商談率2.5倍!配配メールが推す「IS×メール」成功施策
- 【連載】まこりーぬが行く!メールマーケティングの現場に潜入取材!
- インサイドセールス
- 事例/インタビュー
メールマーケティングの目的は「顧客の態度変容」であり、営業活動に置き換えるとアポ獲得や最終ゴールである成約につなげることです。メールをきっかけに態度変容を起こす人を増やすためには、その手前の指標となる、メールの開封数やクリック数を増やしていかないといけません。そのためには、改善をし続けることが必要となります。
しかし、「具体的にどうすれば開封率やクリック率を改善できるか分からない」「兼務でなかなか分析や改善に時間が取れない」という声をよく伺います。そこで今回は、メール配信サービス「配配メール」の新機能をご紹介しつつ、改善方法のコツをお伝えいたします。
配配メールの特徴や基本的な機能については、下記の記事をご覧ください!
皆さまの役割やミッションは様々だと思いますが、事業部門の最終ゴールは「売上増加」です。これを分解すると以下となります。
売上=単価×受注数
受注数=アポ数×受注率
アポ数=接触数×アポ率
接触数=架電数×接触率
私たち配配メール事業部のインサイドセールスチームでは、分業型でアポを獲得し、フィールドセールスへパスをします。したがって、注力すべきは「アポ率」と「接触率」となります。
4年前までは過去お問い合わせをいただいた顧客をリスト化し、上から電話を行っているだけでしたが、接触ができなかったり、温度感の低い方も多く、なかなか思うような実績を上げることができませんでした。現在は、メールのクリック者へ電話をするので、興味関心が高まった方に絞り込んで電話ができているためアポ率が改善しました。
このクリック数を多くするためには、より多くの人にメールを見てもらったり、メール本文で興味関心を高めたりすることが必要になるため、開封率やクリック率の改善がメールマーケティングでは必要不可欠です。
関連記事:【完全版】メールマーケティングとは?効果的な手法や事例を紹介
まずは目指すべき数値の設定をします。メールマーケティングのKPIの目安は開封率15%以上、クリック率1.5%以上です。設定したKPIをもとにしてPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のPDCAサイクルを回していくことで、最終的な目標達成に近づくことができます。
開封率の改善ポイント :配信タイミング、差出人名、件名
クリック率の改善ポイント:本文、リンクの場所や作り方
関連記事:メールマーケティングってどうやって改善するの?振り返り方を徹底解説!
PDCAサイクルを回す時間がない方や、そもそもどうやって改善していけば良いのか分からないという方の手助けとなる、配配メールの新機能をご紹介します。
メール作成セオリーに合致するかを確認しながらメール作成が可能になります。
配配メールで蓄積したメールマーケティングのノウハウがメール作成画面に表示され、今作成しているメールにしっかり反映されているかをチェックできるので、簡単に改善ができます。
例えば、読者が1通のメールの閲覧に使う時間は7秒以内が大半であることが調査から分かっているため、「リンクの設置はなるべく1件にする」というチェック項目や「リンクはクリックされやすいよう上の方に置く」というコツが掲載されています。7秒で読める文字数はだいたい70~140字程度なので、一目でメッセージがわかり、アクションを起こせるようなメールであることが成果につながるメールだといえます。
関連記事:クリック率を上げるメールマーケティング7つのポイントとは?
これまでに配信したメールの結果をもとに、開封の多い時間帯や曜日を自動で可視化してくれる機能です。
開封を自動で集計し、もっとも開封されやすい曜日と時間帯が一目でわかるよう表示されるので、手間をかけて分析をせずとも開封率が最大化するタイミングがわかります。
開封率がもっとも高くなる曜日・時間帯の上位3つはオレンジ色で表示され、数字が順位となっています。4位以下は青色で表示され、順位が高いほど色が濃くなる仕様です。
開封率の高い曜日・時間帯の分析を手作業で行おうとすると、過去に配信したメールから1通ずつ開封時間の分布を確認して、と考えるだけでも手間がかかります。配信業務と他の業務を兼任されている方がほとんどの中でこの作業に時間をとることは難しいかと思います。
このヒートマップを参考にして次回の配信曜日・時間帯を決めて配信すれば、分析の手間をかけずすぐに実行ができ、開封率が改善される可能性が高くなります。
開封率、クリック率、コンバージョン率において、それぞれ数値が良かったメールの上位3つを管理画面上にランキング形式で表示する機能です。
ランキング対象としないメールの指定も可能なので、分析したいメールのみをランキング表示させることができます。
表示されているタイトルの部分をクリックするとそのメールの閲覧画面に飛び、メール内容が確認できるようになっています。もちろん4位以降のメールも見ることが出来ます。
ランキング機能によって、過去に配信したメールの中で成果が出たものを一目で確認できるため、成果につながるメールが分析の手間をかけずに分かります。
開封率ランキングでは、差出人名や件名、また配信日時を参考にメールを作成することで開封率の向上が期待できます。
クリック率ランキングでは、クリック率が上がりやすい本文やCTAデザイン、顧客が求めるコンテンツがわかるので、過去の配信内容を参考にメールを作ればクリック率の向上が期待できます。
コンバージョン率ランキングでは、どんなコンテンツがコンバージョンを獲得できるのか、といった傾向を見ることができます。
それぞれ成果の出たメールを一目で確認することができるので、目標とするKPIに近づけるメールを簡単に作成することが可能です。
インサイドセールスチームは週1回のメール配信を行っています。その中で特に、開封率、クリック率が良かったメールをご紹介します。
件名:営業メールの書き出しについて
開封率:23.4%、クリック率:5.3%
件名の文字数やリンクの位置など、作成画面に表示されるセオリーの通りに作成しています。また、開封時間帯・曜日の最大反響把握ヒートマップを参考にし、開封率が高くなる時間帯に配信しました。
テンプレートを登録し、文章やCTAの遷移先を変えているだけなのでメール作成も10分程度で完了します。
インサイドセールスチームではメールマーケティングのノウハウを蓄積すべく、配配メールを活用してメールを配信しています。まずはセオリーを参考にしながら、定期的な情報提供メールを送ることをおすすめしますが、他にも実行していただきたい活用方法が多くあります。
▼インサイドセールスチームの配信例
・商談後停滞した顧客へフォローメール
・展示会やセミナー参加後のフォローメール
・アポ打診メール など
関連記事:インサイドセールスのメール配信でうまくいった施策6選!
メールマーケティングの分析と改善が簡単にできる配配メールの新機能をご紹介しました。メール配信担当者の方がラクに効果が出せるような機能開発を目指していますので、「どうすれば改善できるか分からない」「メール配信を始めてみたいが運用が大変そう」と思っている方にこそ使っていただきたいと思っています。
今後もインサイドセールスチームでは自らメールマーケティング施策を実践し、ノウハウを皆さまにお伝えしていきます。