して、それぞれ異なるステップメールを送ったこともありました。漠然と同じメルマガを配信するより、確度が高くなるのは言うまでもありません。
メルマガはいつでも一方通行。しかし、ワンクリックアンケートを利用すれば、読者と交流を図ることも可能です。
データを取る目的で行うのではなく、ワンクリックアンケートを通じて読者の参加意識を誘い、ファンやリピーターを増やすことが目的。
コール・アンド・レスポンスを狙うなら、読者が楽しんでくれる設問を展開するのがコツです。
たとえば…
●究極の選択!合コン、こんな人だけはイヤ
①仕事の話しかしない
②やたら距離が近い
③ファッションがどうしてもいただけない
…ま、あんまりうまくありませんが、思わず答えたくなってしまうような面白クエスチョンをみなさんも考えてみてくださいね。
センスのある設問で「ここのメルマガ担当者、なんか合いそう」と思わせたらしめたもの。
次回もきっと開封してくれますし、メルマガ内に参加する余地があることによって、わざわざ開封して読む意義も生まれます。
回収したアンケート結果を発表するコンテンツを作り、次号のメルマガで配信したり、本サイト内でお楽しみコンテンツとして展開することも考えられますね。
読者との交流の場として、おおいに盛り上がること請け合いです!
さて、最後は禁断の使い方です。
ワンクリックアンケートの体裁を装って、読者が興味のありそうなページに誘導するという方法。
前回もご説明しましたが、メルマガ内のワンクリックアンケートのリンク先は、本来であれば「ご回答ありがとうございます」のサンキューページにするべきです。
それをあえて、商品ページに飛ばしてしまおうというのです。
●いまイチバン乗ってみたいスポーツカーは?
①2000GT
②GT-R
③ロードスター
中古車販売のメルマガで、こんな設問をご用意したとします。飛び先はもちろん、それぞれの商品ページ。
アンケートの体裁をとって読者の警戒レベルを下げ、販売促進を行う…というワケ。
もちろんこれを毎回やっていたら、読者からの信頼を損ねてしまいます。
「ここぞ」というときにだけにしないと、クリックされないどころか、登録解除の憂き目に合うことになりますので、注意してくださいね。
いかがだったでしょうか。
メルマガ内で実施するワンクリックアンケートは、いろいろな使い方ができることがおわかりいただけたと思います。
アイデアしだいで、可能性はたくさん眠っています。
メルマガ担当者の方だけではなく、マーケティング担当の方にもアイデアを聞いて、読者がついつい押したくなるアンケートを考えてみてくださいね。
では次回もお楽しみに~!