HTMLの波はBtoBにも来ている?

HTMLの波はBtoBにも来ている?

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BtoBメルマガ、どうしてる?

ユーザに向けて配信する、いわゆるBtoCメルマガはHTMLメールを選択している企業が多くなってきました。デバイスが多様化する昨今、その有用性は以前にもご紹介したことがありました。HTML形式のメルマガが増えてきている中、なかなかHTML化が進まないメールがあります。 それが対企業に向けたBtoBメルマガです。 しかし、ここに来てBtoBメルマガにもHTML化の波が来はじめています。そこで今回はBtoB向けHTMLメールについてご紹介します。

HTMLって危なくないよ。企業の姿勢に変化

BtoBメールのHTML化を阻む壁としては閲覧環境が上げられます。個人のメールとは異なり、グループウェアを入れていてHTMLの表示が出来なかったり、根強く残るHTMLのセキュリティーの懸念などから、そもそも会社のルールとしてHTMLを受け取れないようになっていたりしました。 ところが、WEBの技術の発達とともに、これらに変化が訪れました。みなさんの会社でも導入しているところもあるかもしれませんが、GoogleのGmailをはじめ、種々のWEBメールを会社で利用されるようになりはじめました。また、セキュリティーレベルが向上したこともあり、HTMLへの懸念が薄まってきています。そうなると、これまで環境に依存して配信できなかっただけなのですから、BtoBに対してもHTMLメールを送ろう、というのは実に自然な流れなのです。

HTMLメールを送るメリット・デメリット

ここではBtoBメルマガでHTMLメールを送るメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット:効果測定が可能

BtoCメールの際にもお伝えしたと思いますが、HTMLメールの強みは開封やクリックなど、ユーザの動きを計測できること。どんなタイトルが開かれやすいのか、どんなコンテンツがクリックされるのか、ユーザの行動がわかれば、その結果を分析することで、より効果の高いメルマガを配信していくことができます。 と、ここまではBtoCメールと同じメリットです。ここからはこの効果測定がBtoBメールにどのように役立つのか、お話しましょう。 対企業へのメール、ということはそこには営業活動という側面が強いはず。メルマガを送って、その反応を計測できるということは、顧客の反応を理解することができ、その結果を営業活動へとフィードバックすることができます。 あるサービスについてクリックをしている顧客がいた場合、その顧客は少なくともそのサービスについて興味を持っているということ。であれば、そのサービスについて直接営業をかければ成立につながる可能性が高くなります。 このように、BtoBメルマガの効果測定は優良顧客の発掘に役立ち、効果的な営業活動へつながります。

デメリット:環境に制限がかかる

デメリットについては先ほどもお伝えしたように、受信環境に左右されると言う点です。いくら技術が進歩したといっても、まだまだHTMLを受信できない環境の企業は数多く存在します。せっかく作ったメールが届かないのでは、営業にもつながりませんし、その分の稼働があまりにもったいない。HTMLメールを送る際には顧客の受信環境をしっかり確認するようにしましょう。 ただ、こういった問題は作り方を工夫することで、避けることができます。それがリッチテキストメールという手法。HTMLほど手間もかからず、HTMLほど受信環境を選ばない便利な配信形式です。HTMLメールと比べると、表現に制限はありますが、そこはBtoBメール、もともとそこまで華美な装飾は必要ない、と割りきってしまいましょう。 リッチテキストメールについて、詳しくは以下の記事をご確認ください。 メルマガ界のトレンド!テキストメールをHTMLメールに切り替える方法

HTMLに変えるなら、マーケティングフローも再確認

以上のようにBtoB向けHTMLメルマガは営業活動にも役立つことがわかりました。そこで、どうせ導入するのならば、一緒にマーケティングのフローの見直しをすることを、わたしはオススメします。 そのためにも必要になってくるのがランディングページ。メルマガで反応があった顧客に対して、直接アプローチすることはもちろんですが、メルマガから直接、資料請求や問い合わせができるような仕組みを構築することで、より大きな効果を上げられることが考えられます。 メルマガのコンテンツに適したランディングページを用意し、そこから資料請求や問い合わせができるフォームを用意すれば、顧客に対してこちら側からアプローチするだけでなく、顧客側からも我々配信側に対してアプローチができるようになります。 LPの作り方についても以前紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。 面白いほどサイト誘導ができる!HTMLメルマガのためのランディングページ入門 BtoBメールをHTMLメールにすることで、驚くほど営業活動が活発になるはず!ぜひ今回ご紹介した点を参考に検討してみてください!  
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米澤 信弘

株式会社ライトアップでメールマーケティング施策やコンテンツ制作のプロデュースを担当しています。愛読書は北方健三先生の大水滸シリーズです。
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