10年以上メルマガ施策を行っている企業が教えます!メルマガ開封率向上のコツとは

10年以上メルマガ施策を行っている企業が教えます!メルマガ開封率向上のコツとは

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皆さまの会社では、メールマーケティング施策は行われていますでしょうか。メルマガなどのメールでのアプローチ施策はもう古い、なんて思われることも多いのですが、侮ってはいけません。
実は近年のメールマーケティング施策は世界的にも投資利益率の最も高いマーケティング手法と言われている程、まだまだ注目されている施策なのです。

今回は、そんなメールマーケティングを成功させるにあたり、第一関門となる「開封率」について、「開封率とは」から、弊社でも実践している「開封率を上げる為のコツ」についてご紹介させて頂きます。

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開封率とは

1.開封率を取得する目的

皆さまが読者にメールを配信する(したい)ことの目的は何でしょうか。

・自社サービスを広く知ってもらいたい
・自社サイトに飛んでもらいたい
・問い合わせを増やしたい
・購入者を増やしたい

…等、皆さまメールを送るからには何か目的を持たれているかと思います。その目的を達成する為には、全てに共通して、まずはメールを読んでもらわないと意味がありません。つまり、目的達成への第一関門は、目的が何であれ「開封してもらう」ということなのです。

この第一関門の分析をしっかり行っていないと、せっかくメルマガを始めたのにサイト流入数が増えない、問い合わせが増えない、メルマガは効果ない…という勿体ない結果になってしまいます。

したがって、今、皆さまが認識していらっしゃる目標をメールで達成するには、まずは読者が自社のメールにどれくらい興味を持って開封しているのかを知ったうえで、改善していくことが重要となります。

関連記事:メールマーケティングの開封率とは?業種別平均値や開封率を上げるコツも紹介

2.開封率の計算方法

では、開封率の計算方法についてご説明します。

開封率は、単純に配信したメールの配信数から開封した割合で算出するわけではありません。メールの一斉配信では一定数届かない(不達)メールも出てくると思いますので、計算の際の母数はメルマガの配信数から届かなかったメールの数を引いたものを用いなければいけません。具体的な計算方法は以下です。

開封されたメールの数÷(メール配信数 -届かなかったメールの数)×100

開封数・不達数さえ確認できるメール配信サービスを使えば、上記の計算を行うだけで誰でもカンタンに開封率の計測ができます。

3.目指すべき開封率の指標

開封率を計測し始めるにあたり、目標値を決定する必要があります。具体的な指標として、開封率の平均は【20~25%】と言われております。また【10%】を下回ると改善の余地がありますので、まずはその範囲内を目指して頂くのが良いでしょう。


以上の3点からも、開封率を取るのは簡単、なおかつ目的達成のためには開封率の計測と改善が重要ということをお分かりいただけたかと思います。これらを踏まえたうえで、開封率を上げる為の工夫についてご紹介させて頂きます。

開封率を改善するコツ

1.リストのセグメント

まず、検討度合いによってリストのセグメントを行いましょう。

皆さま経験あるかと思いますが、残念ながら顧客の検討意欲が高まったタイミング(BtoBであれば資料請求BtoCであれば商品購入 等)から、そのサービス/商品に対する検討度合いは時間と共に変化していきます。

そんな検討度合いが様々あるリストに対し、一括で同一内容のメールをしたとしても、なかなか求める効果は得られません。

例えば、半年前に検討していたものの、現状は検討していないといった人に急に商品の割引キャンペーンメールを送ったところで興味を持ってもらえるでしょうか。

おそらくキャンペーンメールで検討度合いの低い読者の気持ちを動かすということはなかなか難しいと思います。したがって、

検討度合いの高いリスト⇒「今だけ半額!」のようなキャンペーンメール

検討度合いの低いリスト⇒「○○とは」のといった基礎的なお役立ち情報メール

のように、まずはざっくり2つに分けるだけでいいので少しでも読者の状況に合わせたメールを配信してみましょう。

2.件名

読者がそのメールを開封するかしないかは件名で左右されます。実際の弊社の調査結果でも、42.2%の方が件名で読むか読まないかの判断を行っているというデータが出ている程です。

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ここでは10年以上メルマガ施策を行っている弊社が持っている多くのノウハウの中から、数点ピックアップしてご紹介させて頂きます。

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差し込み機能

皆さまがメルマガを受け取る際、【○○様】のように件名に自分の名前が入っているのを見たことがあるのではないでしょうか。

実は一斉配信を行いながら、あたかも個別で送られているようなメールを配信することができます。これを「差し込み機能」といいます。開封率UPには非常に効果的な機能です。ただ、リストによって出し分けが必要になります。ポイントは、「その顧客と関係性を築けているのか否か」です。既に営業担当者への認識がある、既にその会社の商品を購入したことがある等、一定数関係性が築けている場合は件名に名前を差し込むことで、「▲▲社から自分宛にメールが来ている」と意識してもらえる為、開封率UPにつながりやすいのです。 一方で、展示会にて名刺交換のみ行った、過去に商品の購入を検討しメルマガ登録だけ行った、といったいわゆる検討度合いの低いお客様に名前の差込みを行っても、「知らない人から自分の名前が呼ばれている」と思われるだけなので開封率が上がるとは言えないでしょう。

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文字数

開封してもらう為の件名として、実は文字数も非常に影響してきます。
メルマガにおいて適切な文字数とされているのは【15~25文字】です。PC、スマホ限らず、どのデバイスで開いても、件名を最後まで読むことが出来るということがポイントです。なぜなら25文字以上の件名だとデバイスによっては全文表示されないことがあり、伝えたいことが全て伝わらず、開封されない可能性が高いからです。件名を分かりやすく書き、メールで伝えたい概要を書ききることでよりそのメールの内容に興味を持った人がメールを開封してくれることになります。

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重要なことは左に

上記のように、件名で見られる文字数は限られていますので、なるべく重要なことは左側に入れるように心がけましょう。

「重要なこと」とは、メルマガ開封率をUPさせるためのコツとして頻出される「4U 」等をイメージして頂くと分かりやすいかと思います。
4Uとは件名に限らず、効果的な見出しを書くためのセールスライティングにおける4つの原則です。

・緊急性(Urgent)
・有益性(Useful)
・独自性(Unique)
・具体性(Ultra-Specific)

例えば、以下のような4Uの原則に従った件名であれば、開封率がUPする可能性は高まります。

「速報!」
「〇名様限定!」
「〇件の導入実績を持つベンダーが語る!」
「成約率〇%アップ!」

以上のことから、件名には最も伝えたいこと、アピールしたいことをなるべく冒頭で記載していきましょう。

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3.差出人名

件名の次に、大きく影響するのが「差出人情報」です。
こちらも、弊社の調査結果にて32.2%の方が差出人情報を見て読むか読まないかを判断するというデータが出ております。

関連記事:メールマガジンに関する意識調査2020

皆さまも、差出人情報を見て知らない会社からのメールだった場合、開くのに躊躇すると思います。もしくは迷惑メールと判断する人もいるかもしれません。その為、差出人情報として設定すべきなのは「メールの受け取り手が認識している名称(サービス名や企業名)」です。

【良い例】

・配配メール <xxxx@xxxxx.jp>
・株式会社ラクス 川﨑<xxxx@xxxxx.jp>

【悪い例】

・<xxxx@xxxxx.jp> ←差出人情報を設定していない
・○○通信 <xxxx@xxxxx.jp>

このように「メールの受け取り手が認識している名称(サービス名や企業名)」でメールを配信することで、受信者も信頼感を持って開封することができます。 上記を参考に、差出人情報の工夫も行ってみましょう。

関連記事:成功するメールマーケターが実践するパーソナライズメール3つのポイント

4.配信のタイミング

メールを開封してもらうには、当然読者の目に入るタイミングに配信するということが大切です。その為には、いかに読者がメールチェックをするタイミングに合わせて配信できるか、という点も肝になっていきます。

私自身よくお客様から、
「開封してもらいやすい時間帯とかってあるのですか?」
といったご質問をいただく為、
「ToCだと平日の通勤時間や土日、ToBだと平日のお昼前後」

という回答をすることが多いのですが、業種業態によっても変わりますし、配信しているリストのセグメント方法によっても変わります。

深夜時間帯を除くと、開封させるのにベストな時間というのはありません。自社の読者の場合はどの時間が開封されやすいかを調べ、その統計から配信のタイミングを決めていくのをお勧めいたします。

弊社が提供するメールマーケティングサービス「配配メール」では、前回顧客がメールを開封した時間に合わせて、自動でメールを送り分ける「メモリー配信」機能があります。本機能を活用することで、自社の最適な配信タイミングを分析し、それに合わせてメールの配信設定をするといった時間からメルマガ担当者を開放します。効率的でラクなメールマーケティングを支援する機能となっておりますので、ご興味のある方は下記から詳細をご確認ください。

参考:自動で配信時間を調整する「メモリー配信」機能とは?

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関連記事:メルマガの配信時間はいつがいい?効果的なタイミングと開封率を上げるテクニック3選

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最後に

配信の目的から開封率を改善するコツまで紹介いたしました。「メール配信の目的達成への分析」というと少し小難しく聞こえますが、紹介したような少しの工夫をすることで十分改善することが出来ます。

まずは開封率の改善から始め、そこからのクリック率、コンバージョン率、とフェーズを変えて改善を行って頂ければ、本来の目的達成への道はそう遠くないはずです。

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関連記事:うちのメルマガ開封率は低すぎる?メルマガ開封率の基準と改善方法とは?


とはいえ自分1人で毎回コツを調べて改善を重ねていくのは結構厳しそう…と思われる方も多いと思います。弊社ラクスがご提供しているメールマーケティングサービス『配配メール』では、御社専属社員をアサインさせていただき、二人三脚で御社の目的達成を目指していける体制を整えております。

弊社では10年以上メールマーケティングサービスのご提供を行っており、その経験の中でノウハウ知識を培ってきました。勿論、自社でもこれらの知識を活用してメルマガなどのメールマーケティング施策を実践し、様々な検証を行ってきました。メルマガ施策に関するノウハウについては自負しておりますので、その知識をフルに活用して御社の目的達成を目指していければと思います。

気になった方は是非、下記よりお問い合わせください。
(今メルマガやっているけど不明点がある等、勉強程度でも構いません。)

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川﨑渚

人材派遣会社での1年半の営業を経て、より働きやすい環境を支援していきたいとの思いで2019年8月にラクスに入社。メールマーケティングの運用提案に従事している。父は脚本家であり、アニメ「ふたりはプリキュア」の主人公名は自身の名前が由来。現在の渚は大のビール好きである。
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