フォローメールとは?効果的な書き方・例文も徹底解説!
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皆さんもご経験があると思いますが、世の中には「つい開封してしまうメルマガ」というものが存在します。なぜ開封したのか、その理由を考えたことはありますでしょうか。
私たちはパソコンやスマホなどで日々いろいろなメルマガを受け取っていますよね。でも、そのすべてに目を通しているわけではないと思います。よほど意識して受信するメルマガを選別していない限り、“開封して目を通す”というアクションにいたる数は、それほど多くありません。あらゆる種類のメルマガが大量に配信されている今、「なんとなく読み飛ばしていくもの」という認識が受取り手に根づいているからです。
さて、そんな中、アナタは今日どんなメルマガを開きましたか?開封されたメルマガには、「…お?」と思わせるなにかがあったハズです。
メール開封前、受信箱で確認できる情報は、以下の3つ。
たいがいの場合、読者にとって最初のひっかかりになるのは「件名」。
「メルマガは件名で決まる!」と言っても過言ではないくらい、重要なポイントです。メールに対する興味や思い入れもあるかもしれませんが、中でも大きな違いは「件名」です。
法人の発行するメルマガで陥りがちな失敗は、「なにが書いてあるかわかればいい」とばかりに、雑な件名をつけてしまうこと。まるで業務連絡のような味も素っ気もない件名を冠したメルマガ、これはまず開封されません。
件名は本文の内容を総括する場ではありません。メールを受信した人が最初に接触するメッセージであり、ファーストインプレッションを左右するもの。毎回、魅力のない件名でメルマガを送り続けていれば、開封されないどころか、不要なメルマガとして解除されてしまうことだってあります。
では、どのような件名ならば、思わず開封してしまうのか?自分自身で受信している他社のメルマガの件名を、じっくり見比べて分析してみるのも勉強になると思います。
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メルマガにおける件名の重要性はわかったところで、もうひと押し。件名の改善は単に開封率を向上させるというだけではないことをお話しておきましょう。
開封されないメルマガの件名の特徴は、文字数が長くて文章が見切れてしまっている、受信者がメリットを感じられないことが特徴として挙げられています。私は過去に、メルマガの件名を工夫して、非常に効果が上がった実例をたくさん見てきました。
たとえば、開封率がおよそ10%だったメルマガのタイトルにテコ入れしたところ、開封率が約13%まで上昇しました。その結果、メルマガ内のクリック数も2~3%増加。最終的には、売上げが約1.7~2倍に増えました。
これは非常にうまくいった例ではありますが、どのメルマガにも同様の可能性が眠っています。個人的な見解では、新たにメルマガを開封するようになったお客様は確度が高く、売上げ向上にもつながりやすいのではないかとにらんでいます。
繰り返しますが、メルマガを見てもらうきっかけである「件名」は非常に重要です!メルマガの最終目的である実益を左右するものだと心に留めて、全力で磨き上げましょう!!
件名は10~20字程度の短い文章ですが、案外、発行者の個性が明確に表れるものです。定期的に送られてくるメルマガの件名から、企業イメージを膨らませていることも考えられます。味気ない件名を見て「なんか堅苦しい会社…」なんて思われているかもしれません。ですが、貴社なりの勝ちパターンを見出せば、「ココのメルマガはつい読んでしまう」という魔法を、お客様にかけることもできるのです。
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重要なポイントは件名とお話ししましたが、実は「差出人名」もポイントとなる点です。
件名は工夫されていても、「差出人名」を工夫されている企業はあまり多くないかと思います。差出人名をちょっと工夫するだけで開封率アップの可能性を高めることができます。
受信ボックスを改めて見直してみると、表示されている項目は件名だけではありません。件名の隣には差出人名が並んでおり、差出人名が太字、件名よりも大きな文字で表示される傾向にあります。メールの件名よりも差出人名が目立つのです。
差出人名は、どこから送られてきたメールなのかを受信者に示すためのものなので、メルマガの場合、配信している企業や団体名の名称がつけられているケースが多いかと思います。
普段から、そのメールアドレスでやり取りをしていたり、メールアドレスから普段からやり取りを行っている人はもちろん、企業であっても、日常的に利用していて馴染み深く、信用できるブランドと思われていれば警戒されることは少ないですが、全く面識のない企業、知らない人からのメールは、読まなかったりそのまま破棄されてしまうことが多いです。
メルマガの受信者にとって見覚えのある会社名や名前が目に留まれば、あなたのメルマガが開封される確率が上がります。BtoBのメールマーケティングの場合、個人名でメールを出した方が開封率は高いと言われています。メールの差出人がサービス名やサイト名だと営業と思われて避けられてしまいますが、個人名で送っていると何か仕事のメールかもしれないと思われ開封してもらえる確率が高まるからです。
先ほどもお話ししましたが、差出人名は件名と並んで表示されます。二つ並ぶことで、件名と差出人名はお互い引きたて合い、より一層、メルマガを提供する側の意図や目的が受信者に伝わるでしょう。
メルマガを配信する時間は意識していますか?配信時間を軽視していると、せっかく送っても読まれていない可能性が高くなってしまいます。深夜など非常識な時間帯の配信はクレームにつながることもあるでしょう。メルマガの開封率を高めるためには配信時間も工夫する必要があります。
メールは24時間いつでも送ることができますが、当然受け取る時間帯によって効果に差が出てきます。
あなたの読者層について、その属性やライフスタイルをしっかりと調査し、イメージをしてください。その上で、いくつかの時間帯で配信を試し、反応の良い時間帯や、開封率の高い時間帯をチェックすれば。効果的な配信時間が見えてくるでしょう。
一般的にメルマガを送る曜日は週末前後よりも週中日のほうが開封率が高いと言われており、メルマガを送る曜日は一週間のうちで一番メルマガの開封率が高く、効果があるとされる曜日は火曜日だそうです。
そして時間帯ですが、メルマガを配信するターゲットによって、配信時間は異なります。
例えばビジネスマンの場合、電車通勤の時間やランチタイムの時間帯が開封を狙えるチャンスです。主婦の場合、家族が仕事や学校に行っている週明けの曜日にメールやメルマガをチェックすることが多いようです。若者は、家でゆっくりしている21時以降にメルマガを配信するのがベストでしょう。商材によってターゲットが異なるため、一概にこの時間帯が最適とは言えませんがメルマガの読者の行動パターンを考えることが重要です。
自社のメルマガ読者がどんな人たちで、その人たちの行動パターンがどういうものなのかきちんと想像した上で最適な配信タイミングを決めるようにしましょう。
関連記事:メルマガが読まれる時間帯は?ベストな配信時間を知りたい!
セグメンテーションとは、市場や顧客を分類することです。地理的変数や人口統計変数など使って市場や顧客を分類します。
セグメンテーションの目的は顧客ニーズや自社の提供価値で分類して、自社の事業にとってターゲットを決める事です。
セグメント配信とは、配信リストから対象となる顧客を条件で区分(セグメント)してメールを送信するメールマーケティング手法の一つです。セグメントメールや抽出配信と呼ばれる場合もあります。
では、なぜセグメント配信したほうがいいのか。
誰だって、自分の興味のある、ほしいと思っていた情報がメールで届いていたら、思わず読んでしまいます。すべてのユーザに一斉配信でメールを送ると、中には「この企業のメッセージは自分には必要ない」と感じる人もいます。
ユーザに不要と思われてしまうと、次回からメッセージは開封されなくなってしまいます。そのため、セグメント配信の方がマーケティング上、有効だと考えられています。現在、セグメント配信は、メールマーケティングの効果を上げるため多くの企業で利用されている手法です。セグメントの分け方は、性別や年齢層など基本情報に基づくもの以外にも、購入頻度の高い商品ごとのセグメントや、会員登録後●か月以内の会員、それぞれの購買データに基づいて分類するのも有効です。様々な角度・軸からセグメントした情報は、以後のマーケティング戦略を策定していく上でも重要な元データとなりますので、有効活用していきましょう。
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