フォローメールとは?効果的な書き方・例文も徹底解説!
- ビジネスメール
前回は、メルマガの「ビジュアル」についてお話ししました。
メルマガにおけるビジュアルづくりは、自社のチャームポイントのアピールテクニックです。
お客さまがパッと見た瞬間に「魅力的なメルマガだな」と思わせるためには、女性がメイクをするかのように(笑)、研究を重ね、入念かつさりげなくビジュアルを作り上げていかなくてはいけません。
トライ・アンド・エラーの繰り返しによって、自分にぴったりのビジュアルを生み出すのが最終目標。
しかしながら、「エラー」になるであろうチャレンジは、最初から試みるべきではありませんよね。
今回お話しするのは、いわゆる「メルマガ界で“やってはいけない”」鉄則のひとつ。
それは、ボリュームで勝負する!という行為です。
いわゆるコンテンツやテキストの分量のことですね。
言ってみれば、ボリュームもメルマガのビジュアルを構成する要素のひとつです。
どなたでも、自社商品に自信があれば、メルマガにも自然と力が入ります。
「アレも、コレも、お客さまに伝えたい!」「この商品の素晴らしさを、言葉を尽くして教えたい!」
高ぶる気持ちそのままに、筆(タイピング)が走り…結果、過剰すぎる大盛りメルマガになってしまう。意外によく見かけるパターンです。
メルマガの種類にはいろいろありますが、商材を紹介するメルマガの場合、重たいメルマガは、それだけで嫌われてしまうもの。
「ウチのメルマガは普通の長さだと思うけど」
そんなふうに思っている方にも、メルマガのボリュームがどのような影響をもたらすのか、知識として知っておいていただくと、今後の役に立つと思います。
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ボリュームが多いヘビー級メルマガは、なぜ読んでもらえないのでしょう?最初は開封率がよくても、重たいメルマガを送り続けているうちに、徐々に読者離れを起こしていくというのが、私の経験則です。
熱心にメルマガを作っていらっしゃる方ほど、「内容はとても充実しているのに、なぜ?」とお悩みになるようです。ボリュームは開封率を左右する一大ポイントなのです。
その理由を悪いメルマガの例と一緒に見てみましょう。
これは悪いメルマガの例です。商品の良さを伝えたいのはわかるけど、まとまりがなく長すぎると感じてしまいます。非常に読みづらいですよね。このような「長すぎる」メルマガが敬遠される理由として次のことが挙げられます。
理由その1 読者が疲れる
理由その2 焦点がどこなのかわからない
理由その3 コンテンツクオリティが高まらない
ひとつずつご説明しましょう。
なんとも単純明快ですね。メルマガに限らず、人間は長くて重たそうな読み物は、よっぽどのモチベーションがないと読もうと思いません。
雑誌やカタログを手に取ってパラパラ見る、という行為はそれほどハードルが高くないけれど、分厚い哲学書やロシア文学を、「気まぐれでめくってみる」というふうには、なかなかならないもの。
「内容が詰まっているけれど重たそうなもの」という作りは、メルマガでは避けるべきなのです。
いろいろありすぎて目移りしてしまう現象がメルマガ内で起きると、読者の頭は一種のハレーションを起こし、クリックする場所がいっきにあいまいになります。「このメルマガでアピールしたいこと」をひとつかふたつに絞っておけば、クリックすべき個所が光り輝いて読者の目に映るハズです。
「A or B」を問うアンケートの回答率が非常に良いように、読者のアクションを促すなら、選択肢はぎりぎりまで絞って提示するべきです。
「その3」はコンテンツのクオリティの問題。メルマガは、長くしようと思えばいくらでも長くできます。長さを決めるのは作り手です。しかし、メルマガが作り手の思いをぶつける場になってしまってはいけません。単なる「自己満足メルマガ」と化してしまいます。読者を楽しませる視点で展開できていないメルマガは、はっきりいってアウト。読む人の気持ちになって、内容を精査し、本当に届けたいことはなにか、熟考する。この過程があってこそ、メルマガのクオリティが高まるのです。
関連記事:どうして急に………?メルマガの開封率が落ちたときにやるべきこと! Vol.1
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それでは、どうすれば「長すぎ」メルマガから脱却できるのでしょうか?
ポイントは3つあります。
1.ワンスクロールで見切れるくらいのコンパクトな量にする
2.URLはファーストビュー内に設置する
3.配信頻度を増やす
メルマガの平均的な閲覧時間は2~5秒と言われています。ということはその時間の中で伝わる構成にしなければなりません。そのため1度に送るコンテンツは出来るだけ少なくしたほうが、より確実に読み手に情報が伝わるようになります。
この流れから、URLをクリックしてもらうためにはファーストビューの中に設置したほうがクリック率は高いことは想像できるのではないでしょうか。
コンテンツを減らすと伝えたいことが伝わらないのではないかという疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
メルマガは「質より量」と言われています。コンテンツを減らす代わりに配信頻度を増やしましょう。せっかくメルマガを作成しても、見てもらわなければ意味がないので、頻度を増やして開封してもらうチャンスを作るのです。
悪いメルマガの変更例
スクロールしてもスクロールしても終わりが見えない…とまではいかなくても、それに近いメルマガは決して珍しくありません。
そのようなメルマガを送り続けた結果、「ココのメルマガは重たい」→「開きたくない」→「もう登録手続きを解除しよう」という流れに、いともあっさりとなりますので、ご注意を。
それほど長くないメルマガでも「出す情報をもっと絞り込んだら、クリック率も開封率も上がるはずなのになぁ」と思うものも、結構あるんですよ。ボリュームの観点から、自社のメルマガを見直してみてはいかがでしょうか。
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